行政書士から拡張業務へ

基本資格行政書士を活用して代書屋からの展開

ネモフィラに

 予定の銀行が早く終わったので、行きたいと思っていた大阪のモネフィラの聖地「大阪まいしまサイドパーク」へ行く事にした。車で1時間チョイだ。比較的順調に行き着いて、先ずは腹こしらえをしようと、適当に空いている駐車場に車を入れた。

 よく見ると、リゾートホテルのような建物があった。旗が翻っているのを見ると、「ランチビッフェ」の文字が見えて、何も考えずに入り口に向かって室内に入ると、フロアの奥にレストランが見えてそこがブッフェなのが分かった。

 早速、料金を支払って入場した。席に案内されて、並んでいるもの、特に新鮮な海産物を見ると光っている刺身類に、やったと心の中でガッツポーズをした。

 トレイを手に移動を始めると「ステーキが焼けました」との声に誘われて向かった。お願いすると、多いなと食べられるか心配になる程、乗せてくれた。

 サラダやパスタを少しずつ取って、メインの天麩羅や刺身を取った。なのに、ご飯は炊き込みご飯だった。鯛ソーメンも頂いた。何度かテーブルと往復して、食べ始める。

 暫く、すると満腹感が襲って来て、全部は無理だと諦めた。一旦、休憩してコーンクリームスープを追加して、続いてホテルのカレーライス少々頂いた。

 もうダメ、と諦めた。アイスクリームやショートの甘いものデザートがあったが、諦めた。少し、休んでからいよいよモネフィラに向かった。

 大勢の人が、路上に並んでいる。バスで帰る人達だった。入場料を支払って入場して、コースに従って大勢の観客に着いてお花畑を周遊始めた。凄い風景に感動しながらも、多くの人が手入れして維持している大変さを思った。

 食事とモネフィラ鑑賞で3時間程度だった。帰路に着いた。足が重くて、疲労困憊だった。眠さとの闘いながら、頑張って起きていた。

 何の気なしに、予定表を見ると、今日の午前中の銀行の予定の後にスケジュールがあった。何と、4時から予定があって住所を入力すると到着時間がギリギリだった。地域包括支援センター社会福祉士のプライベート依頼で、相続手続きと不動産売買支援だった。

 その方向へ向かっていると、菊ちゃんからメールで、

 「お疲れ様です。早く着きすぎました。又車にもどります。」

 不味い。向かっている障がい者の金銭管理と成年後見制度説明する予定のお宅だと、気付いた。よくスケジュールを見ると、同じ姓の別な相談者で、その方向へ向かった。何とか、15分前に着いて、私は一人降りて相談者宅に向かった。

 金銭管理担当として菊ちゃん、後見制度説明として成年後見センター職員を集合させていた。二人と合流して、自転車で相談センター職員が着いて名刺交換する。

 当方の担当職員を紹介して、説明する人数が多いので、相手のお宅に迷惑なので私は辞した。

 戻って暫くすると、メールで報告があった。事前に、相談センター職員が相談して来た時に事前情報として頂いた、ご本人の主訴内容やご家族の同意に疑問がある内容だった。

 「お疲れさまです。

先程、ご本人様への制度説明終わりました。

ご本人様が金銭を預かることへの抵抗感が少しあったようなので、考える時間が必要と思いました。考えてお返事ください、とお伝えしましたので、結論をだして、またお返事いただけます。

結果、ご報告します。」

 と、だった。

 相談員が私に相談して来た時には、金銭を預けて安心したいとのご本人の相談だった筈だが、相談員の先走りだった可能性が大である。障がい者や認知症であろうと、本人の意思を尊重するのが基本である。なので、私は、

 「ありがとうございます。事前の情報と違いますね。そこが金銭管理も成年後見も根幹なので、無理強いはしないようにお願いします。」

 と、念を押した。

 返事が来た。

 「ご本人様、障がいですが、ご本人なりに考えがお持ちの方でした。本人申立で進めていくので、本人の意思を尊重しながら対応していきたいと思っています。」

 相談センターといえど、対応などの数字が補助金などに影響があるので、相談員が先走って本人の意思を曲げて制度に繋げる強引さが時々見受けられる。その上、説明などが丸投げで、私どもに責任が生じるように仕組まれる場合がある。

 支援成立しない時には、私どもの説明不足だと言われ、上手くご本人の同意が得られれば、自分達の制度に繋げた数字にプラスされる。この様な、福祉業界の当たり前をもう変えるべきだろう。

 朝は、10時に出発すると言っていたのに、何故か三輪さんが9時に迎えに来た。1時間早かったが、これまで、約束時間より早く来た事がなく、必ず20分から30分遅れて来るのが当たり前だったので、何も言わずに事務所を出て、車に向かった。

 三菱UFJ銀行での約束の1時間前に着いたので、三輪さんが朝食を摂っていないので駅前ホテルの喫茶室に向かった。

 喫茶店室で、三菱UFJ銀行に相談する内容の準備をしていると、今日の銀行の担当者から電話があって、準備しているので早く来ても良いとの連絡があって向かった。

 今日の相談内容は、市役所と構築した居住支援協議会の専用口座を作る相談だった。任意団体なので、口座が出来ないとなると、国からの補助金の受け皿が無くなるので、最悪の場合は当社の口座を活用する事となっている。

 口座作成の申し込みに際して、これまでの市との会議資料を持参した。総会資料に協議会メンバーがあり、会長は市役所での序列ナンヴァー3の理事である、本人確認に本人が来れるかが心配である。

 続いて、口座の名称だが協議会名称に続いて、会計責任者として当社の名称と代表取締役役氏名と続き、長過ぎて書類の作成などに大変な労力を使わなければならない、私が大変である。それに、銀行専用印鑑を作成するが、私が保管する事になるので、その印鑑の名称を決めるのも大変だった。