行政書士から拡張業務へ

基本資格行政書士を活用して代書屋からの展開

怒りより呆れ果て

 自分でも、怒らなくなったこの頃。それでも今日は、厳しく怒って預かった通帳、戸籍謄本、印鑑、鍵、保険証、免許証、など返却する。とんでもないひとたちに巻き込まれたくないと思う。

 ことの発端は、先月20日死後事務委任契約を結んだ方が亡くなった。面談を病院内で行なって4日後だった。

 その後亡くなった日に電話が兄からあった。

 「これからどうしていいか分からないから、全てのことをお願いします。」

 そう言われて、バカな私はご遺体搬送から火葬、葬儀から納骨迄葬儀社に手配して、力になってあげて自己満足していた。

 それが、仇となって大きな負担となった。ストレスが溜まる言動に、段々と逃避する精神状態になった。

 昨日、会議中で司会という立場で電話に出られない仕事をしているのに何度も電話がが掛かって来る。

 留守番電話が登録される。知らない人から電話が掛かって来る。それは、私が亡くなった方から受けた委任受けた作業の一部の相手に、この無関係な奴が連絡をして私に電話を掛けさせた。

 つまり、亡くなった方が勤務していた会社から、手続きをされていない事をこいつが告げて、掛けて来た方も戸惑いながら、お互い遠慮がちに話をした。

 そのこいつと言うのが、実の兄だと言うが戸籍上は叔父にあたり相続人とはなり得ない。その上、病院内で面談した時にこいつの存在は唯一の親族だと言うが、連絡もしないでくれと言うし、こいつとこいつの奥さんも二人揃って亡くなった方の家族の悪口ばかり言う。 

 殆ど会う事もない過去だった。そう言っていた。そんな奴が、何故か亡くなった時に立ち会った。その後、何故か亡くなった方の通帳と印鑑を持っていた。

 家の鍵も病院に持って行っていた亡くなった方の遺品として、受け取っていた。その鍵を使って、入室して何を持ち去ったのか分からない。亡くなっていた奥さんの保険証書は無かったなどと言う。

 こんなやつに死後事務委任契約行為を邪魔をされたのでは、とんでも無いので、今日は岸和田市役所に別件で死後事務手続きを行う際に近くに行くので、こいつの処に行って全てご和算にして預かった書類や鍵などを突き返そうと、堺市まで行った。

 その前に、亡くなった方の通帳と印鑑をこいつが持っていたのを、以前に相続手続きを依頼して置きながら持っていて、手放さない。何故、手にしているかも分からない。家に入ったのは知っていた。

 その内、私が相続手続きを断ったので、渋々、通帳を受け取ったのは6日前の事だった。中を見ると亡くなった数日後50万円が引き出されている。

 以前聞いた時には、引き出そうとして怪しまれて、本人に連絡したいと言われて亡くなっているとは言わずに、戻って来たという。

 それが、通帳を見ると亡くなった後の50万円引き出されていた。

 亡くなった方は、数ヶ月に一度50万円を引き出して生活費に充てていた。その通りに怪しまれない様に、と思えるのと怪しまれ引き出す事が出来る亡くなった方が通常使っていた支店ではなく遠方の支店で引き出されていた。

 その支店に行って、1時間も掛かって、口座取引を停止手続きをした。その後、やつに電話してから、向かった。

 そうして、マンションのエントランスにて、やつが、

 「通帳を預けたら預かり証を渡すと書いてあるのに、渡されない。渡したのに気になって心配になっている。」

 と、言った事に対して、契約書を持って来させた。

 その契約書は、私と亡くなった方契約を交わしたもので、生前及び死後事務契約書の中の生前の部分の委任事項を行う場合の項目で、こいつにとやかく言われる筋合いはない、と言った。そうして、預かったものを全部エントランスにあった台の上に曝け出した。

 「相続の依頼を受けたが、相続出来るかどうか顧問弁護士に相談している。相続手続きが出来るかどうか分からない。兄弟だと言っているが、戸籍上では叔父さん。相続権は無い。」

 そう言って、弁護士と話している内容を伝えた。

 「全て、契約解除ですか?」

 「相続人では無いので、相続出来るかどうかは分からない。なので、相続の契約はしていません。別の手立てを顧問弁護士に相談していた。でも、もうやめますにで、他のどなたに頼んだらどうですか。」

 そこから、何度も懇願される。

 仏心が、いつも災難を招くのに、あまりにも高齢者が哀れを乞う姿は見たくないので、不承不承に受け入れてしまった。

 その為に書類を取りに行く旦那、残る悪知恵を働く奥さんが残って、

 「家を片付けるのに、鍵を貸してくれますか。」

 そんな気持ちなどない。

 また、故人の家に入って何かを持ち出そうとしている。

 断ったので、今度は、

 「納骨など行いたいので、そのお金を引き出してくれますか。」

 そんな口先だけの、先日、50万円も人の名前を書いて他人の印鑑を持ち出して勝手に引き出して置いて、今度は私に引き出させようとしている。

 とんでもない夫婦だ。

 挨拶もそこそこに戻って来た。

 帰り時間が遅くなってしまった。

 四條畷市役所から、成年後見のサポート依頼があった。

 障がい者自立支援センターから、障がい者の自立にサポート依頼があった。

 10時に事務所を出て、岸和田市役所へ向かって、Oさんの死後事務手続きを行った。次の手続きを行い為に、年金関係の停止手続きしか出来なかった。

 相変わらず、死後事務契約書を持参しても、後見人の手続きがされているか、確認をするなど分からない人が窓口にいるので、今は何も言わない。結果は問題ないのだが、確認してそれを言わずに手続きを進めるのは、どこの役所も同じだ。