行政書士から拡張業務へ

基本資格行政書士を活用して代書屋からの展開

被保佐人入院先で、遺言書作成の意思確認

 午後2時から総合病院で入院中の被保佐人と面談した。その前に20分位、担当医師に病状や命に関わる様な症状が予見されるか確認した。

 目的は、症状によっては遺言書の作成を検討しないと行けないと考えていた。身寄り親族は愚か相続人が居なくて、財産の行方を寄付という形で社会に生かして欲しいと考えて欲しかった。

 問題は、面談の際に担当医師は勿論、現住所地の老人保健施設相談員、地域連携室相談員、もう一人フロア担当看護師も居たので具体的な話しができなかった。

 施設相談員とは久しぶりなので、積もる話しをしていると、担当医の診察が終わって診察室に呼び入れられた。

 症状や血圧などの数値をモニターを見ながら聞き、小康状態を保っていて、一時の危機から安定状態になって近々退院に向かうとの事だった。

 不動産会社専務から依頼のあった定期借地権等不動産賃貸契約公正証書を作成して欲しい、との話しの具体的内容を電話で聞いた。

 数日前から、断片的に聞いては居たが、具体的に聞くのは今日が初めてだった。

 思い違いと説明の下手くそで、混乱していた。事業用の賃貸物件の公正証書だと簡単に聞いていた。

 彼の話だと、最初は2人の登場人物がいて、建物の所有者がお婆さんで、既に契約書無しで事業者が賃貸しているという事だった。ずっと話を聞いていても登場人物は、このお婆さんと借りる事業者だった。

 その貸主お婆さんの具体的な氏名、住所、借りる事業者の名称などの情報確保の為に、不動産登記簿謄本の写しを求めた。

 直ぐに、メールでスマホに土地建物の登記簿謄本の写しを送信して来た。しかし、小さいので自分のPCに送信して明日出勤してから確認する事にした。

 彼から、受信直後に電話が入った。建物の借主情報を送ってくれる様に言う。話しを進めるに従って、話が段々とズレて来ているのが分かった。何を言っているのか分からない、と呆れ果てる。

 お婆さんが、借りる会社の役員だとか、後から思うと余計な情報があり過ぎて、話しの構成が組み立てる能力が無いのか、と思った。

 何の事はない。突き詰めて誰と誰の話しなのか、と思ったら突然、土地の所有者の若い女性の話しが初めて出て来る。

 要は、若い女性の土地所有者と建物を所有しているお婆さんとの定期借地権付き土地賃貸契約書の公正証書を作成して欲しい、その様な話しなのに最初から建物所有者婆さんと建物を事業用に利用している法人の話しをして来て、土地所有者の若い女性の話しは全く無かった。

 居住支援協議会設立準備メンバー不動産会社の職員から、突然の電話があって、現在形にしようとしている「緊急連絡先」有償化の提案して来た。それも、私が想定している年間1万円と金額も同じだった。

 驚いて、私の構想をお話しした。直ぐにでも相当なペースで依頼が入ると言って来た。受け皿構築を急がないといけないと思った。

 転居支援依頼契約書を締結している方が入院している病院の地域連携室相談員と、症状と次の段階の契約が可能な状態なのかの件で打ち合わせする。訪問日時を候補を挙げて選択をお願いすると、

 「そんなに遅いのですか?」

 「私も忙しくて、時間が取れないのです。」

 本当に余裕が無い。

人材紹介会社の営業推しが強くて、押され気味だが、やっぱり自分優先で相手の立場に立つ考えを持つのは出来ないようだ。自分の考えを押し付けようとした時点で、終わりだ。

 総合病院に行ったついでに近くの公園内に出来た「コメダ珈琲」に行った。