行政書士から拡張業務へ

基本資格行政書士を活用して代書屋からの展開

お人好しもいい加減にせい

 毎日の感情が揺れるブランコの様で、昨日の余韻で、気持ち良く起きて朝の支度をして出勤する。

 今日くらいは慌てて仕事をやる事も無いと思って、気持ちにゆとりを持ってPCに向かった。

 祝日でもあるので、本来は概ね社員は休みだが出勤して貰ったのが菊ちゃんだ。月曜日に隣市市役所生活保護課から電話があって、

 「家探しの相談ですが、携帯電話も固定電話も無い方なのですが、今借りて居る家を出なければならなくなって、相談に来た方の家探しのお手伝いをお願いしたいのですが。どの様な形にさせて頂いたら宜しいでしょうか。」

 「それでは、一度面談をさせて欲しいのですが。訪問してもいいですし、事務所に来て貰ってもいいです。」

 ご本人が傍にいるようで、意思を確認して当事務所に来る事となった。

 一応間違いのない様に、私どもの住所を言って貰った。守口市だけでも4か所あるので、間違ったら携帯電話もないと言うことなので、大変な事になる。違っていなかったので、

 「私どもの日程で空いて居るのが、一番近い日にちで23日ですが。」

 ご本人に確認して、23日に当事務所に来る事になって、

 「時間を言って頂ければ、不動産会社と担当者で待っています。」

 と返事して10時に来る事になった。

 そうして、菊ちゃんに対応可能か聞いて、OKだったので祝日でも出勤して貰う事にした。続けて、いつもお願いする不動産屋に来てくれる様にお願いして、調整して水曜日は不動産会社が休みだが、来て貰える事になった。

 何しろ、電話が無くて連絡がつかない方だから、一挙に不動産屋に会わせるのが一番いいので、そうした。

 仕事をしながら、思った。変な奴で、金がないと言って理不尽な言動をしてトラブルを引き起こさないだろうか、などと気になっていた。

 菊ちゃんから電話が入った。もう終わったのか、と時計を見ると10時17分だった。

 「来ません。」

 「エッ、来てないの。場所が分からなくて迷ってんのかな。」

 「迷ってんですかね。不動産屋さんは来て待って頂いてます。」

 「もう少しだけ、待ってくれますか。」

 「そうですか、では半まで。」

 もし、本当に来なかったら、休みにも関わらず来て貰った不動産屋さんに何かお土産を持って行って貰わないと。

 そう思って、それまで十数分外出の準備をして、顔を出さないといけないと思った。

 社員から出て来た勤務実績での給与計算をして、午後からの振り込み手続きの資料と通帳を持って、半に合わせて菊ちゃんが勤務して居る隣のマンションに向かった。

 「あの野郎。折角、みんな集合して対応してあげる準備をしたのに。」

 と、言ってわざわざ来て貰った不動産屋さんの怒りを代弁した。

 折角、来て貰ったので、幾つか現在行なっている事業を紹介して、コラボできそうだと思った事業を言ってくれる様に言った。

 それが、あろう事か私が彼に以前話した生活保護だけをターゲットにしてサブリースをして居る事業者の事例を、俺が話したのを忘れた様で自分の知って居る奴の話だと言って、80ケースという数字まで同じの話をあろう事か、わたしに話しをして来た。

 本当にこんな奴ばかりだ。こいつの知人も同じ様に、私が言ったアイデアを周り回って、私が出どころだとも知らずに自分のアイデアのように私に言って来た事があった。

 この大阪なんて、自分で考えるとか勉強するとか全くせずに、役所だろうが会社だろうがマネと横取りだけの低レベルな奴ばかりだ。

 そこに、三輪さんが菊ちゃんの仕事している事務所に来た。時計を見ると12時半を過ぎているのを知って驚いた。

 本来なら、食事しにマンションに戻るのだが、時間オーバーでそのまま駐車場に向かい出発して門真市古川橋の三菱UFJ銀行にて振込み、戻り乍らコンビニにて公共料金を支払って、マンションに戻った。

 昨日、飲んだ時に皆んなに「鯖焼一本握り」手土産を持たせたが、そのふた握りを食べた。初めてレンジして食べたが美味しかった。