行政書士から拡張業務へ

基本資格行政書士を活用して代書屋からの展開

 辛い思い出が多々あるので、人情噺には弱い、人間です。

 驚いた、サッカーW杯でのドイツから歴史的勝利。試合開始から見ていたが、1点入ったところでこの後ズルズルと失点を見るのが嫌でチャンネルを回した。
 大分過ぎてから、チャンネルを回せば良いものをテレビを見ていたいので、スマホで現在のスコアを確認した。何と、同点だった。慌ててチャンネルをNHKに回して、勝利まで見入った。
 劣勢での勝利は感動を生む。
 薄暗い。寒いという感じより、部屋から出ると暗くて景色が見えない。向かいの家の屋根がつい先ほど止んだ雨に打たれていた名残で薄暗い中で、ライトで光っていた。
 いよいよ冬の季節に入って来る。まだ完全な冬支度ではないが、今日の祝日の様に外出や人と会う予定がない時にはジャージが多い。これが一番気遣いがない出立ちだ。
 ルーティンワークの後、少しずつ何をするのか決めて、余りにも多い仕事に必ず今日の時間に完了させる事案を決めて手をつけ始めた。
 鹿児島県出水市の依頼者に電話した。相談の死後事務委任契約について説明した。契約の希望を聞いたが、送った契約書原案を身近な信頼出来る方に相談してから、再度連絡くださいね、と説得した。
 「私が負担するにしても、毎月の負担が多いとパートの収入だけですので、苦しい。」
と、胸の内明かす。
 それが辛い。無かったらなかったで、払ってくれと言わない、先に預かる預託金もいらない、実際に動いたら負担してもらうけれど、現在、ご親戚が所持している額で終わらせるようにしたい、などと、言った。
 自分が、唯一残った親族で、対象となる方を看取って一族のお墓に納骨しないと死ねないなどと、多くの話を伺ってしまっては、非情に金銭的なものを請求する訳には行かない。
 「契約書を作り替えるので、どこをどうして欲しいか、おっしゃって下さい。」
と口から出た。
 ただ、契約書作成料だけは最初頂き、生前及び死後事務は行っただけの請求をしますが、依頼者に負担を掛けない範囲で対処します、と伝えた。勿論、相手からの言葉は想像するに難くない。人情噺には弱いのだ。
 相続手続きを進めているある精神障害の方からから、資料の準備が出来たとの電話が来た。自立支援センター相談員に同席の相談をして下さい、とお願いした。
 ある案件では、相続手続きを進めて相続人間での調整が上手く行かず、長期間掛かっていた。提案した案を無視されて、半ば放棄する。目的は早く手にしたい遺産分割。目的に向かってやっと合意して、7人にに遺産分割協議書を送った。
 夜、定期的に行っている不安症の方へ、安否確認電話をした。