行政書士から拡張業務へ

基本資格行政書士を活用して代書屋からの展開

 以前の私は、頑張った

何もしていないのに、疲労困憊だ。情け無い。午後からいつもの様に出掛けた。郵便局にて、社員の住民税納付手続きした。通常は、12月分の社員の所得税を天引きした分を納付するのだが、年末調整で過払い分を還付したのでその分を今月納付する納税額から加除して、還付額の方が多かったので、今月は納付額が無くなった。

 私は、会社が活動される際の必要な手続きは、概ね会得している。これまで東京で30年間上場企業や公益法人で勤務した業務内容は、会社が運営されるのに必要な経理や社会保険などから始まって、監査や補助金の申請から事業、企画など身につく仕事をさせて頂いた。

 社会人で最初に就いた仕事は原価計算だった。メーカーで製造した商品の蔵出し価格や販売価格をどう決めるのか、を実践している。

 その他、製造商品のネーミング会議や販売戦略などの会議を経験した。自動車と石油販売会社への指導監査は、役人のキャリア官僚の天下り先であった公益法人にて業界への指導や監査を実践した。

 特に業界の構造改善計画策定から本省の認証国家予算の分配、金融機関への融資や金利優遇の交渉。再び、業界の設備近代化や人材育成、国家資格の試験の実施、採点や合格者の決定迄のプロセス。不正事業者の摘発や聴聞を経て廃止手続きなど重要な業務にも就いていた。

 それらの経験があるので、当社には中間管理者はいなかった。3億円の売り上げを記録しても、事業計画や運用を合わせて全ての会社の処理は自分が行っていた。なので、少しの情報でも収益や経費の額の予測がついていた。なので、転覆する様な事態に襲われることは無かった。費用の調整を経営者の権限で行っていた。

 経営は初めての経験だったが、何とか試行錯誤しながらやり遂げている。慣れて来ると余裕が生まれて、学習に勤しんだ。公益法人で指導と監査をしていた時には、日々、法律や制度を学習して国家資格者への毎年の研修を主催して、研修資料も自分で原稿を作成して発注から校正を行って納品と他県組織に販売をして収益を上げていた。

 そういった一連のシステムも大切な経験になって、大阪に来てからセミナーや講習専門の学校を作って毎年5000万円以上は稼いでいた。

 指定申請から会場確保、講師確保や交渉という企画からパンフレット作成や募集から修了までの過程も全部自分が行った。未だ、元気だった頃だ。

 その様な時期もあったが、いつまでも体力がある訳では無いので、体力の変化を知って事業を変えて行く。自分の体力で、新たな事業に移行して行った奴は珍しいと思う。

 ゆうちょ銀行と三菱UFJ銀行を巡った後、関西電力病院脳神経内科へ受診に向かった。USBにデータが記録されているので、それを見ながら一部不備な日の記録の理由を説明した。

 ここ数週間、風邪気味で毎食後薬を服薬している。スムーズに呼吸が出来ない。なので、データが正常では無い。その苦痛の解消の為の薬を出してくれる事になった。

 処方箋を持って、薬局に行った。何と、薬の欠品があって薬局もスムーズに運営されていないと言う。その為に、1時間半以上待たないと準備出来ないと言う。

 隣接している喫茶店に入って待つ事にしたが、暫くして無駄な時間だと気付いて後日受け取りに来る事にして、戻り始めた。

 朝から、何度もリハビリテーション病院から電話があった。しかし、出られるような状態ではなく、折り返し掛けると今度は逆に接客中とか電話中で話しが出来ない。用件は分かっているが、私の方も相談したい案件があって、話しがしたかった。関西電力病院からの帰りにやっと話しができて解決する。

 施設担当者からも、何度も電話があって口篭ってはっきりした言葉を吐かないので、イラついたが我慢して。否定していた事が、社内の連絡ミスで私どもに言っていた言葉を覆すのに、何と言ったら自分のメンツが立つのかを考えているようだった。

 なので、私から言いたい言葉を端的に発して言いやすい様に誘導してやっと終わった。

 極めつきは、住宅確保の依頼だった。何度も公衆電話から電話をかけて来る。非通知の表示になるので、電話には出ない。留守番電話に録音が入っている。住む所が無くて、車の中で過ごしている。市からの紹介で電話を掛けている、との事だった。

 切羽詰まった声で、何とかしてあげたいが公衆電話からでは折り返しが出来ない。先週に何度もあったが、今日の夕方に携帯電話からの電話があって出ると、その先週電話して来た方だった。話しが出来たが、お金がない中で携帯電話を確保した様だ。

 直ぐに不動産仲介業者へ連絡して、2箇所ほど提案があった。早く、車中睡眠を救い出したい。

 その対応が終わった時に、ニュースが来た。何と、八代亜紀さんが昨年既に亡くなっていたと言う。同じ歳で、ショックだ。