行政書士から拡張業務へ

基本資格行政書士を活用して代書屋からの展開

無縁仏の納骨へ

 やって来ました。重い責任感を負っていましたが、終わりました。身寄り無しの方の納骨に行って来ました。葬儀が終わって納骨を出来ればゆかりのお寺さんにて行いたかったので、努力して探索しました。結局、辿り着くことが出来ませんでした。私の事務所に長い間お預かりをしていました。

 知己を得て、近くのお寺さんでお預かりして頂くことを受け入れて頂きました。このようなお願いをせざるを得ない結果になる事も想定して、知己の方に事情を話しをして受け入れて頂けるお寺さんに繋いで頂き、夏の暑い盛りにご挨拶にお伺い致しました。

 それから、集中的に納骨する縁者が住む九州地方の本籍地周辺のお寺さんに電話して、檀家にこの様な姓名の方がいないか聞いたり、メモにあった連絡先に電話して縁者かどうか聞いて調べたが残念無念で辿り着かなかった。

 それから数ヶ月事務所にて、お遺骨をお預かりしていました。そうして年の瀬も押し迫って来たのでご挨拶に行って受けれをして頂くことを約したご住職に連絡してお骨を持参する日を決めた。

 それが、檀家の複数の方がお亡くなりになって、ご葬儀が連続に決まって延期になったのが今日の11時半となった。

 三輪さんが、遺品で大量に買い取った和服が50棹位になったので、リフォームをする為に、NHK文化学園に通学を初めて、今日が通学日に当たっていたので、菊ちゃんにお願いしてお寺さん迄連れて行って貰った。

 二人分のお骨を持って行った。その準備の朝にてんてこ舞いだった。ネットで、納骨に必要な書類を調べた。埋葬許可証が必要なのだと知ったので、葬儀屋さんから受け取った骨壷が入っていた紙袋を調べた。火葬許可しか無いので、9時過ぎに火葬をお願いした葬儀社関係者に必要な書類が無い、とメールした。

 返事はお骨を渡した時の紙袋に一緒に入れてあった筈だと言うが無い。電話もあったが埒があかない。加えて、もう一人の分も、非常勤の者に亡くなった後の手続きを依頼してあり今日は出勤していないので、探しようが無い。

 今日はご住職に謝罪して納骨を延期するか、取り敢えず予定通りお骨を持って行って納骨だけ手続きをお願いして書類だけ後からお届けするか、思いが行ったり来たりした。

 結論的には、お骨を持参した。車でお寺さんの近くまで行って、駐車してから10分ほど歩いて到着した。500年以上の歴史がある地域の名刹で、樹齢400年以上の見事な楠と樹齢200年を越す銀杏の木が圧倒していた。

 お約束の11時半まで、境内のベンチに腰掛けて先約とのお話しが終わるのを待っていた。暖かな陽射しに、時折、強風が吹きつけて銀杏の葉を散らす。都会の一隅に風情のある一隅でしばしの小春日和を楽しんだ。

 11時半に、本堂に足を踏み入れた。立派な金色の阿弥陀如来像を中心に荘厳な本殿に圧倒された。その本殿を目に前にして庵住様と向き合って約1時間ほどお話しを伺った。

 その話しは、庵住様の日頃の活動に示されたアピール力の旺盛さに驚いた。自作のパンフレットや小さなハガキ大の通信に込められた、宗派の事ではなく、現在の展開されている世界の事象に対する自分の思いやその意思を示してくれる著名人を招いてのイベント案内など、映像や政治家を招く事の行動力が長年続いているのに感心した。

 テレビにも何十回となく出演していてSNSの発信も怠りない。木樹葬を始めて1年半で400基もの納骨をされて、現在は遠方からの相談も多い身寄りの無い方への、合祀を受け入れているという。

 そんなお話しを伺ってから、持参したお骨にお経を挙げて貰う事になった。そこで、始めて謝罪しながら埋葬許可証が見当たらない事を告げた。一瞬戸惑って、空白の時が流れた。折角なので、火葬許可証があれば、と一つのお骨はそのまま受け入れてくれた。続けて、それでは後から提出して貰う事にして氏名とお亡くなりになった年月日を聞かれた。

 正確な死去した年月日は覚えていないので、後ほど連絡する事にして氏名だけお伝えした。そのお二人のお骨を捧げて、お経の書物を渡されて、庵住様のお経が始まった。私たち二人も首を垂れながら、書物の字面を追った。

 終えてから、その書物を追いながら説法を頂いた。一応の対応を終えて、外に出てお墓が並ぶ地域に足を踏み入れて納骨する場へ向かった。その入り口の辺りで、私は突然斜め前に一瞬にして転倒してしまった。仏罰に当たったか。

 何故か、墓地に入る部分の道が半分は石が敷き詰められていて、半分が一段低くなっている土のままの道だったので、話しながら足早に歩く庵住様の後を追って行ったので下に目が行っていなかったのです。

 後ろを歩いていた菊ちゃんも驚いて気を付けて歩いたと思うので、身を挺してがんサバイバーの肺を患って歩行にも強い息苦しさを持っている彼女を守ったので、本望だ。三人で手を掛けてお二人の納骨をさせて頂いた。

 一連の納骨作業を終えて、自分のスキルが蓄積された。次からは、少しでもスムーズに進めて、受け入れて頂いた庵住様の気持ちに報いたいと思って辞した。

 11時に入って、午後1時になっていた。京阪百貨店に行って、珍しく菊ちゃんと食事しながら、お願いしていた大阪市鶴見区のNPO事務所の移転について打ち合わせを行った。もっと打ち合わせする必要な事項もあったが、3時からzoomにて打ち合わせがあるので、一旦事務所に戻った。

 3時から、株式会社に続いてNPO法人のIT導入補助金案件の申請打ち合わせをサポート企業担当者とzoomで行った。

 1時間ほどして、終えて菊ちゃんのいる隣のマンションの事務所に行って、今後の事業も含めて1時間ほど打ち合わせを行ってマンションの部屋に戻った。