行政書士から拡張業務へ

基本資格行政書士を活用して代書屋からの展開

1年のまとめに向けて

 年末近くになると、外部からの連絡など無くなって、多くの時間を自分の為に使用する事が出来た。いつもの時間での決まった作業は変わりがないが、朝、新聞もゆっくり読める。

 その新聞記事で気になったのが、空き家問題である。その対策事例として福岡県の不動産屋の対応が掲載されていた。実は、その対応策は、声を掛けられて事があって分かっていた。分かっていたが、全く、気持ちが動か無かった。価値が認められず、所有しているだけで固定資産税などの経費が掛かる物件を引き取ってくれるという対応策だった。

 山林など所有している方から処分の委託を受けていた。早速、その対策で対応をお願いしたら、何と多額の金額を一方的に支払うだけで、当方には1銭も入らない。所有権の移転登記費用だと言う何十万円を請求されるだけだった。 

 それで、何の解決になるのか。不動産屋は、リフォームするとか建物を解体して更地にして売却して収益を上げるのだろう。しかし、手渡す方の所有者は登記費用など支払うのみで何の収入にもならない。

 私の所有者から売却処分の委託を受けていた不動産が幾つかあった。岡山県の山奥の住宅付き土地、徳島県の山林、大阪府下の共同所有のうち一人が相続手続き拒否物件、兵庫県下の土地、未だあるが収益物件にするには難しく、どの不動産屋に相談しても、返事すらない。

 そこで、その様な引き取ってくれる不動産システムを知って相談すると、費用がかかるだけでプラスは無い。それでは、依頼者から裏取引でもしているのじゃないかと疑問を持たれる。

 何とかしなくちゃ、といつも思って何かないかチャンスを待っている。そん待っている時に、今日の朝刊の記事が目に入って来た。やはり、この様な事案に対応するには、依頼者ではなく受任者という立場でなければならない、と思う様になっている。

 その不動産屋だけが儲かるカラクリをもう少し学習して、収益に繋げようと思う。

 さて、出勤して時間を見ながら、年末調整の残った者の分とクレジット11月16日から12月15迄の実績が来たので、その内容を加えて経費の11月分迄作成した。

 数字だけ上げて処理をしていない7月から11月迄の数字を確定した。経費が振込や振替はその費用を負担する法人口座から処理されるのと、契約上は株式会社であるが、一部は他の法人の分があるので付け替えをしないといけない。例えば、携帯電話は全て株式会社で契約しているが、そのウチの3台はNPO法人常勤社員が使用している。

 事務所も株式会社が契約している事務所中2箇所はNPO法人で使用している。また、小口現金は私個人のポケットマネーで負担しているので、毎月の10万円から40万円程度を私への返済を必要としている。NPO分も毎月10万円程度は発生している。

 それらを毎月精算しているが、この7月分から体調を崩した私が手続き出来なかったので、纏めて振替手続きを今日取った。私の個人口座に200万円を超える金額が入金された。

 午前中の仕事が終わる12時から、いつものYouTubeにて歌を聞いた。年末だし、1年の締めくくりと意識してジッと考えて漠然と今日も「桂銀淑」さんの曲を聞いてから、歌ではない「北の国から」のドラマ中「純の初恋」場面の一部を見た。

 純の恋の相手「れいちゃん」の横山めぐみさんとの悲恋と呼んでも良いシーンが流されて見入った。もう何度も見入っている。何度見ても、悲しく切ない映像に自分達が送ったその中学生時代を思い出していた。

 村下孝蔵さんの「初恋」に歌われている歌詞がその時代の典型的な恋の形だった、しみじみと思った。そうして、突然、姿を消してしまう「れいちゃん」の事情も、あの当時の世相を表している良くある事情だった。

 兎に角、映像が素晴らしい。背景もそうだが、横山めぐみさんの一挙手一投足が素晴らしい。勿論、純の不思議な間が悲しさを増幅させる。胸を掻きむしるシーンだ。

 そんな時代に生きていて良かった。

 お正月の準備に、京阪百貨店に買い物に行った。混んではいたが、身動きできない程では無かった。