行政書士から拡張業務へ

基本資格行政書士を活用して代書屋からの展開

日頃、思っている事を、少し

 昨日の朝日新聞朝刊の1面と2面の多くの紙面を割いて、お一人様の高齢者の老後の問題を取り上げていた。どんなサービスを利用するにしても保証人や連帯保証人を求められる事が多く、その対応に苦慮しているご本人と行政の手続き上の課題が示されていた。

 人生最後の最後に来て、入所や入院果ては死去に至った時の対処が問題なのだ。入院時の連帯保証人が、入院費用の支払いや亡くなった後の遺体の引き取り。または、入院中の手術の同意や延命措置の意思確認などは誰がするのか。

 親族が居れば、調査して問い合わせがなされる。しかし、特に都会で生活して来た人は、田舎の親族や家族とは疎遠になっている。また、高齢になっていて、親族家族と言えど負担する金銭的な余裕も田舎から出て来る時間的体力的に提供出来る余裕も無い。

 なので、他の手続きを取ることになるが、その手続きを取れるまでに多くの手続きや時間が掛かる。そこに到達するまで、誰が動いて誰が費用を負担するのか、が課題となっている。

 私は、現在、その課題解決に向けて活動をしているが、本当に大変でスムーズに進まない事ばかり。その上、親族などがいないので費用の負担どころか報酬すら得られない案件もある。

 新聞にもあったが、その課題解決のキーステーションとなっているのが、地域包括支援センターである。

 私が全く営業もPRもせずに仕事が間断なく入って来るのは、地域包括支援センターとの繋がりがあって、それなりに誠実に仕事に対しているからこそだ。もし、少しでも手抜きや中途半端な対応をしたなら、横の連携がなされている地域包括支援センターからの依頼は直ぐにストップするだろう。

 偶々、40年以上前に行政書士の資格を取得していて、合格証書を保管していたので合格から30年後に登録が出来て事業がスムーズにスタート出来た。幅広い人脈も功を奏している。時々、珍しい仕事が入って来て調べながら処理して経験が蓄積される。

 他の同業者との同じ様な仕事は余り無くて、最初の頃の様に嫌がらせを受けることも無くなった。東京でも大阪でも、自分で努力して大きな事業実績を残している同業者が、多くの地域や組織の嫌がらせや妨害に遭って苦労している。

 折角、行政書士の仕事をPRするのに活躍している人を応援することも重要な活動だと思うが、自分の能力の範囲内止めようとしたり自分を超える人が生まれない様にするのか、残念な行為が、被害を受けている人がSNSで発信しているのを目の当たりしていると。大変だなと思う。

 衰退している商店街や町内会の様なものだと思っている。私は、もう高齢者だし邪魔されたく無いので、余計な事に目もくれずに求められた事を一生懸命にするだけだと思っている。

 組織を維持するのは大変だろうが、もう少し若い人に権限を移譲して自分の立ち位置を考えたら、穏やかな活発な組織が出来る様な気がする。自分の地位や仕事を守るだけでは業界は発展しない。AIに奪われる業界だと言われているのにどうやって立ち向かうのか、将来に希望が持てる指針を示して欲しい。

 そんな事を日頃感じている。

 さて、暖かい過ごし易い気候になっているが、今日も出勤して少し仕事をした。昼に戻って、軽い昼食をして一眠りする。

 今日は、メールで打ち合わせしたくらいで、大きな作業をするまでに至らず、穏便な1日だった。午後から外出して、桜でも愛でようと思ったが、動けなかった。夕方まで、ゴロゴロしていて、最近は風邪で寝込んでからスーパー銭湯に行く機会が無くなったので、久しぶりにマンションのお風呂に入ってサッパリした。