行政書士から拡張業務へ

基本資格行政書士を活用して代書屋からの展開

精神的疾患の方へ、魔の手が伸びている。

  土曜日であっても、医療や福祉の現場は稼働している。自分の意思で決めたことなら仕方がないが、昨日金曜日に、何度も市役所から電話が来ていた。丁度、ご相談者との面談や四六時中の電話で忙殺されて、掛けて来ても出られない。
 やっと、時間が空いたので市役所の担当者に電話する。しかし、相手も勿論仕事をしている。保護課窓口にて対応中だと言うので、
 「私も多忙な面談の繰り返しで時間が取れたら電話します。」
と、言った。
 しかし、役所は土曜日、日曜日は休暇である。何としてでも、この金曜日中に私にバトンを私にタッチしなければならない。私が時間を見て電話を入れます、と言ったのに昼食中に電話があって、それまでの対応が嘘のように、それを阻む壁があった感じなのに無くなって、より良い支援をお願いしますと、機嫌良しだった。
 依頼内容を、具体的な言質を避けながら提供される情報が少しだけで、制度上何かトラブルが起きる可能性を考えているのは分かって居るのだが、何を考えているのか、分からない。言わないので、行政の希望通りのルートに至らないかも知れないと、思い乍ら医療機関に向かった。
 訪問した総合病院はインフルエンザの予防接種で大勢の人が待機していた。
 病棟で面談したのは50歳代で障害2級の手帳を持っているという方だった。経緯を聞き、概ね事情は分かった。
 ご本人だけが、ごく自然にお話をしてくれた。その間に立って、行政が拒む理由を抱えている知人の存在がネックなのだ。
 その知人の素性が分かって来た。ただ、何故、この相談者がその知人と知り合ったのか。その相談者は、関東地方にて生活していて、何故か、その地域の市役所との縁が切れていないのにもかかわらず、この地域の知人が生まれて来るのか。
 その知人が、なぜ、その関東地方まで行って、その相談者を連れて来たのか。
 その相談者の居住地などの証明は、何ら変更もされずに関東地方のままである。
 そんな基本的な事情も市役所は提供せずに、また、その間に立っている知人に私の個人の名前携帯電話番号を教えているのだ。
 市役所をからの依頼もある事から、早急に対応する事としたが、市役所が描いた中間施設への通過はしない方向で取り合えず考えていく。
 障害があるということ、特に精神や知的などの一見分からない内的な疾患の持ち主は多くの手が伸びている。勿論、高齢者にも。