行政書士から拡張業務へ

基本資格行政書士を活用して代書屋からの展開

被後見人の財産調査の結果に思う

 やっぱり、これまでの意欲ややってやるぞと言う克己心は薄くなっているのを感じた。成年後見人に就任してひと月経過して、登記事項証明書を取得して財産調査に移った。

 請求書や領収書の確認して、親身になって支援していたケアマネジャーのヒアリングを通じて、預かった預金通帳だけではなく、ゆうちょ銀行や三井住友銀行預金がある筈と確信を持った。

 なので、その裏付け資料を持ってゆうちょ銀行へ行って情報開示の申請を行った。1週間経過した今日、ゆうちょ銀行調査センターから通知が届いた。やはり被後見人の口座が複数存在が確認された。近々、ゆうちょ銀行にて再発行手続きを行う。

 もう一つの三井住友銀行に午後から、手続きをしに行った。その手続きとは、通帳はあるが定期預金専用通帳の定期預金に相当額の残高が印字してあった。ただ、その最終の日が平成14年なのだ。残っているかどうかわからない。ATMで印字しようとしても、印字されずに戻って来るのでその理由が分からない。

 店舗に行くと、相談窓口の行員が同じ事をするが、処理されない。バックヤードにその通帳を持って行く。大分、待たされた。結果は、この通帳の後に、再発行されているので、新たな通帳がどこかにあると言う結果だった。

 そういえば、担当ケアマネジャーが何度も通帳が所在不明になるので、何度も再発行手続きを行った、と言っていた。しかし、それは日常生活に必要な地元銀行の通帳だったのだ。

 改めて、予約して三井住友銀行の通帳を再発行手続きをする事になった。その際、定期預金専用の通帳だけでなく普通預金の通帳もあるとの事だった。

 しかし、こうして考えてみるとお一人だけで生活していく中で認知症の方の通帳が行方わからず、成年後見人がいなければ通り過ぎてしまう現実に直面すると膨大な預金通帳が日の目を見ずに、銀行の利益として処理されてしまう現実に呆然となる。

 その銀行から、市役所に向かった。他の成年被後見人の自立支援医療の申請をする為に、書式の受領と手続きの聞き取りしに障害福祉課に行く。

 窓口で必要な内容を聞き、1階のイートインコーナーに行く。ティーとスイーツを購入してしばし三輪さんと話しをしていた。

 そうすると入口の方から、聞き覚えのある大きな声が聞こえた。今年の改選まで市議会議員を6期務め副議長にも就任した方だ。少し関わりがあったが、ハッタリが効き過ぎて私も被害を受ける様になったのでいつしか避けるようになった。どうやら、昔の事が忘れられずに毎日顔を出している様だ。捕まったら、すぐに解放はされないので、そうっと残っていたお茶を諦めて廃棄してルームを出た。

 その足で、被後見人が入所している高齢者有料老人ホームに向かった。市役所で取得した自立支援医療の様式を渡して、医師に作成を依頼する様に託した。

 午前中の主な業務は、二人の緊急連絡先依頼の処理だ。一人は、依頼された時に聞いた住所地に契約書を送付したが宛先不明で戻って来た。電話で聞いた時にメモした住所を確認して再発送しようと準備した。

 偶然か、神のご加護か何と当人から電話が入った。

 「契約書、届いてないのですが。」

 「戻って来たんです。」

 「もしかしたら、郵便番号間違って言っていたかも知れないです。0033と言ったのが違っていて0035です。それに、武庫之荘の前に南が入っていなかったでしょうか。」

 何の事はない、これでは届く訳がない。再度作成し直した。実は、私は、余り例えばこの様に緊急連絡先の氏名など既に使用されたとしても、契約書を交わす前なので出鱈目言われたら請求も出来ずに終わって一方的な利用されて終わってしまうが、そうされたとしても放置してしまう。うまく行ったと思う気持ちを哀れなやつだと思って、終わりになる。相手が、その後の人生に失敗するな、と思ってしまう変な性格なのだ。

 もう一人である。契約書を添付ファイルでメールして来た。その作成された、申込書の申込者の住所や氏名を確認しながら、契約書を作成した。作成しながら、たまたま目にした雇用形態や年収や年齢と女性などの情報を見ながら、将来の老後の経済的な苦しみが見える様で心配になった。その二人の封書を作って切手を貼付した。

 大阪府から、自分が説明すべき25日の居住支援研修会への帰省での欠席の相談に対して返事が来た。つまり、大阪府として適切な対応するとの事で欠席帰省が決まった。

 東京の居住支援協働法人の執行役員から、兼ねてから大阪に設置する全国組織の拠点に関わる打ち合わせを対面で行いたいとの日程調整で、21日午後来阪が決まり新大阪駅にて協議する事となった。