行政書士から拡張業務へ

基本資格行政書士を活用して代書屋からの展開

特定非営利活動法人決算に際して

 GW後半が始まった、と言われても私には無関係。この大阪に来て、GW中に休んだ記憶が無い。この様な、大型連休中は溜まった仕事を少しでも処理出来る嬉しい日々だ。

 今日も、何の思いもなく出勤して業務に就いた。最近は、早くから陽が昇るので少し出勤が早くなった。朝6時半には席に着いている。

 特定非営利活動法人は、3月に決算を迎えているので、行政への事業報告書を作成する叩き台にする為に、会員宛の令和4年度事業報告書と令和5年度事業計画書を作成しないといけない。

 そのソースデータを、職員に実績報告を求めた。正規職員3人と非正規職員2名の成年後見担当実績を求めて、非常勤職員1名を除いて報告を受けた。

 成年後見を現在81人の担当を行っている。年間報酬審判請求は、8割程度。残りは1年未満の就任期間なので、報酬審判請求は行っていない。年間報酬は1被後見人当たり30万円として1800万円程度だ。

 決算は、顧問税理士が行っているので、来月、後半に数字が出て来ると思う。昨年は、とんでもない管理者の策略で大幅に欠損金が出て赤字決算だった。

 今年の3月決算では、取り敢えずその者の策略を半減させたので、大きく利益を出して決算対策を講じても尚利益が大きく、平均1万円の昇給を行った。

 その悪辣な手段とは、当時管理者として多くの被後見人を担当していた者が、突然、退職を申し出る。特に、成年後見人の変更は被後見人にとっても家族にとっても、法人にとっても大きな痛手だ。

 特に管理者レベルになると、多くの関係者との関わりや信頼信用もあって、苦しい継続の打開策を考えないといけない。

 その足元を見て、最初からそれを想定して管理者という立場を利用して、多額の財産を持っている被後見人を積極的に担当していた。

 つまり、会社も急に退職すると困るだろうから、と自分が継続して副業で担当します、と申し出て来た。

 最初から、副業を認めてくれることを条件に医療機関に転職した。後見を受任すると概ね月1回程度の訪問をするのだが、時は丁度コロナ禍で、面会は殆どせずでも許されていた。

 そうして、単なる名前だけで報酬の8割を請求して来た。条件を飲まないと、私がやらないといけない。私も非常に多忙で、成年後見人の職務を疎かに出来ないので、苦渋の選択でその条件を飲んだ。

 例えば、後見人の報酬が30万円だとすると8掛けで24万円を渡すわけである。家賃や携帯電話の本体と料金、顧問弁護士、司法書士、税理士、社会保険労務士などの顧問料、FAXやコピー機、水光熱費などで奴の分はマイナスとなっていた。

 加えて、生活困窮者などの成年後見人報酬はゼロである。悪い事を真似するのはこの大阪人の特徴で、次の責任者も真似をして自分もと言って退職を申し出て来た。

 常勤社員の3人中2人が、悪辣な手段で表向きは社会的な貢献事業担当者として尊敬されて、内情はとんでもない人間性を出して組織を利己的に悪用して平気な顔をしていた。

 困ったが、大阪人の汚さは慣れているので、我慢して失地回復のチャンスを待った。有能な経験豊かな社会福祉士が入って来て窮地を片足抜けた。

 そうして、直ぐに司法書士が応募して来た。成年後見人の中心も中心である司法書士が入って来た。当然、癖があるのは覚悟の上。まともだったら、司法書士事務所で勤務した方が、収益もいいに決まっているので、難点が有るのが当たり前。

 その通りです。問題が当初からあって、辞めて貰ってもいいと思いながら、根気よく接した。少しずつ軌道修正して来た。古株の維持の悪い常勤が悪い話しを私に吹き込んで辞めさせた方がいいと言って来る。

 会社を窮地に追い込んで喜ぶ輩だ。

 「それじゃあんたが引き継いで、もっと多くの被後見人を担当するか。」

 「いえ、それは無理です。」

 「それじゃ、どうするんだ。代案を持って来てから言えよ。」

 そんなことを言いながら、何とか悪辣な輩を1年間我慢して、前年度途中から悪辣前管理者から取り上げて切り替えて行った。

 前年度、無駄な300万円が昨年度は170万円に減った。今年度はゼロになる。

 余談だが、悪辣な全管理者は医療機関に転職した時には事務課長という管理者にて採用されたと自慢げに吹聴していたが、医療機関など経験もない奴が管理職に採用されるのは、残業代がつかない名だけの管理職だと、私が言っていた。

 その通りで、コロナ禍で人手が不足して、深夜勤務や泊まり掛けを頻繁にシフトされて、新型コロナに感染した患者の搬送など雑用専門で、部下などいない何ちゃんて管理職だった。

 それでも、奴は奴なりに自分の家庭を守る事を第一に考えていた。遅くに子供が付いている結婚をして、背伸びして高額な家を建てた。その負担を会社に押し付けた。

 基本的に能のない奴は、誠実に仕事に向き合うのが一番だと思う。能がないのに策略を練っても限界がある。

 誠心誠意業務に一身を賭すれば、自ずと道は開ける。

 時代は変化している。時代の先を読めば、自分が生きる術が見つかる。自分の時代が来ると信じて学習を重ねる事が大事だ。

 奴は1年余りで、また転職して介護職員になったと聞いた。世の中、能力のない奴が美味しい汁を飲める訳がない。

 そんな経緯を経て3月の決算が大幅に黒字を記録して、来季は悪辣の無駄な支払いが無くなるので、もっと黒字幅が拡大するだろう。

 ただ、また新手の悪辣が奴が発生するだろう。本当にこの大阪人は、、、。

 その作業の他に、2時間ほど学習をした。保存されている多くの資料を読み込んだ。空き家対策を盛り込んだ新たなビジネスを学んだ。

 また、新年度4月からの補助金事業の居住支援事業の実績記録をまとめた。新年度50日くらいで既に30ケースの相談があった。

 昨日、申立人から受け取って来た成年後見審判申立資料を定型様式に入力した。

 その他、何人かの死後事務受任した方の金銭管理を中心とした整理を行った。

 どこかに出掛けようか、と思ったが結局は部屋から出る事は無かった。明日は出でようと思う。