行政書士から拡張業務へ

基本資格行政書士を活用して代書屋からの展開

生きるも死ぬも人生って言いたかった

 夕方、岸和田市の介護業者からメールが来た。先日、岸和田市民病院にて面談をして生前及び死後事務契約を結んだ方の紹介者だだ。

 彼の連絡は、

 「延命処置を拒否したので、余命が宣告より早く訪れる、との事です。」

 と、ケアマネジャーからの情報だと言って来た。

 一月前に、彼から知人ケアマネジャーの相談内容として、余命2,3ヵ月の入院患者への死後事務相談に乗って下さい、と車で2,3時間の入院先の患者さんに支援を依頼された。

 数週間後、正式に依頼されて具体的に状況を聞き依頼内容を本人に確認して契約書原案を作成して、入院先に向かった。

 面談室で、ご本人、MSW、CM、私、支援者、補助者、立ち会いの下、生前及び死後事務契約の原案を説明する。

 全て一任します、との言葉を受けて受任した。1週間後、私が生前および死後事務を行う事が決まったので、退院した。在宅での看取りに移行するのか。最終的には分からないが、在宅治療に向けて4種類のサービスが入りその契約書の代理人として署名する。

 それから、わずか1週間後の連絡だった。直ぐに返信した。

 「心から、誠意を持って対応させて頂きます。サポートを宜しく頼みます。」

 と。

 毎日、人生に別れを告げる人、人生の終末に向けて準備をする人、思わぬ人生を終えた人、そうして自ら生きるチャンスを閉ざす人に初めて接して、潔さに厳かな気持ちになる。

 自分もかくありたいと思っていて、その気持ちに報いるサポートをどのようにすべきか考えた。

 終末医療に関わるのは初めてではない。ケアマネジャー時代に、携わっている。なので、その経験を活かして、目に見える支援を行いたい、と思っている。