行政書士から拡張業務へ

基本資格行政書士を活用して代書屋からの展開

世相、困っている方が増えて来ている。どうする。

 夕方、買い物をしている時、精神障がい者地域生活支援機関相談員から、相続手続き依頼の電話があった。これから、ご本人の状況などヒアリングが必要となるが、成年後見審判申立が伴う様な感じがした。
 事案の対応が出来るか、事前の打診のようで相続人となった障がい者の親族からの相談があったようだ。被相続人との血縁がある相続人への手続き代理支援が求められる状況となっているようだ。
 当方の概要を聞かれて、返答内容が相談者の希望に叶ったようで、これから相続人と協議して直接私の携帯電話に掛けさせる、との事だった。
 時間的に、お盆があったので少し余裕が出て来て、無理なく勤務時間を使って仕事が出来る様になった。このまま、推移して行って欲しいと思った直後の今日になって沢山の相談や依頼が相次いで、また、相続、事務委任、成年後見、居住支援、補助金などの案件で追われる状況になってしまった。
 新たな、居住支援相談者から電話があった。それにしても、ここの人間は老若男女を問わず、自分が他人に世話になるという意識が希薄で、言葉遣いも最悪だ。こんな言葉遣いでは、誰も真剣に対応しようと思わない。
 同じようなものの言い方のおばさんが、居住支援で先月電話して来たが、どこも返事がないと言うが、どこに原因があるか分からないのだろうか。
 午後から、郵便局に行った。椅子に座って待っていると、貯金窓口でお婆さんの、女性行員に対する言葉が聞こえた。
 「幾らかお金を貸して貰えませんか?」
 「ゆうちょ銀行では、お金を貸すことは出来ません。」
 「どうしても。駄目ですか。」
 「はい、お貸し出来ません。」
 「男の人をお願いします。」
 そう言われて、事務所の奥に行って男性に声を掛けたが、断られて一番奥に座っている男性のところに行って、女子行員は対応をお願いした。
 仕方が無く、男性は窓口に行く。
 「郵便局はお金を貸す事はやっていないんです。」
 「この通帳で借りる事は出来ないですか。」
 「この程度しか無くて、貸す事は出来ません。」
 そんな事を言ったと思う。
 あれ程、女性窓口行員に粘っていたお婆さんは、簡単に引き下がって椅子に座って通帳を眺めていた。私は、暫く座っていたが、お婆さんは席を立とうとしなかった。80歳は遥かに超えているだろう。
 何とかしてあげたいと、思っても変に疑われる恐れもあるので、引き下がった。母親も、きっとそんな感じでいたのだろう。思い余って、私に相談して来た。息子なのだから、早く言って欲しかった。その後、毎月の仕送りと家賃やライフラインなど全て私の口座から振替手続きをした。