行政書士から拡張業務へ

基本資格行政書士を活用して代書屋からの展開

フランス料理は超美味だが、納豆食べたい。

 ここは人口13万人と言うから、私が仮の宿にしている守口市と同じくらいの規模だ。その駅前にあるホテルに投宿している。

 4泊5日の予定で部屋を確保した。近隣には超有名な自社仏閣を始め、全ての日時を費やしてでも回り切れない私が興味を示す戦国時代の遺跡や現存するものがある。

 それでも、一気に回るつもりはなく残して次にと考えれば気が楽だし一箇所に充分な時間が掛けられる。

 その思いに通じるのが、日々の食事である。宿の一部となっているフランス料理店が、予約した朝夕食の頂く場になっている。

 私の人生において、フランス料理のコースを頂いた記憶は、東京の神宮外苑にある日本青年館で行った私の結婚式くらいで、遠い昔に遡るので特に味の印象の記憶が定かではない。

 この宿のフランス料理店での大晦日の夕食から始まって今日の夕食で7食目に入ったが、コース全ての一つひとつ全て美味しい、と言いながら頂いた。

 これほどの料理は口にした事がない。ソースが抜群で、パンも美味しく何も言う事がない。その筈だったのだが、二日目の夕食が終わった後、問題が生じて来た。

 飽きが来たのだ。「美味しい」のと、「飽き」が来る味とは勿論大きく異なる。同じ料理、例えば日本で最高ランクのブランド牛のステーキを毎日出されたのでは、私の様な田舎者には飽きが来てしまう。

 そのことを思い切って店側に相談した。と言っても本格的なフランス料理店である。日本料理店ではないので、応用が効かない。夜遅くに部屋にフランス料理店から予約メニュー変更の相談があった。

 簡単に言うと、私が要望したブランド牛をお魚料理への変更を受け入れて、昨日は甘鯛、今日は平目のメイン料理だが、予約時点で決済済みの金額に料理が不足しているので、

 「和牛のフォアグラを添えた料理を加えてお出しすることで如何でしょうか?」

 と、言って来た。

 勿論、クレームをつけている訳ではないので、了解した。

 それら、全てが美味しいので、何にも問題が無いのだが、朝食だけ殆ど口を付けずに、ブッフェのホテルカレーライスと野菜サラダにした。明日は、蕎麦にしようと思っている。

 心は、明日にはマンションに戻って夕食で納豆と冷奴を頂く事に思いを馳せている。