今日も不審者が突然来る
突然、インターフォンが鳴った。勿論、インターフォンは、突然、鳴るものだ。しかし、なぜか、この時点で警戒心が生まれた。
「はい。」
「以前、訪問介護ヘルパーの資格を取った時にお世話になったTと申しますが。」
「はい、それで何でしょうか?」
「それで、ご挨拶にお伺いしました。」
「何のご挨拶ですか?」
「、、、、、、、、佐藤先生ですよね。お世話になったので、ご挨拶です。」
「今から出かけますので、急に来られても無理です。」
「そうですよね。男性で川村先生っておいでになりましたよね。」
「川村という名前の人間は所属していた事はありません。男性の、常勤の講師は私一人です。どこか、他の会社じゃないですか。」
「勘違いかな。小柄で目のクリクリしていた可愛らしい男の先生です。」
「その様な先生はおりません。」
「実は、、、、」
と言って、本来の今日の趣旨を話し始めた。
午後2時から、東大阪市の有料老人ホームにて相談者の入居者への公正証書作成のお話しをした。
道路事情が悪く、幹線道路が一切動かない。途中で、時間通りに到着できないと分かったので、葬儀や遺品整理を行う業者の同席をする様に依頼していたので、早く着いていた彼にメールして遅れる事を伝えた。
やっと、10分ほど遅れて施設のデイルームにて待機していたご本人と担当ケアマネジャー、死後事務業務や遺言執行の際に具体的に業務を遂行して貰う業者を加えて直ぐに説明を始めた。
最初は、「委任事務及び任意後見契約」。続けて、「死後事務委任契約」そうして公正証書の「遺言」及び「自筆証書遺言」の説明をさせて頂いた。
勿論、内容が多くてその場でどうのこうのというのは酷なので、お預けしてよく読んで吟味して貰うことを提案した。
手続き上、必要となる戸籍謄本や住民票、印鑑登録証明などを私の方で取り寄せ手続き上、委任状を次回は準備する事にした。
処が、マイナンバーカードを所持しているということから、自分で取得して不足の部分だけサポートする事となった。
次回の予定を決めて1時間程で説明は終わった。
終わってから、同席した介護事業者と外国人労働者雇用について立ち話をした。そのまま、途中、コンビニに立ち寄って買い食いをし戻って来た。
昼に事務所からマンションに戻って来て、昼食の自家製カレーライスを頂いてテレビを見ていた時に、出演者の顔が見えない。
つまり、顔の部分が欠けている。よく見ると、テレビの4分の1程見えない。
先程の、外出先で私が対応していた任意被後見人が入居していた家の大家さんから敷金が返金された。その時に受け取った封筒の表面に、
『100、』というのが見えて、
「100円?」
と言ったが、そばに居た三輪さんが、
「100,000円です。札で10枚入っています。」
と、慌てて言った。
お昼に起こった現象を話ししてあったので、現実を知って深刻になっている様で、言葉が少なくなった。
私自身は、以前から眼科の医師に近い将来にこうなると言われていたので、特に精神的なショックがある訳ではなく冷静な受け止めだった。
府も、これほど迄しつこく私の市の取り扱いに横槍を入れてこれでもか、と追い詰めようとする。自分達が何度も市に出て来て相手にされなかった。私は余り動きたく無かったが、府が何度も来たり要請があったから、重い腰を挙げて動いた。
目的を達成してあげた途端に出て来て、自分達の恥を晒したくないのか、私の評価が高くならない様に重要な位置に付かない様に、府の立場を利用して市の方針に邪魔をする。
市は、その修正案を事前に打診して来る。私は、意見は言わない。決まった仕事をさせて頂く、といつも回答している。
先日は、3人の市の職員が来て説明を行って、会議に提示されたが会議が終わってから参加していた府の職員が邪魔して変更を加えて、その修正案を市からメールして来た。
もう、面倒なので会議にも出席しない気持ちになったので、返事を書き始めたが短期は損気と思い書き直した。
相変わらず、行政書士を標的に騙しの営業電話が掛かって来る。行政書士になっても仕事がない人が大半で、色々な悪い噂がある。
開業して1年で半数、3年で7割が廃業すると。その数字は大袈裟としても、大半がアルバイトで名前だけ残しているのは現実のようだ。
その苦境の現実を利用して、営業電話を掛けて来る。
「先生のお近くで行政書士の先生を紹介して欲しい、という方がおいでになるので、お忙しいとは思いますが、ご対応可能でしょうか。」
腹に中では、せせら笑って飛びついて来るだろうと言う思いが伝わって来るイントネーションだ。
もう何度も、会社名を変えて、男だったり女だったり。
その飛び付いた可哀想な行政書士は面談されて、入会金と称して金銭を取られて紹介などないと言う合法的な詐欺に引っ掛かる行政書士が多い。
以前、ある新規事業のセミナーを聞きに行った時に講師が言っていた行政書士の哀れな話が提供された。その講師が、
「私の知っている方が、行政書士対象のビジネスを始めた。その内容は、〇〇県の優良な行政書士100人という誰でも見れるサイトを作って先着100名限定に行政書士に案内して、自分達で名前や電話番号を入力させて1年1万円で行ったサイトは直ぐに満杯になった。47都道府県で1年で5000万円、何もせずに入って来た。」
と言う話しを聞いて、検索すると本当にあった。
もう10年くらい前の話だ。
行政書士を巡るこの手の話が尽きないのは、営業力が欠けているからだと思う。
13日の日曜日に帰省する予定だった。どうも台風が直撃する様な感じになって来た。キャンセルも念頭に置かないといけなくなった。
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