行政書士から拡張業務へ

基本資格行政書士を活用して代書屋からの展開

 手続きだけで疲れる、有料老人ホーム入居手続き。

  今日多くの仕事の中で、人脈やスキルを最大限に発揮して苦しんでいる方へのサポート冥利に尽きる仕事は、土曜日に面談してその苦しさの中にいる方への支援とスピードだった。
 訪問したマンションには酸素マスクを使用した酸素療法をしていた、痩せた男性が座っていた。一言一言発するにも、息が上がっている。苦しい、辛い、何とかして欲しい、そんな訴えに加えて、直ぐにでも施設に入所したいと希望していた。
 苦しくて、寝込んでいる時にも誰かに見守って居て欲しいとの思いが強く伝わって来た。それでも、現状の生活状態から、家族、親族、預貯金や、定期的な収入、健康保険、介護保険などの加入状況、代理で動くにしても、本人確認や施設入居に向けて戸籍謄本や住民票などの取得をどうするのか、などの質問をしなければならない。
 不足があれば、代理権を得て動かないといけない。どうやら、これまで、制度に従った負担などをしてこなかったようだ。どういう訳か、有資格者が必要な自営業を営んでいて、その唯一の有資格者が去って行った途端、収入の道が閉ざされてしまったようだ。それで、介護保険料や国民健康保険料などの負担をしてこなかった。なので、この期に及んで利用が出来なくなり、動けない。苦しむばかりで、緩和措置が僅かに行われているだけだった。
 苦しさから、少しでも逃れたい、という希望が施設入所だ。医療機関の敷地内にある施設を提案した。担当職員に連絡をして施設から面談に月曜日行って貰った。
 その日、入所も可能と言う返事だったが、準備もあるのでと、苦しさを検討して面談のお翌日のこの日施設の車両で夕方入所した。
 私は、午後2時から夕方5時まで3時間のzoomによるセミナーを申し込んでオンライン受講していた。それでも、その方が入所する時間に合わせて受講途中で入所施設を訪問した。8階建ての住宅型介護付き有料老人ホームは大きな総合病院に併設されている施設だ。
 最初、施設長と今後の手続きの協議を行った。膨大な量の
「介護付き有料老人ホーム契約書」
「特定施設入居者生活介護等利用契約書」
「重要事項説明書」
「管理規定」
「運営規定」
「在宅医療希望・同意書」
「加算給付説明書」
「肖像権同意書」
「終末期・急変時同意書」
「個人情報開示同意書」
「緊急連絡先」
「口座振替依頼書」
などの書類を預かって、ご本人の入所した部屋に行き「事務委任」と「死後事務」の契約書を交わした。手続きが多々あり、忙しさに拍車を掛けそうだ。


 施設を訪問して、施設長と協議して代理人として沢山の書類を預かって来た。