行政書士から拡張業務へ

基本資格行政書士を活用して代書屋からの展開

 一気に相続、葬儀、財産引継ぎなど。

  午後1時から3時過ぎまで、被後見人の銀行口座2口座、他の閉鎖する口座1口座、そうして氏名生年月日などから休眠していて通帳が無かったご自身の残高がある口座が発見され、都合4口座に付いて後見人への名義変更手続きをリモートで行う為に、専用ブースにて缶詰めになっていた。
 しかし、その長時間のあいだ、電話が相次ぐ。例えば、新型コロナに感染して面談予定が延期になっていた相談者の担当ケアマネジャーから電話があって、無事治癒して退院したので遺産相続手続きと死後事務などの手続きについて、再度日程を決めて、面談の日を決めた。直ぐにではなく、治癒したとしても慎重に


対処するために2週間後とした。
 リモート画面での指示等を一旦置いて、連続して電話が入るのに対処すること数回。次に電話があったのは、昨日、大阪法務局にて成年後見登記事項証明書を得た、被後見人親族申立人から財産の引き継ぎについて、日程調整をする。
 この被後見人の場合、余りの財産の多さにどのように対処するか、財産調査と名義変更などで膨大な時間を拘束されそうなのだ。今行っている手続きの10倍以上はかかる予定だ。そのうえ、被後見人の体調が優れず、直ぐに、相続事案が生じるのでそれを前提にお願いされている。また、相続人、代襲相続人を加えると頭を抱えたくなる人数だ。
 その、銀行での手続きがやっと終わって、約束していた大手葬儀社との打ち合わせに1時間遅れで到着する。
 早速、亡くなった被後見人の母親の火葬、葬儀、納骨などの打ち合わせなのだが、私には親の葬儀等に対する代理権は無い。しかし、ご遺体が保存されている状態から脱する為には、唯一の相続人である被後見人の代理人として打ち合わせさせて頂いた。
 初めて知ったが、冷凍保管されているご遺体との面談には、解凍という時間が必要でご対面の日程を即日ではなく事前に決めて時間を置く必要があるとのこと。
 それでも、どうやら、火葬前のご遺体との面談が叶う様だ。この母親の死によって、先に亡くなって未だ何も手が付けられていない弟さんと母親の連続の相続手続きが必要となって来る。
 一つ屋根の下に居住していた母親と兄弟が相次いで特別養護老人ホーム、不慮の死、老人保健施設と別れ別れになって住む人の居ない自宅に数日前入った。
 膨大な、200通を越す主のいない3人分の督促状やライフライン通知、市役所や年金通知などがドアの隙間から投函されていて放置されていた。大きなゴミ袋3個分を持ち帰ってこれから精査して、督促代理人弁護士などとの3人分のやり取りを行う。
 しかし、トータル的に余りの多さに、外部の者と契約して業務委託して対処する事の検討を始めた。
 また、銀行に出る前に、手続きを行っている最中の、代襲相続人の一人から電話があって、手続きや配分について問い合わせがあったが、決まっていない段階で応える事は出来ないと、返事した。