行政書士から拡張業務へ

基本資格行政書士を活用して代書屋からの展開

市役所での死後事務手続きは、肩書重視?

  午後から、中核市役所国民年金担当部署に行って、死後事務委任契約に基づいて亡くなった方の手続きを取りに行った。
 朝早くから超忙しい中で、やっと仕事を一段落させ、午後を無駄に出来ないと先日亡くなった方の死後事務手続きをしようと思って、死後事務の残っている作業をチェックした。
 残っていた国民年金の手続きをしようと、年金事務所に電話して亡くなった方の届出は何が必要かを聞いた。納付実績が無くて手続きとしては資格喪失届けだと言われた。年齢が若いので、介護保険利用や年金受給がないだけでもそれに対応する作業が少ない。
 年金事務所では、
 「資格喪失届を出して貰えればすべて終わります。年金事務所でも市役所の国民年金担当部署でもどちらでも大丈夫です。亡くなったことが分かる書類と基礎年金番号を分かるものを持参して下さい。」
と言われた。
 年金事務所は、いつも大勢の方が待合室に順番が来るのを待機していて、そのうえ、予約制になっている。出来るだけ、年金事務所には行きたくない。
 先日、国民健康保険課への死亡届出の際、健康保険カードの返却をしていなかったので、それを持って行き返却手続きと一緒に国民年金担当部署にて喪失届の手続きしようと思って市役所に行く事にした。
 車で3,40分で市役所駐車場へ入庫。直ぐに、担当部署に行って順番のカードを取って番号を呼ばれるのを待った。呼ばれた時に、何となくスムーズに行かない警戒したくなるような感じの職員だった。
 「どんな用件ですか。」
 「亡くなった方の、国民年金の資格喪失届を出しに来ました。」
 「年金事務所に行って貰わないといけないかも知れませんよ。」
やはり、最初から門前払いか。
その方との関係を聞かれて、
 「あなたの身分を証明するものはありますか。」
と、言われて、普段はあまり出すことのない、「行政書士証票」を出す。
 態度が一変した。確認しますと、言って色々と電話を掛けてなにやら確認をしていた。後から知ったが、死亡届が出ているのか、などを担当部署に確認していたようだ。
 それから、やはりあった届出書式を出して、既に名前や生年月日が印刷されていて、その中の項目に数か所チエックをするだけで、終わった。受領印のある控えを求めて、駐車券を渡すと、
 「最大の90分無料で処理しています。」
と、言ってマスクの下でニコッと愛想笑いをした。