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楽曲『旅立ち』に思う、松山千春の想い。

 zoomで、午後1時から4時迄3時間程学習をした後、一休みして2時間iPadで映画を観た。15年程前の歌手松山千春自伝的映画だった。
 松山千春の絶対的ファンになったのは、長年勤めた会社を辞めて再就職に向けて就職活動をしている時だから30数年前の事だった。
 仕事を辞めて収入が不安定になったが、気を引き締める為に、高額のステレオを購入して自分を追い込んだ。その時に、松山千春の歌が耳に入って来てその時のヒット曲をテープに移し替えて、気にいる曲だけのオリジナルソフトを作った。
 そのテープを四六時中掛けていた。小さな子供まで覚えてしまうくらい、何度も掛けた。しかし、ひと月もすると再就職がなってバブル期に突入して、多忙になっていつの間にか聞く時期も失った。
 あれから、テレビで見る時はあっても、特にCDなどで聞くことも無く何十年も経過した。数年前からコロナ禍に突入してオンラインが当たり前になって、行動範囲が狭まって時間も余裕が出来る様になった。
 懐かしい時代の曲に触れる様になって、あの当時、時間を得て浸っていた松山千春やさだまさし、森山良子などに再び触れる様になった。
 フォークでいえば、フォーククルセダーズ、南こうせつやかぐや姫、イルカ、ばんばひろふみ、赤い鳥、オフコース、そうして、中島みゆき、山本潤子などに繋がるのだ。
 その最中、YouTubeで松山千春の曲を聞こうと検索していると、その映画『旅立ち〜足寄より』を見つけた。
 実は、『旅立ち』は、私が何かにつけて、例えば重要な仕事に向かうなどの時に、自分を鼓舞する時に聞く曲なのだ。その「旅立ち」の成り立ちを何となく知っていたが、それは間違いだという事に、この映画を観て気付いた。
 デビューでお世話になった、恩人の竹田ディレクターが突然36歳で亡くなった。その方との思い出の曲かと信じていた。しかし、違っていた。それは、考えれば分かることだ。コンクールの時に、「旅立ち」を歌っている。その曲を聞いて、一心に松山千春を世に出すことに賭けていたのが竹田さんだったから。
 成程、その曲は、松山千春が足寄高校の卒業時に創った歌で、男性の友人との別れを惜しんで作詞作曲したのだが、男が男と別れる歌では格好が悪いので、女性に置き換えたと言っている。
 それにしても、人生一本気で駆け抜ける松山千春の、恩人に対する忘れない気持ち、私も井戸を掘った人を忘れない気持ちで日々過ごしている。
 下の写真の白のスーツは、恩人竹田さんが贈ったと映画に描かれていた。そして、コンサートの時に必ず備える1本のバラの花も、恩人竹田さんのアイデアだったという。
*画像は無断で拝借しました。