行政書士から拡張業務へ

基本資格行政書士を活用して代書屋からの展開

疾風の如く

 



今日もびっしり働いた。疲れはしないけれど、思考する時間がないので、各方面からの電話に 

 「ハイハイ」

 と、返事をして従うだけで、何も考えずに、その方が早く済むと思ってしまっている。

 今日の最初は、何と言っても大阪府からの補助金の実績報告の完了報告書作成を行った。

 今日で終わりにしたいと思ったが、追加追加でやっぱ中途半端で終わってしまい、中途半端での一旦報告して、翌日の持ち越した。

 大阪府だけでは無い。国土交通省の補助金実績報告が先日行ったが、計算が少しおかしな事になっているので、修正要求が必要だから明日に持ち越しになった。

 今日の電話の本数は22本だったが結構重要な案件や、顧問弁護士との協議も重くて課題も増えた。

 朝出勤してメールを確認した。ポータルサイトから、相談案件の連絡待ちの依頼者携帯電話番号と共に、「人生相談」との分野表示があって、相続や死後事務などの相談だと思って、余りに早いのも悪いので、9時になるまで2時間程仕事をして時間が過ぎるのを待っていた。

 やっと9時になって掛けたが出ない。尚も30分経過後掛けた。出た。予想していた高齢者ではなく、比較的若そうな感じの方だった。

 挨拶して、自分の主となる業務や経験を伝える。どうも反応がおかしい。相談したい事を話しを聞くと、何と確定申告の相談だった。税理士に相談する様に言うと、知っている税理士を紹介して欲しいという。

 暫く、その希望する回答を得られるサイトの紹介をして無駄な時間を過ごした。

 後見申立を準備中の方が入居している有料老人ホームのケアマネジャーから電話があって、本人同行して、市役所にて本人の戸籍謄本と住民票を取得して来たいので、本籍地と戸籍筆頭者を教えて欲しい、と言う。

 それ程、精神的に悪化しているのが分かった。

 その後には、出る積もりの無い電話が立て続けて、掛かって来る。

 事務の方は、相変わらず大阪府への居住支援実績報告書作成に向かっていた。加えて、ギリギリになってこれから向かう弁護士事務所への相談メモの作成。

 遂に外出時間になって着替えの為にマンションに戻る。

 戻ると同時に電話が鳴る。私が代理店の募集人になっている少額短期保険会社から、続いて不動産屋の専務から定期借地権の契約公正証書作成依頼があった。

 そうして、docomoから魅力的なサービスの説明を聞き、それでも時間が無いので途中で打ち切った。

 出て、銀行に立ち寄る為に支店前で降りて振り込み手続きを行う積もりで前まで来た時に、議員から電話が入って結局20分以上話が続く。

 要は、先日の居住支援協議会設立勉強会への私の今後の行動を問われ、議会と市役所は私が望んだ方向へ向けて合意形成がなっているとの嬉しい報告だった。

 その上で、参考となる居住支援協議会の運用をしている地方自治体を聞かれ躊躇なく横浜市と答えた。

 どの他にも数件の案件の話しをして、約束時間ギリギリに弁護士事務所に入った。顧問弁護士とパラリーガルの二人で5件の相談案件にアドバイスを頂いた。

 合わせて、私が考えている「緊急連絡先」「残置物処理」「死後事務委任」をミックスした契約書の構想をお話しして、合格点を頂いた。

 「危急時遺言」「成年後見」「相続財産管理人」などの実行に向けて打ち合わせを行なって、ア・ゴーラホテル喫茶室に入ってケーキとコーヒーを飲んで久しぶりに落ち着いた時間を得た。

 ここでも電話が数本あった。その内、一本は賃貸契約を結ぶのに緊急連絡先の依頼だった。問題は、

 「緊急連絡先は別に何をして貰う訳では無いので。」

 と、住宅を借りる者が簡単に口に出して言うのは、不動産屋そう言って探させるからだ。

 何もしないなら、何も私に電話して来なくても。誰だっていいし、架空の人間だっていい訳だ。そんな事を言っておいて、いざ、なにか起こったら契約書に名前が書いてある、と言うのに決まっている。

 今度は、家庭裁判所から申立て書類を代行して送った書類について修正や不足を伝えて来た。

 そこから、四條畷市に向かって明日死後事務委任の相談が地域包括支援センターからあった方の所在地がナビでじゃ確認出来なかったので心配になって、事前確認に行った。

 帰りの車の中で、弁護士事務所で打ち合わせした時に、一旦断る積もりだった、報酬が見込めない死後事務委任行為について、実行して相続財産管理人選任申立を行って、請求権行使をすると決めて亡くなった方が入居していたUR管理センターに電話して、死後事務の実施を伝えた。