行政書士から拡張業務へ

基本資格行政書士を活用して代書屋からの展開

息子の再生に向けて親父の闘い

 連日、上下の精神的な大きな落差がある。昨日は大きく落ち込んでいたが、今日は大きく高揚していた。

 その一番の作用した出来事というか、なんというか。私の長男の事である。精神的に心配な事があって、連日、本人と話しをしているが、昨日までは最悪の場合精神病院入りも覚悟していた。

 私の数日前までの印象は、適応障害という病名に合わせて病人の烙印を伝えたい様な話しの仕方だろうと、自分の悪い癖で

 「もう少し、ハッキリした口調で話しをしないと、本当にその様な病人になってしまうぞ。」

 と、怒鳴りそうになった。

 以前の自分なら、そう言って益々悪化へ追い込んでしまっていたかも知れない。

 10日ほど前に、まだ早朝という時間に電話があって、

 「どうした。何かあったか。」

 「別に、何も無いけど、、、」

 と、声とイントネーションで、長男の危機を感じ取った。

 「いいか、自分に合わないと思ったら会社直ぐにを辞めろよ。仕事なんて誠実にやったら幾らでもあるんだから。お前は、もう十分にやった。」

 「そうかな。」

 「ウチでやって貰う仕事はいくらでもあるから。俺も、無理せずに自分ができる範囲でしか仕事はしない。自分の出来る事だけをしたらいい。」

 「分かった。ありがとう。前向きに考えるから。」

 そ言って、数日後も

 「やっぱり、ダメです。」

 「何が。」

 「あっ、すみません。やっぱり、続けられないから、退職したいと会社に言おうと思っています。」

 その時、5日くらい前は、病院で適応障害で勤務に耐えられないので休職する様に診断を受けた様だ。

 半年前くらいに、適応障害になった、とか言っていたがそれほど切迫しているとは思えなかった。

 直ぐに、顧問の社会保険労務士に制度などの相談をした。

 「直ぐに仕事から離した社長の判断は、親として正解です。」

 と、言ってくれた。

 その後の事についても、法人の代表者として取るべき判断へ適切な指導があった。

 それに沿って、少しずつ長男に話しをして、大阪への出張し長男ができる分野の業務を説明し、加えて将来の見通しが立つような事業構築を頼んだ。

 最近は、社会保険継続加入などの手続きを中心に連絡していたが、今日は自分から、

 「少し性能のいいパソコンを購入していい?」

 と、言ってきた時には嬉しかったので、間髪を入れずに、

 「自分で必要だと思った機器を注文して、請求書を回す様に。」

 これから頼みたい、幾つかのポータルサイト構築のアイデアを伝えた。自分の能力の範囲だと思った様で、言葉にも力強さが戻ってきたのを感じた。

 「24日に大阪へ出張の際に、新しく購入したパソコンが、箱に入ったまま置いてあるので使える様にセットアップして欲しい。」

 と、お願いすると同時に、

 「先日話した、外国人労働者へのサポート事業の推進へ東京に行った時に連携先の日本支社長を紹介するから、今後は俺の代わりに頼むは。そんな難しいことは無いから。」

 「分かった。」

 と、先日までは、仕事に対する恐怖心があったが、今日は分かった、との返事だった。

 未だ、今月一杯は中国資本の会社所属だが、気持ちは新たな方向に向かって意欲的になっていた。

 また、息子なりに、

 「後輩の会社へIT関係のサポートを副業禁止なのでボランティアで行っていたが、来月から20万円位で仕事としてするから、会社で契約して貰って会社に売上げが入る様にするから。」

 「分かった。そういった様に自分で出来るものを請け負って構わないので、自由にやってくれ。その報酬を給与で上乗せして支払うから。」

 段々と、元気が出て来てもう安心だ。

 「今の東京の住まいも、半額は会社持ちで家賃をもってやるから。」

 そう言って、負担にも心配ない様に伝えた。

 もっと多くの事を伝え、頼りにしている事を言った。

 思い返せば、二十代半ばの頃、一度、家を出て自分の甘えた気持ちを叩き直したいと正座して言って来た事があった。手の届かない遠くへ行って、新聞配達でもして生きていく、という様な事を言っていた。

 この時ばかりは、いつもの自分では無かった。

 「お前は、ウチの跡取りだ。手を離す訳には行かない。」

 そう言って、遠くには行かせなかった。

 そんな過去の事が蘇って来た。

 長男との遣り取りは午前中だけだったが、完全に快復しているのが分かったので、気持ちが高揚していた。

 朝のルーティンワークを終えて、メールの返信メールを作成していた。一番時間を掛けたのが、家族信託のリーディングカンパニーからの呼び掛けがあって、それに応募した事だ。

 家族信託に特化した機関ではつとに著名で、誰もが知っている法人が大きく方向を変更したのを知って現実の環境変化を強く感じた。

 その点から見ると、私の方がいち早く家族信託を実践してその限界を感じていち早く、横出しに展開して大きく業績を上げ、より一層の向上が見えて来た。

 その経験からすると、少しは役に立つかも知れないと思って応募した。

 直ぐに役員から返事が来て、履歴書が欲しいとの事で、年金の経歴を打ち出して西暦に齟齬がない様に和暦を見ながら、作成する。それを送った。役員会で検討するという。

 昨日は、M&Aの連携についての入り口インタビューが終わって、具体的な交渉に移って担当者から電話があった。私としては、契約する積りでいるので、トントンと進展する。

 長男が専任して、SNSの方面から攻めて行けるような気がするので、次々と実践してみることが出来るので、嬉しい限りだ。

 朝9時頃に、天気が良くて散歩に出た。30分程周辺を歩いて戻って来た。長男とのやり取りで、夢中になってしまって、今日も10時からのzoomを忘れてしまった。

 電話が入って、はじめて気付いた。時間に約束が守れないので、そうは言わないがキャンセルして、次の機会に変更になった。

 午後が、三輪さんの母親が昨日トラブルに遭って、病院へ救急搬送された病院へ現金払いをしたのに対して、必要な書類を準備して償還して貰った。