行政書士から拡張業務へ

基本資格行政書士を活用して代書屋からの展開

出たく無い電話の主の、それぞれの事情

 今日は、朝1番、始業前から受けたく無い電話があって困惑して、それでも受けない訳にもいかず受けて出てしまった。

 昨日も、夕方に福岡からの私が代理店となって居る保険会社の女性営業ウーマンと打ち合わせ中に、所持している2台の携帯電話にその方から掛けて来たが出なかった。折り返しもしなかった。

 その出てくれなかった鬱憤を晴らすかの様に、朝から言いたい事を捲し立てて来て、私自身は段々とストレスが溜まって来るのが分かった。

 成年後見審判申立を行っている案件の後見人候補者が私で、その被後見人候補者の実姉でたった二人の残された親族である。そのお二人が精神疾患があり、相続財産が多額で二人の仲が良くない。

 今日は、弟が相続財産をネコババして居ると訴えて、自分は綺麗に申告しているのに汚いとずっと言い続けていて聞いている私のイライラ感が限界に達して、30分以上も捲し立てを聞き続けたが終わりそうも無いので何度か大きな声で遮った。

 それでも止め無い。諦めて相槌を打って暫くして終わるのを待った。やっと終わったが、私の精神は乱されてしまっていた。

 実は、この日の始業時間迄には懸案の大阪府居住企画課への提出資料の作成を終えてホッとしたかった。それが、ダメになってショックも大きかった。今日一日は、尾を引いた。

 立て続けだ。今、関わりたく無い人物から電話があった。着信名を見た時に出るか出ないか躊躇したが、不随筋が動いて出た。

 昨年、突如、難病に罹患して段々と筋肉が衰えて行く病に冒された方の支援を受任した。24時間医療支援が必要で、大学附属病院といえど患者に見合った施設を探すのが困難だった。

 しかしながら、私は面談したその日に施設に連絡して、総合病院敷地内にある大きな施設を紹介して即入居した。

 その施設に入居の可否を打診すると、直ぐに面談して翌日には入居を果たした。通院先の大学附属病院MSWさんとはその縁で知己を得た。

 その施設入所の際に保証人になったのが、患者の勤務先不動産業株式会社の経営者のだ。

 その立場をどう勘違いしたのか、私が死後事務委任契約を交わした受任者だ。その私に、依頼者が亡くなった直後に電話を掛けて来て、

 「個人の財産の動きを記録して置いて、入出金がわかる様にしておいて下さい。」

 などと、まるで自分の権限の様に言い出した。

 「社長が主となっているファンドの満期が来たら返却をお願いします。相続人に渡さないといけないので。」

 「本人には、その何倍も貸している。親族は離婚した子供が居るが関わりたく無いと言っている。」

 「分かりました。死後事務手続きが終わったら、顧問弁護士に預託して相続人の探しの手続きをとって貰います。」

 「叔母さんが居るので、幾らか渡したいと思っている。」

 「叔母さんは、相続人では有りません。」

 と言うと、その後数ヶ月何にも言って来なかった。

 処が、この日、久しぶりに連絡して来て、

 「その後、どうなりましたか?」

 「もう直ぐ死後事務手続きが終わるので、予定通り顧問弁護士に預けます。」

 と伝えると、何故か口座を閉鎖するのか聞く。

 その予定だ、と返事すると、

 「ファンドを7月満期で銀行口座に振り込むので口座凍結を回避してくれますか。」

 と言う。

 何を企んでいるのか、いずれにしろ顧問弁護士に通帳を早めに預託する事にした。

 精神疾患を持って成年後見審判申立を行っているFさんの通所している施設支援員に、家庭裁判所から言われた内容を連絡した。私も、成年後見審判申立の書類を打ち込んで居たが、添付書類は見ていなかった。

 家庭裁判所の、

 「診断書の意見と申立類型が合致しない。」

 との指摘以外で、驚いた事に診断年月日が「平成26年7月14日」となって居る。

 何と10年前の診察で、意見書を作成したのだ。呆れ果ててしまった。指摘内容について電話で説明したが、その項目が多過ぎて

 「個人情報を消して、ファックスか画像で送ってくれません。」

 との事で、送った。

 Oさんの死後事務が、一旦終わって、相続手続きは多忙なので知己のある行政書士に依頼した。死後事務の部分のまとめ、特に金銭管理に関するまとめを行った。

 現金有高と私が立て替えた葬儀費用などの50万円の回収、ゆうちょ銀行から現金で受け取って保管してあるものからの清算を終えた。

 私の死後事務委任契約に基づくの実行報酬は、明日、相続財産総額を計算して4%を掛けて算出する。

 故Hさんの相続手続きを行う打ち合わせに、妹さんのTさん宅に行った。娘さんと会って、入金された相続財産の相続人7人への配分は決まって居るのでその入金をお願いした。

 残りの僅かな残高がある銀行の引き出しを行う旨告げて、薬局を開設していた土地建物の売却を確認した。

 午前午後の大きな時間を使って大阪府との、居住支援協議会設立準備補助金実績報告書について詳細のやり取りと、何度も資料送信を繰り返した。

 午前中に送ったデータは、2通目が弾かれてしまった様で、その事を告げられたのは午後外出する途中だった。

 その為に、外出から戻って来て3時過ぎに再度送信の手続きを取った。大阪府への送信データは弾かれてしまっていたので、それを4等分して終えた。

 奈良県大和郡山市の国立病院機構独立行政法人やまと精神医療センターMSWから電話があった。こちらから電話を掛けると音声で内線を表記する様に言われるが、分からないので一方的な電話待ちとなって居る。

 なのでMSWからは数日に一回電話があって、相談者の居住確保にどの様に動いているかの情報を伝える。申告のあった緊急連絡先の電話番号を繋いでも他人が出る、携帯電話購入する申立てがあったが未だ購入されないので、私の電話番号を転用することを伝えた。

 しかし、この様な一方的な連絡手段状態では非効率なので、直通電話番号を教えて貰った。

 連携している司法書士の先生に、来週、富山県射水市のHさんが来るので、貝塚市の物件について相談した。