行政書士から拡張業務へ

基本資格行政書士を活用して代書屋からの展開

困った、大阪のオバさん。それにしても、大変だ。

 朝の時間、午後から大阪府咲洲庁舎にて受けるヒアリングの準備で多忙を極めている時に、登録していない電話番号から電話が掛かって来た。何やら訳ありの言い方で、
 施設に入所している、私が担当している被後見人の「お母さんが、今日の朝、特養で亡くなりました。入所している娘さんのご本人にどうするのか、葬式をしないといけないので葬儀社をそこに決めようと思っています。後見人の先生に連絡する様に言われて電話しています。」
 「ご本人に確認して、手続きを進めたいと思います。処で、お宅さまはどのような関係の方でしょうか?」
 「幼馴染みで、小さい頃から遊んでいて、私の家も彼女の家の前にあって何度も家に遊びに行きました。彼女の家の事なら何でも知っています。」
 「これは、法律行為になるので原則的には被後見人の財産をご本人以外の他のものに使用する事は出来ません。10万円以上の出費は裁判所の許可が必要です。兎に角、入所している被後見人に意思を確認します。」
 「さっき、本人に電話して葬儀の確認したら、お金がないから、と言っていましたので、あんたは持っていないかも知れないけど後見人が預っているから大丈夫と言いました。お願いします、といました。」
 「兎に角、時間をかける訳に行きませんので、見積書を葬儀社から取り寄せて下さい。」
 何という奴だ。
 これが、ルールや制度を無視して跋扈する大阪のオバさんの実態だ。
それにしても、入所している特別養護老人ホームの担当者じゃなくて、この者から電話があること自体、おかしいと思わないのか。一体、この特別養護老人ホームはどうなっているのだ。この人たちと、まともに話し合って処理できるのか。そんな不安もあったが、兎に角、今日は大事な大阪府の補助金に関係するヒアリングだ。
 直ぐに、被後見人が入所している老人保健施設に電話して、相談員が不在だったので情報を伝えるように依頼した。
 先日、被後見人の弟さんが亡くなっている。続いて、母が亡くなった。家族は唯一3人だったので、連続して、被後見人が唯一の相続人でその相続手続きが必要となる。先の、兄弟が亡くなった時にも、警察などが入って処理も終えていないと言う。その後、私が後見人になったのだが、その時には母親が余命を数えるほどになっていて、何れは、このようになるだろうと思っていたが、兄弟の相続関係の資料が不明なのだ。端的に言うと、通帳が行方不明なのだ。
 唯一の相続人がこの被後見人なのだから、その時には負担感を強くて感じた。
 暫くして、母親の入所施設から電話があった。担当責任者が、休暇で明日にでも報告するとのことだったが、また、この男の言い方が私がその友人を名乗る者に指示した葬儀の見積書について、前段の何の話もなく、言い始めた。そうか、こいつがその友人を名乗る女性にすべてを振ったのか。何たることだ。
 夕方、戻って来た被後見人が入所してい老人保健施設相談員から電話が入った。情報を交換しながら、対処することとした。
 車で行く時は1時間少々で大阪府庁咲洲庁舎着いた。予定をスマホ到着で1時間5分だったが、その通りの時間でした。いつも、スマホ時間の倍は掛かるが、今日は順調に着いた。
 暫く、府庁の外の道路で待機して時間調整した。
 27階の居住支援課に入った。府職員3人と当方は女性理事と私の2人、zoomで2人という布陣で臨んだ。