行政書士から拡張業務へ

基本資格行政書士を活用して代書屋からの展開

死後事務委任者、急逝する

 緊急事態発生。しかし、私は体調を崩した菊ちゃんの代わりに上京して会議に出席している。その時に電話が入った。登録されていた名前を見た時に、電話に出なければと思ったが満席の一角に居るので、取る訳に行かない。留守番電話に録音された。

 休憩時間に留守番電話を聞く。電話が、鹿児島県出水市の方からだった。実は、1年ほど前に地域包括支援センターから紹介を受けたと言って、その鹿児島県出水市の方から電話があって、大阪にいる親族の日常支援と死後事務を依頼された。

 通常の支援であれば特に問題はないが、本人面談で聞いてはいたが極度の難聴で視覚に障害がある。聞こえず見えずで、どうやって意思を確認して契約をするかが問題だった。

 面倒を見てくれる親族が何と鹿児島県出水市在住の方で、電話でお話しして契約が必要で耳も目も異常で、理解出来ないので困ったと伝えた。

 姪と叔父さんの関係で、心配で昨年安否確認に来て入る本家のお墓があるので、何とか戻って来て欲しい、と伝えた。しかし、説得するも迷惑掛けたくないと帰省は拒否。もう、80歳を超えて奥さんも亡くして、独り生きている様を見て切なくなった。

 直接支援は、知己のある社会福祉士のケアマネジャーがプランを建てていた。その方に変調があった時には、私が対応することとなっていた。その変調の連絡は、ケアマネジャー事務所の方が対応してくれた。

 直ぐに連絡しようとセミナー中だったが、会場の12階から1階に降りて、スペースのあるエントランスにて電話をしようとしたら掛かって来た。救急搬送に着いて行った女性職員からの電話があった。

 心臓が停止して搬送された病院を聞いて、状況の報告を受けた。明日、大阪に戻ってから門真市の三井住友銀行に2時に予約してあって、成年被後見人の再発行手続きしてあるキャッシュカードを受け取る事になっている。

 それが終わったら、病院へ行く約束をした。同意書の署名などして欲しい、と言われたがその代理権はないので姪の指示があれば代筆を行う旨の返事をした。

 セミナー会場に戻った後にも、ケアマネジャー事務所から連絡があったが出られない。終わった午後5時過ぎに、再度、階下に降りて連絡した。そうすると、警察官と代わると言われて、お話しした。亡くなった本人確認が、独居で近隣に親族がいないので、身元引受人となっている鹿児島県出水市の姪が入院中で手術を行うので、落ち着いてから対応する事となった。

 当初は、明日4時に門間警察署に行く事になっていた。夜10時頃に警察から電話で留守番電話が入っていて、折り返しを求められたので、折り返し掛けた。

 本人確認が出来ないので、ご遺体を引き渡す事が出来ない。親族の身元引受人に鹿児島県出水市の姪に顔写真を送って確認した後に実行する事となった。

 葬儀社へ引き取りをお願いしたり、夜遅くに取り消したり、振り回して申し訳ない。

 沢山の対応があって、今日一日中大変だった。大阪府から、補助金申請で新幹線の移動中に電話があって東京に着いてから新橋に移動して、絶品の鰻を頂いた。兎に角、東京に帰ったら鰻を食べる事を決めていた。

 居住支援全国サミットは、厚生労働省と国土交通省の共管になった居住支援事業の法改正について、その他、事例報告として広島県と大分県から提供された。何度か、席を立って電話して、中途半端になった学習もあった。

 終わってから、フラフラ歩いて新橋駅に向かう途中に「すしざんまい」があったので入店して夕食とした。

 サミット中に東日本大震災の時間を迎えたが、黙祷の機会を得られなかった。震災後としては、初めてだった。申し訳ないです。仙台出身として忘れてはいません。