行政書士から拡張業務へ

基本資格行政書士を活用して代書屋からの展開

命に関わる事態が続く

 慌ただしい中にあっても、午後の後半は久々に天神橋商店街に散歩して、コロナ禍前によく行った珈琲の美味しい店を訪れて目玉のケーキを頂いた。

 午前中のメインは、長男との打ち合わせだった。特に、私が多忙で訪問の約束をしていた淡路島からの相談者への面談を私の代わりにお願いした。

 勿論、長男はこの様な分野でのヒアリングは未経験だが相手に十分説明を施し、長男にも戸惑わない様に面談に使用するアセスメント表を分かり易く言葉を追加して聞いた内容をメモするだけで済む様にした。

 また、相談者は精神的な疾患を持ちながら、内臓疾患もあり、加えて障害を持っている小さな子が二人もいて、追い詰められている様だ。

 その気持ちを少しでも解放される様に、心配のうちの一つでも緩和出来れば、と考えている。どうして欲しいのか、それを聞きメモするのが今回のミッションなのだ。

 それに伴って、名刺の作成も並行して行うように見本を送った。行政書士事務所の分は簡単では無いので、それを除いて株式会社、特定非営利活動法人、一般社団法人の私の名刺を送って、自分の好きなデザインで東京の自分の家の近くで簡単に出来るので、作成する様に連絡した。

 東京事務所として、自分のマンションの住所を入れて、電話番号やメールアドレスを東京の分を入れて作る様に指示した。

 それを踏まえて、何度も連絡を寄越して気になっていたので、淡路島の相談者に訪問する日程を連絡した。返事待ちになった。

 大学附属病院MSWから、メールを頂いた。コロナ禍も終息して、色々と依頼も続いて24日に病院へお伺いして新規の事案を説明受けるとともに、複数のMSWが立ち会って打ち合わせさせて貰いたいとメールを頂いた。

 そんな推移をしている中で、衝撃が走った。成年後見審判申立の申立人として準備されていた方に連絡して、成年後見人候補者として最終打ち合わせの連絡をした。

 奥様が出た。申立人の旦那様に電話を代わっていただく様にお願いした。難しい、との意外な返事に何かあったのか問い、

 「お宅の事を記憶していないと思う。話は難しいです。」

 「どうしたんですか?」

 「認知症が酷くなって、大変なんです。貴方に言ってもしょうがないのですが。連休が終わった辺りから、急に記憶が無くなって、今日これから介護の認定調査なんです。わたしも障がい者なんで、これからどうして良いのか。」

 「それじゃ、家庭裁判所の面談に対応して出来ないかも知れませんか。」

 「無理だと思います。」

 何と、初めてのケースだ。

 申立人が認知症になるなんて。一体、どうしたらいいのだろうか。家庭裁判所に相談する他ないだろう。代わりの申立人となるともう、兄弟の配偶者か孫になるか。

 その衝撃も夜に、別件で受けた。定期的に数年前から、安否確認の電話をして30分以上はお話しをしている方がいる。

 きっかけは、数年前に市役所からの紹介で移行型任意後見、死後事務、遺言書と遺言執行人としての公正証書の作成と各種契約を交わした。その直後、心臓疾患への手術で入院した。私が、連帯保証人、入院費用支払保証人となった。

 退院して、これからが孤独死に向かっているのではないか、と気にしている中、心臓に違和感を感じて不整脈が検出された、と今日の安否確認時に言われて思わず声を出してしまった。

 先日、死後事務の最後の挑戦として身寄りが無く、多くを語らず亡くなってしまった方の遺骨を故郷に納骨したいと、遺品の中から見つけたメモの氏名と住所にお手紙を出した。

 しかし、宛先不明で戻って来た。再度、遺品の中から本籍地を確認して、大分県竹田市の地図を現して、その本籍地近くの複数のお寺に電話した。

 無縁仏の納骨合祀受け入れを打診した。何も、檀家のみ又は空きがないとお断りされた。断念せざるを得ない。

 最後の為に、先日、近くのお寺さんに受け入れのお願いをして快く受け入れて頂いたお寺に納骨の選択の実行をする事にした。