行政書士から拡張業務へ

基本資格行政書士を活用して代書屋からの展開

生きる

 どうして、ここに辿り着いたのか記憶がない。気付いたら、夢中でずーっと見ていた。韓国のプロダクションが女性アイドルグループデビュー迄を公募した。

 練習生からデビュー迄追った、女性グループの公開オーデションで5年間に亘るレッスンと最後の決定瞬間迄の軌跡で、その中に二人の日本人らしい名前が読み取れた。

 10人が一緒に5年間も一緒に過ごして、その合宿中も追い掛けられて撮られている。その様子を韓国の有名プロデューサー数人が見てそれぞれの性格や表に出ない普段の仕草や心遣いを審査の対象に加えていた。

 日本は、エンターテイメントは世界に遅れをとっている。日本のアイドルも韓国に行って再デビューを目指すのも普通になっている。

 ライバルが同じ空間で5年間も過ごす、精神的な厳しさ。一般投票で2人が決まる。その後、何人かのプロデューサーが話し合って4人が決まった。

 10人の練習生のうち、デビュー出来る6人が決まる。プロデューサーが決めた4人のうち2人が日本人だった。言葉も分からない他国に行って、目的を果たす場面に接して感激をしてしまった。涙涙のYouTubeと私だった。

 その流れで、今度はあの名曲村下孝蔵さんの「初恋」のモデルとなった実在の方との対面場面を見て感動してしまった。


五月雨は緑色 悲しくさせたよ一人の午後は

恋をして淋しくて 届かぬ想いを暖めていた

好きだよと言えずに 初恋は

ふりこ細工の心

放課後の校庭を走る君がいた

遠くで僕はいつでも君を探してた

浅い夢だから 胸をはなれない


 この様な表現を出来るのは、やはり詩人だと思う。以前、かなり前にテレビでこの歌のモデルになった女性が出た番組を見た記憶がある。

 その時は、既に、村下孝蔵さんは若くして逝っていた。

 その女性は、その中学生の時に告白してくれていたら違った展開になっていた、とリップサービスをしていた。

 そんな映像を見ながら、仙台で過ごした中学生や小学校の時を記憶を弄って思い出していた。そんな時間は、あっという間に過ぎ去り午前中の就業時間を瞬く間に過ぎ去って行く。

 やばいよやばいよ。セミナー資料を作る時は完全に過ぎ去っていて、どうなっているんだ、と言われたら返事のしようがない。

 重い腰を上げて作成を始めた。頭の中にプランが出来上がっていて、それに合わせて資料を探してパワーポイントに移し替える。

 健康で100歳まで生きる、がテーマなので大半が厚生労働省関係の資料になるが、余りにも国の思いがあり過ぎるので、他の資料と差し替えたりして、時間が過ぎて行く。

 人手不足を反映して、高齢になっても働く事が健康に繋がるとの流れが強過ぎて、セミナーにしては面白くない。

 人との交流は大事な事だとわかっていても、特に男性高齢者はできあがっている集団に入るのは苦手だと自分の事ながら思う。

 地域社会で活躍出来る場面をいかに作るか、は地域の問題なので外部から何を言っても始まらない。

 そんな自分なりに思う事を入れながら、作成しては修正してやっと1ページずつを作る。自分達でそれに合ったステージを作るのが良いと思った。

 数時間真剣に作ったが、思った内容の半分程度で終えた。明日の午前中に、残りのパワーポイントを作ろう。

 残りは、健康を害した時にサポートしてくれる制度や人を思い浮かべてみる必要がある。

 それらが揃って、始めて健康生活が出来る。その自覚ができる様なセミナーにしないといけないと思っている。何もせずに自分一人で生きて、気付いたら100歳になっていたというのは、稀な事だと思う。

 単身高齢者、老老世帯が高齢者の生活環境の半数を超えている現在、自分を守る事を考えないといけない。

 高齢者の死亡原因は、がん、心疾患に続いて不慮の事故が3番目の死因となっている。病を治すにはお金が掛かる。日本人の一生の一人当たりの医療費は2700万円だという。その大半が70歳を超えてから掛かるので、蓄えが必要になる。

 そうして不慮の事故での治療や対処の仕方を考えて置くことも求められる。転倒や交通事故などに加えて、火災や地震などの災害もある。それに対処する制度やサポートしてくれる人も必要になって来る。

 それが交流や人付き合いになる。社会参加や地域貢献などの機会があったらぜひ加わって欲しい。

 その思いが通じるか、どうか。精一杯伝えようと思っている。