行政書士から拡張業務へ

基本資格行政書士を活用して代書屋からの展開

医療機関となく子には負ける

 昨日の前提があって、結果的に予測が可能だったので予想の範囲内で収まった。朝9時に事務所を出発した。午前中は事務所にて執務を執ると決めていた私にとって、午前中にそれも9時という早い時間に出るとは珍しい事だ。三輪さんにも迷惑を掛けて、小雨模様の中を奈良県境の飯盛山を目指して走行した。

 折角の紅葉も、鉛色の雲によって日差しが全く無く、くすんだ山の木々の色だった。15分ほど約束時間より早く到着して、駐車場にて時間調整をした。

 5分前に病院へ入ろうとすると、いつもの様に高齢の女性が、どこの誰に用件があるのか、偉そうに問い詰めるシルバー婆さんがいる。もう少し、人にものを聞くのだから「すみませんが、、、、」とかの冠詞を添えるなり、「お繋ぎしますので、、、」などと言えないのだろうか、男性のシルバー爺さんは一様に遠慮がちなのだ。

 私は、その対応に不快に無視して入館をして、しつこいと事務局の方の名前を出す。今日も、「自分で出来るから」と言って事務局の役付きとの面会約束があることを告げて事務所窓口に向かうと、勝手知ったる「顔」だとアピールする様に事務所に入って行って一番奥に座っている方に、私の来訪を告げに行った。

 私は、事務所窓口で告げて呼び出しをお願いした。応接セットでの待機を言われて、そこに移動して座った。暫くして、お年寄りの気の強そうなシルバー婆さんが、暫く待っているようにわざわざ言いに来た。

 呆れ果てた事に、帰りに出口のところで、わざわざ来て、ちゃんと手続きをとってくれないとダメだ、という様な事を言って来た。仕事だとは分かるが、もう少し謙虚に生きた方がお互いに気持ちが良いのでは、と気の強い婆さんに哀れさを強く感じた。

 さて、本題だが大掛かりなケアカンファレンスとなった。病院側から3人、当方が三輪さんと私。入所施設受け入れ課長に加えて、何とご本人も車椅子で運ばれて来た。実は、借入金や不足する現金に加えて、親族がこれ以上の負担が堪らないとばかり連絡が出来なくなった事実を告げないといけない。彼から私も逃げ出したい。

 その様な事実を出しながら、現実的にどの様に対処すべきか検討する会議なのだ。病院側の強い意向が通って、今日の退院は無くなった。何と、来年の暖かくなった頃には、と発言される。それは、病院のMSWが多額の入院治療費と今後の費用の完済させるプランを図を書いて示す迫力のある女性の方だった。

 大きな病院で、多くの患者の諸々の事情に沿って最良の道筋を多くの制度を活用して良い良い方向に向けて誘導して行く。素晴らしい能力であると感心しながら聞き入っていた。

 私は、立場を自覚すると共に関わりたく思いを形にする為に余計な事は言わずに、その手続きなどを理解する様に努めていた。まるで詐欺師の如く、私が個人財産を提供して急場を凌いで後から返済して貰うことでうまく行く事を納得した。

 施設側は、病院側の思惑で入所日が二転三転して、ついには当初今月入所だったのが来春になり、多くの手続きのサポートをする事になった。加えて、実質的な住所地が無くなっていて、多くの手続きがストップしているのを解消する重荷も背負った。

 「病院から紹介していただいているお客様なので。」

 と、苦渋の選択をせざるを得ない苦しい胸の内を、病院を出てから吐いていた。

 しかし、病院側が示した多額の負債解消しながら入院生活を送って行くロードを納得したが、よく考えて見ると何も良い案では無く病院側の未済入院費用が劇的に減って、私が保管している現金だけ減って個人的に一時的に負担をして、病院側の一人勝ちなのに後から気付いた。やはり制度や法律を熟知している者の勝ちである。

 午後から、時間があったので予定をしていた毎月10日迄の住民税及び所得税納付をする為に、事務所に戻って来た。丁度昼食時間だったので、昨日に続いて「餃子の王将」に入った。ポイントを貯めている三輪さんに協力するのと美味しいので、飽きずに入った。

 電話が社会福祉協議会から入って、明日の午後に予定された訪問が中止になった。明日の午後が空いたので、今日の予定を明日にする事にしました。

 朝、飯盛山へ向かっている最中に、東京の居住支援事業者執行役員から電話が入った。昨日の、全国居住支援法人協議会とのオンライン会議に私と一緒に参加する予定だったのだが、朝電話があって熱が出て大事をとってキャンセルしていた。なので、会議の様子を聞いて来た。いずれにしろ、共同で推進する事案があるので意見交換して今月の何処かでリアルに打ち合わせを行って、先進的なセミナー内容を作って実施する事にした。

 飯盛山からの帰りには、居住支援要配慮者から相談の電話があって、面白かった。屋根があれば家賃は



幾らでも良いので、家を探して欲しいという。