行政書士から拡張業務へ

基本資格行政書士を活用して代書屋からの展開

老後資金の現実

 cope有料老人ホーム管理者から電話があった。成年後見審判申立を市、社協、地域包括、入所施設、当NPOなどが集合して協議して市長申立で進める事になった。その方の委任事務を私が行っていた。

 本来は、奥様が申立人になって進めていたが、その奥様が認知症になってしまって任意後見契約を結んでいた私の方で、任意後見監督人選任申立を家庭裁判所にして、先月審判がなされた。

 そのcope有料老人ホームに入所している旦那さんの認知症診断をお願いした主治医が診断書作成を拒否されたとの報告だった。前回の申し立ての際には主治医の診断書での審判申立だった。後日、診断書作成の責任回避だと思われます。

 主治医の診断書によって全てが決まる、と言っても過言では無い。親族などから疑問が呈されて損害賠償に発展したケースが多くなって来た。その為に、大きな精神病院へ診断をお願いしたとの報告だった。

 リハビリテーション病院から入院費用を請求されている方の金銭管理をしているので、清算をして入出金表を作成した。

 多くの保存資料から入出金の資料を探し出して、チェックして一覧を作成するのが、思ったより時間が掛かった。未だ、働き盛りで脳血管障害で病を得て、麻痺が残った。半年後、解雇通知後解雇されて職を失い、厚生年金及び健康保険、雇用保険の被保険者の地位を失う。

 その保険の継続に、市役所に日参して手続きを行った。特に健康保険が国民健康保険に移行されて、医療費限度額申請手続きが遅れた為に申請日から適用されるとの知識が無かったので、それまでの期間の費用が膨大で請求書が束になっている。

 解雇される迄の給与、賞与、退職金を勤務先の東京本社から毎月経理職員が大阪の入院先まで来て手渡しされたものを、その場で封を開けずに私が預かった。しかし、入院費用の方が手持ち有高より倍額あって、未だ支払いを留保している。病院からは支払い計画を何度か聞かれて窮地に陥っている。

 市役所から生活全般の支援依頼されている有料老人ホーム入居者を先日面談をしたが、その後の支援を具体化する為にケアマネジャーと一緒に面談する事にしていた。

 私の日程に合わせるとの事だったので、入居施設に何度か連絡していたが、捕まらない。そうしたら、今日、担当ケアマネジャーから電話があった。

 その方のサマリーを受けては居なかったが、現時点での情報を頂いた。色々と生活や性格の問題があるが、どうやら親族に危険な問題が有るようだ。

 積極的に不安に対して、解消の支援を行う積りだったが、当方がトラブルを買って行くような感じになった。市役所も事前に情報を出さず押し付けを図ったか。

 午前中は、あれこれと考えていたが一番時間を使ったのは、リハビリテーション病院へ入院している患者の金銭管理で大幅に債務超過の金銭管理は初めてで、各方面から請求が来て対応するのが大変だ。

 結局、無い袖は振れないのが現実で、

 「今後どうして支払う積もりですか?」

 と、聞かれるのが辛い。

 安易に返事してその言質を取られてその時期にまた請求されて、あの時こう言った、と言われる。

 午後から、コインランドリー、銀行、郵便局などに出掛けた。コインランドリーは、月1,2回のペースで洗濯物を持って行って、セットしてから銀行と郵便局に任意被後見人の残高確認へ打ち込みに出た。

 政府が老後は2000万円程度必要なので、準備怠りなくとアドバイスしているのに、マスコミがフェイクニュースに変えて国民に伝えたものだから、国民こぞって非難轟轟。

 しかし、この私が任意後見人として担当している方は、認知症が酷く徘徊と持病を持っているので医療的対応する有料老人ホームに入所なのだが、年間300万円以上掛かるので、7年で資金が枯渇する。

 今日、定期報告を家庭裁判所に提出する為に、口座のある郵便局と銀行へ行って通帳記入を行った。残高を見て、あと3年で0になってしまう。生活保護の申請をする事になる、と覚悟した。

 同じ時期に報告する成年被後見人は、施設に前者と同じ金額を支払って、頻繁に入退院を繰り返しているが、年金だけで毎月残高が増えて行く。国家公務員の年金は凄い。

 一連の仕事とコインランドリーを終えて一旦帰宅してから、スーパー銭湯に向かった。