貝原益軒の『養生訓』に触れた
機会があって、江戸時代の儒学者で多くの分野で才能を活かした貝原益軒は、歴史で名前だけ習った記憶がある。
その方の書いた『養生訓』というものに、触れてさわりだけ読んでみた。勿論、現代風に直した、雑誌の中にあったものだ。
その健康について、書かれた内容は江戸時代だけではなく、現在にも通じる養生書だと感じた項目が、沢山あった。
一番の信用が置ける記述は、江戸時代50歳まで生きれば長生きとされていたが、その養生に従って生活して83歳まで生きた事実が証明される。
その伝えたいという大きな項目だけ羅列すると、
1.体と心を整えて、精力を飲食のスキルを身につける
・好き嫌いなくバランスよく食べるのは大変なので、楽しく食べ続けるために、食事の内容と量に注意を払って「好きなものを楽しみながら少しずつ」
「食べ過ぎない」「味の偏りなく食べる」「冷たいものを摂り過ぎないように」「旬のものを食べる」「食後はなるべく動く」
・朝は、「梅がゆが最適、酸味が消化を助ける
・昼は、色々な味をすこしずつ⇒幕の内弁当風
・夕は、朝食より少なく、薄味で消化の良いもの
2.漢方の考え方を生活に取り入れる
・漢方の基本:五味・五色を取り入れる
・肉、魚は少なめに穀類を多くとる
・お酒は早い時間に、食後にはお茶を
・栄養たっぷりの干し野菜をとる
・気候の変化に負けない季節の旬の野菜を摂る
3.「未病」での対処を注目:五官・五臓
・心穏やかに保つ
心身の安定を図るための第一歩は五感の養生
・年齢を重ねるほど、目を大切に
・感情に振り回されない
・目と耳を静める
・朝と夜、動と静 メリハリをつけて養生
・こまめに体を動かす
・整理整頓
・温活&潤活
・歯を鳴らす
以下、一日の生活を追って具体的な行動が書いてあるが省略
*無断で画像は拝借しました
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