行政書士から拡張業務へ

基本資格行政書士を活用して代書屋からの展開

もう、いやっ

 世の中、逃げれば追いかけて来るのが当たり前なんですね。嫌だ嫌だ、と口に出していたのが、ぬらりひょんの様にくっついて離れない。担当したくないのは、この様な状態になったのは自業自得で、誰のせいでも無い。

 依頼された時には、少しはそんな兆候が見え隠れしていた。段々とその生活ぶりを知るに至って、生産性のない自分の作業に多くの医療福祉の優秀な人材を投入して何とか正常な生活を取り戻そうとしていたが、段々と事実が顕になるに従って私は当事者でも無いので引き始める。

 しかし、入院先の医療機関はそうは行かない。入院費用二つの医療機関で140万円余り。それを、どういう計画で支払ってくれるのか、と言う追求が担当者から連日何度も掛かってくる。

 私は、医療機関の仲介で金銭管理を委託されたが、不足している現預金以上の請求に対して責任を負う立場にない。それより、多重債務者という情報を掴んでいながら、私には事前に情報提供は無かった。

 昨日は、現在、入院している病院相談員が私に支払いの約束をする誓約書の提出を求めて来た。当然、お断りした。

 そうして病院主導で退院と施設入所を決めて、施設担当者も面談して方向が決まった。その退院入所日が明日の5日に決めた。自分達がそう決めて、入院治療費の回収が決まらない。

 朝から何度も何度も電話が来る。それも、そういった問題患者への対応が慣れている方が出て来た。既定路線の自己破産、生活保護、傷病手当、障害年金などなど制度を駆使してのて提案が続く。

 私の立場を何度も説明して、ご本人の意向を確認して決めて下さい、と返事する。そうすると今度は、社会福祉協議会の融資を受けて医療費用を返済して、他の制度で返済して行くプランを連絡してくる。しかしながら連帯保証人の条件はどうクリアするのか。

 入院に際しての保証人の兄弟は医療機関が連絡をしても出ない。私も何度も連絡しても出ない。当事者は至って元気で普通の状態に戻っている。平気の平左だ。悪気も詫びの一言もない。

 そうしているうちに、今度は明日入居予定の施設担当者から電話が入る。医療機関が、社会福祉協議会から借入させて自分の負債を支払わせる算段を批判して、入所して来る時に入所費用が負担出来ない恐れがあるが、支払い計画をどうするのか、と問い詰めて来る。

 支払いが確定しなければ、退院を延期すると言い出して来た。それを聞いた施設は、医療機関がねじ込んで来て5日に受け入れ体制を整えて、受け入れ準備体勢解散と言うわけにいかない、何としても延期だけは避けて下さい、と連絡して来る。

 何度も言っている。私には何の権限もないし、もう、関わりたくないし依頼された成年後見人候補を辞退したい。自分の、契約を交わしたこれまでの報酬さえ1円も頂いていない。毎日毎日、払え払えの声が鬱陶しいのだ。

 医療機関担当者が、社会福祉協議会から借り入れが出来るか問い合わせてをしてその結果を連絡するとして、やっと解放されたのは2時半だった。

 その解放された直後、もう一人の財産目当てに動き回っている変な男が連絡して来た。課題として与えた資料が出来たので、持って行くから時間を空けてくれとの事だったが、この人物とは気が合わないどころか、接していると病んでしまうので、時間が取れないと断った。そうすると、神戸の自宅に帰る途中なので事務所に届けると言う。

 好きにすればいい。私は外出して不在だから、ポストインを求めた。何で、今日は嫌な敬遠している奴らが目白押しで避けようとしても近寄って来るのか。

 夕方になって医療機関の相談員から最終の報告電話があった。勿論、借用の話は認められなかったと言うのは当然だ。そこからが、長い。如何にしても、自分の医療機関へ持ち金全部を当ててくれという結論を回り口説く話しをする。ウンザリして、明日、10時に訪問して入所予定の施設担当者を交えて打ち合わせしたい旨を伝えた。

 疲れてしまった。

 午前中には、オンラインで全国居住支援法人協議会事務局と繋いで、大阪への拠点作りへの基本的共通認識を話し合った。受け入れる方向で、意見を言ったがどうも拠点設置ありきの協議ですれ違いが懸念された。仕方がないか。勃興期とはこんな物か。