行政書士から拡張業務へ

基本資格行政書士を活用して代書屋からの展開

家賃が手続きの報酬

 午後2時に、相続手続きが終わって追加の相談があったお宅を訪問した。最初頂いた仕事は、私も多くの初めての手続きがあったり、相続人の足並みが揃わず何度か遺産分割協議書を書き替えた。

 その為に、相続人が多かった事もあって時間が思ったより掛かった。被相続人が所有していた土地建物の賃貸料が私の相続手続き手数料となっていた。未だ、その振込先の口座には手を付けていない。

 遺産分割が終わって、一段落したと思ったら、続けて賃貸物件と株式の相続手続きをして登記の依頼をされた。その手続きを遂行する為には、代理権の取得が必須だと登記手続きを依頼した司法書士からダメだしされた。

 その代理権取得の相談で、授権予定の不動産所有権がある認知に懸念がある方の娘さんと協議した。

 訪問して、何となく物寂しい感じがして、いつも居た老母が見当たらないので確認するとデイサービスに行っていると言う。もう1人の戸籍筆頭者でいつも家にいた老父が見当たらない。何と、3月に亡くなられたと聞いた。

 相続手続きの時に何度かお邪魔してお話しをさせて頂いた。その方が、もう居なくなった寂しさを感じて、人の命の儚さを感じた。

 本題に入って、目的の権限を娘さんが得るお話しと資料を提示した。30分程お話しして、準備資料の取得や作成のコツの様な物を提供した。

 手続きの煩雑さや準備資料の多さがあるが、時間を掛ければ難しい事もないので、出来るだけ丁寧にお話しさせて頂いた。

 「内容的には、難しいことは何も有りません。」

 そう言って、安心させて説明をした積もりだった。

 結局は、当初の必要書類の準備を娘さんが行なって、様式に打ち込む支援を私が行う事となった。

 その負担、私への報酬だが家賃管理をしている口座の家賃を、相続手続き報酬に当てていたものを継続して、司法書士の手続きが終わるまで、家賃を報酬として受け取る事となった。このままで行けば、最低でも20ヵ月程度の家賃が私の報酬となりそうだ。

 朝9時前に隣市の市役所から電話があった。先日、生活保護受給者の転居に伴う居住確保へ支援したが転居先決定に際して、転居費用見積り書を出す様に初めて要請があって、先日届けた。

 担当者から、追加要請があった。午後に届ける事にした。これを機に、連携事業者に葬儀などのパンフレットを持参する様に指示した。

 また、同じ市役所の子育て支援課から、日曜日訪問し居住確保の支援カンファレンスを行った内容について、詳細なヒアリングがあった。

 ご自宅で面談した時に何となく曰くありげな感じだったが、あまり事前に情報がなく手厚い支援要請かと思ったら、逆に問題のある対象者の様で、詳細の事情を言わないがサポートを提供できない曰く付きの相談者だと悟った。

 遠方の市役所からも、不思議な電話やメールが相次いだ。市役所福祉部署からの電話とケアマネジャーの指示がチグハグだ。長期間ケアマネジャーが動いて何とか認知症利用者に成年後見人を付けて安心した生活が送れる様にガンぱっている。

 そのケアマネジャーから成年後見人就任要請があって、しかし、ご本人が拒否反応が強くて経ち消えになったり、気弱になった利用者から成年後見人が居てくれたら安心だと、成年後見審判申立の準備を再開したり。

 ケアマネジャーが戸籍謄本を取得したり医師の診断書を病院に依頼して受け取って来る、収支の為に通帳の打ち込みに行ったり、動くケアマネジャーだった。

 ある程度進展した段階で、被後見人と面談した。このまま行くのかと思った。それが、予定被後見人を担当している市役所福祉部署の職員から、成年後見審判申立を親族にお願いして、福岡県在住のお子さんに連絡して、申立人となって貰う事と戸籍謄本などの取得をすると言われた。

 私は、日常会話は十分出来るので親族申立ではなく、本人申立で十分と意見したが無理なので親族申立だとケアマネジャーがそう言っているという。

 突然、ケアマネジャーから本人申立で行きます、と言って来たが市役所福祉部門職員が、ケアマネジャーが本人申立は難しいので親族申立で進める言って来たと返事した。

 ケアマネジャーはそんな事言っていない、と否定して本人申立で行くという。そんな混乱な最中に、遠方の九州にいる親族からご挨拶を兼ねて電話があった。

 準備段階で、どのように絡んでいるのか、混乱している。私は、知っている事実だけを伝えて、全てケアマネジャーが動いているが、市役所が親族申立で戸籍謄本をお願いしたのかもしれない、と説明した。この際、連携して行くことを話しあって、氏名や九州の自宅住所を聞いた。

 数ヶ月前から、兵庫県にお住まいの障がい者母子の相談にメールで乗っているが、その何というか自称でも相談者も元婚約者と言っている者から電話が来た。

 成年後見人に就任をお願いしたい、と言われたが危険なインスピレーションがあったので、遠方を理由に断った。相談者からは、大阪に直ぐにでも転居したいので支援をして欲しいと言って来た。

 しかし、転居費用など銀行から借入したと言って居るが、希望する物件の画像など送って来たが、考えられない高い家賃でどうやって今後家賃を支払って行くのか、聞いた。その他、保証人や緊急連絡先など5項目に返事が欲しい、と送った。返事は午前中は来ていない。

 午前中は事務所にて、亡くなった被保佐人の死後事務の書類を整理していた。家庭裁判所への報告書作成に向けて最終コーナーを回った。

 本当は今日中に終えようと思ったが、課題が浮上してもう少し掛かりそうだ。

 宅地建物取引士の受験申込が今日から始まった。申込手続きを今日中に終えようと思ったが、自分の顔の画像が必要で準備が出来ずに断念した。スマホなどで撮影した画像を申請書の画像添付ページに指定されている頭の位置や顎の位置に合わせて調整して移行しないといけない。

 今日の10問模擬試験は1問飛ばしてしまって、9問中4問正解で44点だった。時間が欲しい。思い切って勉強したいが、現在は1日の勉強時間は多くて30分程だ。