行政書士から拡張業務へ

基本資格行政書士を活用して代書屋からの展開

 連続する相続、成年後見を前提とした相続に対処。

   日曜日でも、朝起き時間も仕事も通常勤務で6時半に出勤した。早速、ルーティンワークを行って、先に家庭裁判所から要請のあった案件に手を付けた。余りに膨大な財産承継で、どうしても依頼を受けた身としては残念だが、全てを信頼されて通帳とか預かって居る訳ではない。
 ここへきて、どうしても被後見人の相続人へ確認する事項が発生したので、メールで問い合わせした。
 成年後見人に選任されてから、相続が発生するまで時間が無く管理下に無かった通帳での動きが分からない。その点を、家庭裁判所に指摘された。困難は重なるもので、相続人となってその手続きを行っていた方が、被相続人になってしまった。最初の相続には、私は余り係わりが無いので、その通帳の全てを直系の親族が所持していて、相続財産を被相続人へ移転手続きをしていた。
 その間の、出来事である。被後見人が被相続人になってしまった。緊急で、東京にいる相続人のうちの一人の方が、向かって来た。もう一人の相続人となった方は、アメリカ合衆国在住なので、少し遅れて帰国した。
 そのような、慌ただしい内容の動きがあって、尚且つ、親族が相続手続きを行う中で、色々と分からない金銭の動きが発生して、家庭裁判所からその内容の詳細を求められた。
 その問いを、メールで行って返事を待つことにした。
 次に、この日の仕事は相続に関する資料の受け取りに向かうことだった。
 10時に出て、徒歩で20分。自宅前では、ご本人が外に出て待っていた。同席する予定の障がい者相談支援センターの支援員を待ってから室内に入った。
 今日の予定されていた財産確認で、ご本人の通帳のコピーを確認して、不自然な大きな金額が何度かご本人の口座に入金されているので、その出所を確認してその取り扱いについて説明した。
 次に、被相続人の財産のうちのひとつの通帳を持っているので、その内容を確認してコピーを受け取った。続いて、もう一人の相続人が所持している被相続人の通帳と証書のコピーを送って貰ったので示して、相続額の現預金の全容を示した。
 加えて、数箇所の不動産の登記事項証明書の写しと、固定資産税評価額のコピーを示して現時点の不動産案件の持分と今後に要求の意思を確認した。
 問題は、被相続人の所有を主張している不動産のはっきりした所在地が不明なので、もう少し頑張って調査しようと思っている。
 今後の手続きと、もう一人の相続人に税理士が代理人となって今後要求して来るが、最低でも全ての相続財産の2分の1を取得する権利を有している事を説明する。
 終わってから、近くのサンマルクコーヒー店でひと休みした。