行政書士から拡張業務へ

基本資格行政書士を活用して代書屋からの展開

業務引き継ぎ

 被保佐人への保佐人業務を後見センター職員へ引き継ぐ為に、被保佐人入所施設に1時間掛けて暑い中、堺市に向かった。

 幹線道路から施設側を見ると車の解体屋があるだけしか分からない。その解体屋の敷地を通って一番奥に施設があって、穏やかに過ごしたい利用者にとっては、喜ばしい環境ではない場所に立地している。

 最初来た時には、見つからずに何度か施設に電話して迎えに来て貰ってやっと訪問する事が出来た。

 今では、目立つ解体屋のお陰で見逃さずに着く事が出来る。

 着いて、入館者名簿に記録して、手洗いうがいをして、面談室に入って書類の受け渡しを行った。金銭を含めて、日常生活の手続きなどは全て、施設側が代理処理をしていた。

 サービス提供責任者が綺麗に整理をしてくれていたので、そのまま預かって来た。今後の担当者を紹介して、今日の職務は終わった。

 朝から事務所では、9月12日の豊中市での100歳まで健康に生きるグループへのセミナー資料を作った。具体的な希望テーマは介護保険の基礎知識とエンディングノートの活用についてだが、どの程度の基礎知識があるのか分からないので、本当に基礎の基礎から始めようと思っている。

 久しぶりに仕事をしたので、少し横になって休もうと枕に頭を乗せて休むと眠ってしまった。

 人の呼ぶ声が聞こえた。気付いたが、体が重い。起きるのがやっとで、寝ぼけた意識で迎えた。介護事業所のサービス提供責任者だった。代表印を受けに来たので、押印して終わった。事務所を出た女性社員が直ぐに戻って来て臭い内容が間違った、と言っても作成し直した書類を再び持参して来た。

 押印して戻した。処が、また、間違ったと言って三度来た。体調は良くないので、負担が大きいので、

 「控えは、事務所ポストに入れておいてくれ。」

 「分かりました。何度もうるさくて申し訳けありません。」

 と、言って4度目はなかった。

 介護事業所を立ち上げ相談があった、兵庫県尼崎市の女性と面談日程を決めたが、場所の問題があった。中間地点で大阪駅に併設してあるホテルグランヴィア大阪の喫茶店にして貰った。

 宮城県人会で何度か行った事があるので、良かった。経験値を提供するだけなので、気持ち的には楽だ。

 その間、親の居住確保で相談の連絡があった。事務所に来たいと言うが、出るので面談日程調整を行った。土曜日になった。

 保佐人候補者として申立されていた案件の審判書が届いた。知人のケアマネジャーからの依頼で、被保佐人が岸和田市在住で、遠方すぎるが、保佐監督人が選任された。それだけ財産を所持していると言う事である。

 私が保佐人に選任された審判書は自宅のさいたま市に届いて、妻が転送してくれた。お盆で帰省していた期間だったので不在で受け取ったのが遅くなって、転送された日の受け取りも私が不在で手にしたのが審判日からひと月を経過していた。

 監督人への初回報告期日が迫っているので、少しは焦らないといけない。大変な方で、少しは凶暴性もある様だ。申立人が申立をした直後に認知症を発症して途中で申立人が変更になる初めて経験するケースだった。

 その保佐監督人が岸和田市の司法書士だったので、初めてのご挨拶の電話をした。月末が時間が取れるので、ご挨拶に伺う事にした。