行政書士から拡張業務へ

基本資格行政書士を活用して代書屋からの展開

覇気が無いと、厳しい激励。

情けない事に、社員から覇気が失われている、と言われてどうしたのかと幾人ものから聞かれる。その度に、フレイル状態の話しをする。

 そうすると、続けて「どうして?」と聞かれ、説明をする。そう、横になってばかりいるからと言って納得して貰う。

 「そんな事ないです。働き過ぎで、休みが無いですね。大事にして下さい。沢山の人や家族がのしかかっていますから。みんな、心配しています。」

 と、言われて休まず倒れず、頑張れと言下に言われている。


 体調不良ながらも、淡々とスケジュールをこなした。午前中は、10時から成年後見人の業務引き継ぎに向けて資料の準備が必要なのを頭に描いて、9時迄は他の業務を行っていた。

 特に連携する司法書士への相続手続き後の不動産登記をお願いしていたが、その司法書士が職務上不足資料を私を通じて相談者に求めていたが、揃ったので全ての資料を午後一番で届ける準備をした。

 起業相談者が具体的な訪問出来る可能日程を幾日かメールして来た。兵庫県尼崎市に居住しているので、簡単に日程を決める訳にはいかず、面談する場所を決めずに面談日だけ決めた。

 福祉及び介護事業を仲間と一緒に起業する気持ちが盛り上がっている様だが、その仲間が一番厄介なのだと、経験上思う。言いたい事も言えず、遠慮して深みにハマって行く。

 誰が幾ら出すのか。資本金だ。誰が責任者になるのか。業績が上がらない時に誰が責任を持って立て直すのか、それでも支払う人件費の資金借入の保証人は誰が成るのか。不足になった場合は、誰が責任を持って金策対応するのか。

 など、お金に関わる事が次々と発生する。私の場合は、妻が資金の応援をしてくれていた。力強い後方支援は大事で必要な事だ。

 その一端も書く事ができなかった。未だ、始まる前で会う前でもある。厳しい事は誰でも言える。問題は、運営過程でトラブルに陥った時にどうしたらその課題を克服できるのか、への適切な回答が提供出来るかどうか。

 問題は、資金難に陥った時に手を差し伸べる事が出来るか、連帯保証人になれるか、そんな事を思ったりする。

 成るのは簡単な事だが、彼女らがその責任感を持つ事が出来るのか気になっている。 

 何はともあれ、無事スタートできる様に全力で支援したい。

 10時から、隣接するマンションの部屋にある事務所にて被保佐人の担当を後見センター職員に引き継いだ。司法書士で、他の法人にて司法書士として勤務していた経験を持つ者に、複雑な相続が待っているので、丁度よい能力を発揮してくれる土俵が出来たと思う。

 11時頃に一旦、マンションに戻って準備して外出する。連携する司法書士事務所に相続手続きと不動産登記資料を届けて、奈良県境のリハビリテーション病院へ向かった。

 入院患者へ、「生前及び死後事務委任契約」を交わして脳血管障害を持った方へ、日常生活支援を行なっていた。

 一番最初に行なったのが、金銭管理と自宅へ戻れないという診断なので、賃貸の自宅の明け渡しだった。多額の負担が生じていた。

 続けて、雇用先との手続き代行と健康保険、厚生年金などの行政への継続手続き。雇用先から解雇通告書を受けて、その手続きに並行して給与の受け取り、賞与及び退職金の受け取りと預託における財産管理を行なっている。

 予定より、険しい山中の大きな病院へ50分ほど早く着いた。暫く、駐車場にて一休みして病院内に入る。直ぐに、待ち合わせの勤務先の東京本社からの使者と挨拶を交わして、ナースステーションに行く。

 この日は、勤務先の東京本社から人事担当者が退職金を持って来てご本人へ手渡しをして、立ち会った私がご本人の受け取った封筒を預かった。

 直ぐに解散して、事務局のMSWと今後の手続きのお話しをして、介護認定の申請書を市役所へ提出してくれる様に依頼を受けた。

 午後2時過ぎても、未だ、昼食は摂っていないので、三輪さんのリクエストを聞くと餃子が食べたいとの事で、ナビで餃子の王将を検索すると奈良県側にある様なので向かった。

 どのくらい走行したのか分からないが、小さな街並みの一角に車を停めて、徒歩でお店ないし向かった。直ぐにセットを注文した。

 私はライス付きを注文した積りだったが、三輪さんが注文時に間違って、代わりに団子が付いた。三輪さんが餃子を食べたいのでセットを頼んだのに最後まで来なかった。会計時にそこ事を伝えて、謝罪と400円の値引きで昼食は終わった。