行政書士から拡張業務へ

基本資格行政書士を活用して代書屋からの展開

人間万事塞翁が馬

 確かに、人生全て塞翁が馬である。情けは人の為ならず、とも思う。それは、遠方に長時間業務を行って、疲労困憊でコンビニに立ち寄った時の事だ。突然、登録されていない電話番号で掛かってきた。

 豊中市の老人保健施設名を名乗って、個人名を当然の事ながら言って来た。私の反応が薄いので、突然、自己紹介と以前の勤務先、依頼を受けた案件のお話しを始めた。

 記憶が残っていない2ケースの話しをしてから、

 「佐藤さんにお願いした2ケースは、私が異動してから順調に済んだようで安心しました。」

 と、言ってから、実はお願いしたい案件があって、と詳細な内容のお話しを聞いた。

 人生だな、と最近、よく思える相談が多くなった。

 家族が年齢とともに、自分の不安を解消するために自己利益の方向に動いて家族の絆が崩壊していく。

 そんな案件が多くなって来た。よく考えてみると、その自己利益を計っている人の相談が多くて、自己利益を図る相談のお手伝いになっている。

 病気の旦那の年金を全部搾取している奥さんの老後の人生プランの支援、遺産相続の独占のプランへの支援、今日もそのような内容だと理解して、兎に角、一度面談をする事になった。

 人生、特に老後の人生プランへの必要な制度や手続きなどの一覧表のようなものを作ってあって、説明し易いパンフレットを先日作成してあるので、それを示しながらお話しをして支援して行く事になる。

 自分では覚えていない案件処理が、今日の相談者に記憶されていて、

 「どうしても、佐藤さんのお力をお借りして解決したい案件がありまして、、、、」

 と、言われると小っ恥ずかしくなって、後の言葉は覚えていない。

 相談のご本人は土曜日しか時間が取れない、という事で土曜日に豊中市方面にお伺いする事になった。

 さて、今日は住居確保の相談が2ケースあった。それぞれの事情があるのが身につまされたり、そんなバカな事に何故加担しなければならないのか、そんな事を思ったりして自分の気持ちを気付かれないように、動いて少しは社会へ還元できるように動く

 今日の疲労困憊の原因は、そのような利己利益を当然のことのように図ろうとする医療機関と在宅サービス業者との間をコーディネートする業務に疲れてしまった。

 成年被後見人緊急対応医療機関から、通常の医療機関への転院に同行と退院手続きと新たな入院手続きをとった。

 この退院から転院先の選定などは医療機関同士のシステム化されて、本人や家族など分からないので言われるままの手続きとなる。しかし、成年後見人という立場は医療機関の意見は聞くが決断は成年後見人にある。しかし、今日の和泉市、岸和田市の医療機関は分からないので意見を挟む余地はない。しかし、地域のケアマネジャーなどの在宅サービス事業者などは一応の情報や意見を持っているので、事前に意見は聴取していた。

 評判の良くない医療機関への転院は事実を提示されて反対していた。しかし成年後見人として反対すると、医療機関としても受け入れざるを得ない。とすると、医療措置が必要な成年被後見人は在宅医療提供の療養は無理で、代案を出さないと行けない。

 淡々と医療機関が作ったシステムに乗らざるを得ない。驚いたのは、医療機関が手配してくれた成年被後見人を転院先に運んでくれる介護タクシーの高額な料金に驚いた。移動時間が10分弱だったので、数千円を覚悟していた。処が、示された料金が7500円だった。

 転院先に移動する前に、これまで入院していた救急対応の病院で、引き継ぎを受けた。説明を受けながら、何枚もの報告書や引き継ぎ書、同意書、を預かって会計で支払いを起きなう。これらは、私の立て替えで後からその金額を成年被後見人の口座から引き出す。

 今日の対象の成年被後見人は元々財産があり、加えて私が成年後見人に就任してから、新たな銀行での数千万円の財産を発見しているので、何も心配なく安心してレンタルなどを申し込めるのが嬉しい。

 転院先でも、担当医、看護師長、事務職の説明を受けながら署名を何枚も行った。その際、一番念押ししたのが、最悪の事態に至った時には、勝手に葬儀社を呼ばないように言って、連携している葬儀社の担当者指定した。

 朝、和泉市に向かったのは高速道路を使用したので、1時間弱で到着して余裕時間で昼食出来た。折角、遠方に来たので地元の名物でも食べたくて駅前の商店街に行ったが、シャッター通りで何の事はない、餃子の王将にてチャーハン定食を頂いた。