不動産業界も、もう少し真面目に考えて行動すると、世間の評価も変わるのにどうしてこんなに約束破ったり嘘をついたりして平気なんだろうと思っている。ずっと苦渋を飲まされて来たが、段々と我慢出来なくなって来た。

　今日の怒りは、２週間くらい前にリフォームをしたい物件を相談して日を決めて現場に行った。内見して最初の口頭での見積もりが１５０万円以上は掛かると言う。自分では、５０万円迄かな、と決めていたが根拠がない中での思いだった。

　リフォームして、家賃５万円で年間６０万円だから、そのくらい迄譲ろうかと思っていたが、高いので手に入れる事自体止めようか、と思った。立ち会いしていた所有者代理人に、止めようかな、と言った。

が思い付きで、

　「壁を吹付でやろうか。」

　と、言うと即反応して、

　「それなら半額で、７０万円位です。」

　と、言う。

　それでも、高いと思った。

　その時に、他に何か空き家売却物件や土地など有りませんか？と聞かれて、売却を依頼されていた建物や土地があるのでその話しをした。そうすると、

　「このリフォームは、すぐに見積もりして連絡します。その、売却物件もすぐに見積もり金額を出しますので、情報を頂けませんか？」

　と言われて、すぐに対応した。

　処が、情報提供して大分経つが一切返事がない。先週、不動産会社事務所を訪問して早くしてくれるように依頼したが、今日に至って何の返事もない。

　それは、所有者がずっと待っていて好条件を提示してくれているので、何とか信頼に応えたい気持ちを持ってうるからだ。リフォームに関しては、もう待てないので以前リフォーム会社を運営していたという話しを思い出して、来週待ち合わせして内覧をお願いした。

　しかし、その不動産会社も、依頼者宅で待ち合わせした日に、約束時間に来ず、連絡しても電話にも出なかった。役所からの紹介だったので、大いに信用を失った。それを言っても、そうですか的な厚顔無恥の態度。嘘を言うのが仕事の様で、以後の関係を絶った。なのに、また、懲りずに依頼してしまった。

　居住支援実績に応じて補助金が加算されるのだが、その証明が賃貸契約書の提示なので、入居が決まったら賃貸契約書の写しを求めるが、出さないくれない。何度言っても履行しないので、入居者本人に求めるが、何ヶ月過ぎても入居者にも交付せずに、家賃は毎月集金に行って領収書も渡さない剛のものもいる。

　昼の狭間、大阪府から電話を受けた。２５日に大阪府主催の居住支援法人研修会が開催されるが、私は悩んだ挙句予定通り帰省にて参加出来ない事を正式に決めて朝、大阪府へその旨伝えた。加えて、現状の目的とする居住支援協議会設立への道筋が出来て、今後の方向性を書面で報告した。

　今日の大阪府からのお話しでは、私が進めるロードマップをモデルとして研修での目玉として発表したいと言う事で、代弁する事でヒアリングがあった。日本全国でこの国策は進められているが、私どもが進めている方式は既存の方式と異なって、新たな効果的なシステムであり私が参加して発表したいと、この時も思って帰省を取りやめようか、と言う意識が頭を掠めた。

　大体、こんな年末にこの様な研修会を開催するなんて、恨めしい。

　その報告書を作成するのに相当の時間を使った。独自のグループにて居住支援協議会設立に向けて、サポートする案を幾つも掲げて大阪府の補助金申請をして要求額の９割の決定を頂いた。

　処が、予算請求したのは、居住支援協議会設立に向けた研修会や勉強会、調査や分析などだったが、その目的が何もしない時に協議会設立の準備会が発足して私どももそのメンバーとなった。

　なので、補助金決定額の一定の部分が未消化となる恐れも出て来たので、それも頭の痛いところだ。目的を達成する為に得た補助金が、補助金を投入する前に目的が達成してしまっておかしな事になってしまった。

　計画している８事業のうち半数が達成してしまって、中間報告でその旨伝えているが、新たな全国機関の役員が来て大阪に全国に先駆けて拠点を作る事になって、別にその新たな事業が発生したので差し替える積りだ。