行政書士から拡張業務へ

基本資格行政書士を活用して代書屋からの展開

死後事務委任者の通帳が見つからない

 全く、何ということだ。無駄な時間を朝から費やして、気持ちは落ち込んで今日中に終わらせたかった3点の業務や小さいメールの送信なども幾つかできずに、マンションに気落ちして戻って来た。

 何かというと、死後事務委任契約を結んだ方の手続きをやっと終えて報酬を頂く段になった。その報酬計算をしようと思って、委任者のファイルを開き通帳持ち出し残高の打ち込みをしようと思った。

 処が、ファイリングしてあるケースにある筈の通帳とキャッシュカードが無い。なにも入っていないケースがあるだけだった。

 そこから、まず、その方の既に終わっている多くの保管されている資料などを引き出して一つ一つ見直して、挟まれていないか確認した。

 続いて、もしかしたら他の方のファイルに間違って入れてしまったのかも知れないと、現在進行形の10人の点検を何度か繰り返す。

 その間、見逃しているかも知れないと何度か委任者のファイルを見直しする、同じ動作を繰り返し行う。

 現在進行形の依頼者全員のファイル見直しも何度も繰り返し、ファイリングしてあるファイルが格納しているケースの下や遺品などの備品にまで手を拡げて確認した。

 これ程探しても見当たらないのでは、外で紛失してしまったのかも知れない。そんな思いに駆られて、ネットで残高だけでも確認しようと思ってアプリで必要なデータを入力して、最後のページになった。

 処が、最後の入力する項目がキャッシュカードがなくて分からず入力出来なかった。諦めて、仕事に取り掛かったが、気落ちして進展も遅い。

 最初の仕事は、先週金曜日に大阪府職員が来て居住支援関係補助金の実績確認で追加提出を求められた資料の準備と提出をした。

 これで大半の時間を使った。もう、少し仕事をしたかったが、精神がダメだった。ただ、昨日着信していた連携事業者が作ってくれた保証人事業のチラシ原案に追加で裏面に残置物放棄の一筆を貰うような書面を掲載する提案をしてその原案を作成して送信した。

 やっと終わった。それでも探し物が見つからずに、12時を回ったががっくり来て暫く席を離れられずに、YouTubeを開いて小林明子さんの金曜の妻たちへの主題歌「恋におちて・FALL IN LOVE」を聞いて。

 金曜日の妻たちへ」の舞台は東京郊外の田園都市線のたまプラーザ駅近辺で、ドラマは見たことがないが先輩がそのドラマに憧れて引っ越して、自分の賃金に合わせて隣の梶ヶ谷駅に住んだ。

 そうしてテニスを始めて、その縁で結婚して。そんな思い出の曲だった。

 主演の古谷一行さんは既に亡く、いしだあゆみさんは74歳になり小川知子さんも亡き人に、篠ひろ子さんは我が故郷仙台の人で75歳になって、仙台であの夏目雅子さんの夫だった伊集院静さんと暮らしている。

 板東英二さんはすっかりブラウン管から遠ざかって82歳、ファンの森山良子さんは今でもご活躍していて75歳で頑張っている。

 もう1曲を聴いた。高校時代からずっと聴いていて、何か考えたり昔を偲んだりする時に聞いているメリー・ホプキンの「悲しき天使」を聞いて気持ちを切り替えてマンションに戻った。

 もしかしたら、と期待が大きかったのがマンションにあるかも知れん、と言う確信に近い思いがあった。

 思い返せば、最後に通帳を使った記憶は弁護士に相談に行った時に持って行って、その後喫茶店に寄ったりしたが、その時に会社の封筒に入れて行ったと思う。

 その封筒をマンションの部屋に置いたままになっているかも知れない、との思いと、もしかしたら封筒から落ちていつもの書類やバックを置く大きな発砲スチロールの中にあるのでは無いか、いや何故かあると言う確信になっていて早く確認したいと思って、部屋に入ってその場を確認した。

 そうすると、その発泡スチロールと隣の箱の間にiPadを立ている隙間があるが、そのあいだに通帳のような物が見えた。手にとって見ると、探していた銀行の通帳だった。名義を確認すると、間違いない。探していた委託者の通帳だった。

 こんな事があるのだろうか。事務所の委託者別のファイルの貴重品袋がに入っている筈の通帳とキャッシュカードが私の部屋のiPadをセットしている場の横に落ちていた。

 もう、このような仕事を請け負う責任感のある処置が出来なくなって来ている。改善するか、大きな事故に繋がる前に決断するか。

 ショックが大きな一日だった。

 先日、富山県射水市から来た相談者から頂いたお土産を食べて、また、体重が逆戻りだった。