行政書士から拡張業務へ

基本資格行政書士を活用して代書屋からの展開

酷い、生命保険会社の遣り口

 被後見人の財産調査を始めた。今年の2月までは、3人の大人が生活していた家があったが、2月に一人、半年後に入所していた一人が相次いで亡くなった。相続人は、3人のうちの一人だが、大病で2月に入院手術して精神に病を得て退院できずに療養施設に入所した。
 その3人が唯一の親族で、その療養施設から先日成年後見人就任の依頼があって、サポートしながら、家庭裁判所の審判が下り成年後見人に就任した。
 その就任直後から、3人が居住していた自宅に入った。膨大なありとあらゆる封書が自宅内のボスとから、ドアの隙間から、戸の隙間からこれでもかと言うほど放り投げられていた。
 多くの諸々の加入や契約関係の書類が沢山あって、その整理に追われていた。
 9月30日夜7時頃に、成年被後見人の知人と名乗る方から電話があった。生命保険会社の営業職の女性から、
 「今日支払わなければならない保険料があって、今日中に手続きをしないと効力を失う、との連絡がありました。」
 という、話があった。
 既に、金融機関は閉店しているし、無茶苦茶な言い分で、もっと余裕のある時間帯や日にちがあった筈だ。それを、意識的に、無理な時間帯、それも締め切り間近な時間に連絡して来るとは、悪意を感じた。
 本部に、抗議してやるつもりで、取り合えず、聞いた営業職の女性に連絡した。オプションで医療保険に加入している分の、年払いの更新料だと言う。
 強く言って、よく確かめてみると知人は、今日、つまり9月30日が期限だと言っていたが、私が聞くと
 「明日、10月1日が期限です。」
と、二枚舌を使った。
 実は、この契約者である成年被後見人は大手術をして、医療保険金を100万円以上下りたのは今年のことだ。
 これからも、多くの医療保険を必要とする機会があると思われる。
 仕方がない面もあった。保険会社の言い分は、いつも会って保険料を支払って貰っていた金銭管理をしていた家族の方は、2月に亡くなっていて知らずに何度も連絡していたと言う。連絡がつかないので、振込通知を自宅に送っていた。しかし、既に、住人は誰も居ず、その通知は誰も目にすることが無かった。
 しかし、その知人に電話して来る時が問題だ。既に、8月には期限は切れているが、事情を考慮して支払い期間を2か月延長している。
 それが、督促状を出していると言うのだが、それだったらせめて数日前にその知人に電話して来るべきだった。
 その支払いを、今日の朝6時半に出勤して、振込用紙を探し出して直ぐにコンビニに行って立替て支払い、事なきを得た。
 預金通帳の引継ぎを得て、内容をやっと確認して、定期的な保険などの引き落としを確認しているので、これから、見つからない証書の行方などを追い掛ける。