行政書士から拡張業務へ

基本資格行政書士を活用して代書屋からの展開

大事な資料が見つからない、の恥ずかしい結末

 本当に一人で吸ったもんだして、しっちゃかめっちゃかの書類の山をひっくり返して、何をやっていたんだか。トドのつまりは、何のことはなかった。

 調子も元に戻りつつあって、朝の食事もその当時の具沢山の味噌汁と昨夜の天麩羅の残り、鰯、ピーマン、椎茸をは天汁を掛けてレンジで温めて添えた。

 少しは暖かくなってきた気候と夜明けも早くなって、通勤も楽になって来た。事務所が入って居るマンションの郵便ポストから郵便物を取り出して、事務所に向かった。事務所のドアポストからも、不在票を取り出す。

 実は、昨日、一昨日と配達を午前中と指定したのに、昨日は起業家と喫茶店で面談時間を約束してしまった10時15分に出た後に配達されたので不在だった。一昨日は、12時に出発してセミナーに出るので、11時半に着替えにマンションに戻ったので、配達された時間には不在だった。

 その不在票が二つの郵便があった。一つは長男に頼んだ借地権付き不動産を購入した際の、借地の地代支払いに対する保証人を依頼したので、その押印後の契約書を印鑑証明書と一緒に送ってくれた。そのレターパックの郵便局での保管期限が今日24日になっていた。

 もう一つあった不在票に書かれていた差出人の氏名に記憶がない。誰なのか、分からないので、嫌な気持ちになっていた。その郵便物受け取りに郵便局に、9時頃に出て郵便局に受け取りに行こうと思っていた。

 その際、郵便局のATMにて金銭管理を行って居る入院中の患者の口座から病院へ納付する積りだったので、その通帳とキャッシュカードを探した。

 ご本人の関係資料などがファイリングされて居る2冊のファイルをチェックした。しかし、ある筈のものが見当たらない。それから、20冊を超える他のファイル、積み上がって居る資料、もしかしたら他の人のファイルに間違って入っていないか、確認んする。無い、おかしい。

 机の上の、無造作に積んである資料をひっくり返す。各方向に分散して最近置いた資料を見るが無い。この手順を何度か繰り返す。

 椅子にグッタリと座って、その通帳とカードを使った時の事を思い出して記憶を弄った。三輪さんと一緒にゆうちょ銀行に行って、二手に分かれて三輪さんが手続きを行った。私が、終わってから三輪さんの手続きを行って居るATMに行く。

 作業が終わってから、自動販売機に向かった。その前に、手続きが終わって作業を終えた三輪さんの手から受け取って、作業台にて私のバックパックに入れた筈だ。その筈なので、バックパックを何度も確認した。

 途方に暮れて、三輪さんにメールした。見当たらないと訴えて、三輪さんのバックに入っていないか、と聞いたら、

 「準備して、事務所に向かいますので待ってください。他者の目で見てみます。」

 そう言って安心させた。

 いつも、こんな感じで見つけてくれる。その三輪さんが来るまでの間、数回同じように確認したが、徒労だった。

 三輪さんが、来てくれた。事務所に入って来た三輪さんに余裕のような感じがあった。ゆっくりと、オーバーを脱いで、さあ、という感じで、

 「バックパックに入っているんじゃ無いですか?」

 と、言ってdocomoのロゴが入って居るファイルを取り出して、中を確認して資料の間に挟んであった探し続けていた通帳を示した。私が数時間を費やしても見当たらなかったのに、ここに締まったと覚えていた三輪さんが、ホンの数秒で探してしまった。

 恥ずかしく思ったので、直ぐに出発した。郵便局に行って、振り込みして不在票の郵便物を受け取った。郵便物はレターパックで、一つは長男の不動産賃貸契約の保証人としての押印した契約書2通と印鑑証明書。そうして、誰か分からなかった差出人は、その借地権付き不動産を購入した時に依頼した司法書士から、登記済みの各種重要書類だった。

 その契約書を持って、仲介不動産会社に向かった。一部大家さん分を手渡した。私が、郵便局で受け取った際に確認して、保証人として割り印が押印していなかったので、何か言うだろうと思ったが、やっぱり、印紙と閉じてあるテープを指して、

 「ここに割り印を押して欲しかった。」

 と、言ったので、

 「この程度の、家賃で保証人なんて要らないでしょう。」

 「分かりました。」

 で、終わった。

 その後、暫く、顔馴染みの女性宅地建物取引士と私が進める居住支援事業の現状をお話しして、これからのご協力をお願いして、受け入れて貰った。