行政書士から拡張業務へ

基本資格行政書士を活用して代書屋からの展開

財産がある廃用症候群の引っ張り合い

 午後から、奈良県生駒市の総合病院へ向かった。依頼があった特には、四條畷市脳神経外科病院へ入院していた。数日前に、症状が安定したので、急性期から安定期の病院へ転院したのは数日前だった。

 私が依頼されて訪問する趣旨を事前に求めて。一応は、紹介者である居住支援事業所から聞いたが、念の為に一言伝えた。

 「支援者の考えでは無く、ご本人の納得された方向性を面談前に教えて下さい。」

 と、伝えて一路県境を超えて奈良県生駒市に向かった。

 県境の生駒山を超えると、のどかな風景に癒される。私の様な東北人にとってはこの風景はどこへ行っても故郷だ。

 予定より時間を要したので、関係者との話し合う時間が面会時間まで食い込んだ。地域包括支援センターと相談者の親族と居宅介護支援事業者、三輪さん、私が立ったままこれから面談に向かう方針を話しあった。

 これまで、数年掛けて地域包括支援センターを中心に士業などが、制度の活用を働き掛けて、最初はお願いします、と言うが具体化すると拒否すると言うパターンだった、を聞いて

 「士業など第三者ではなく、今日来ている姪御さんだったら受け入れるんじゃないですか。」

  と、言うと地域包括支援センター長が直ぐに、そんな事はない、と否定する。私より、何倍もの高齢者に関わってセンター長の自信に満ち溢れている断定的な言葉で、私の言葉を押さえ付けた。

 しかし、直接面談に向かって、本人に話しを聞くと私の予測が合っていた。

 金銭管理や事務委任などの作業を親族の姪御さんがする事になった。地域包括支援センター長が何度確認しても、頑として他の事は聞かない。

 フェイシートによると、秋田県角館市に本籍があって、私も東北は宮城県出身だと言って近付く。次のステップは、終の住処である施設の選定だ。

 ここから、それぞれの利益誘導の激しい勧誘合戦が始まる。第三者の私の物見遊山的な楽しみでもある。悟られない様に如何に自分の関係施設に引っ張って来るか。冷静な表現で如何にここの施設が良いか、のいつもの戦いが始まる。特に、私以外は全員女性の地位のある方達の言葉が激しく行き交う。

 自分の思いをこれほどハッキリ言えるのに、皆さんご本人の人権擁護に携わっているのに、無視して病院の医療機関運営の施設、地域包括支援センターの運営している社会福祉法人が運営する施設、居宅介護支援事業者が運営する施設など入り乱れて、本人の考えは誰も聞かない。嘆かわしいです。

 この施設が決まると、今度は不要な高額なサービスを如何に契約させるか、財産をみながらやりたい放題の波に飲まれる。自分の身が施設で人質になってしまうので、断れない。財産が無くなれば、生活保護制度の活用だ。施設はトリッパグレがない。夢の連続した連携システムだ。

 一段落して、手順を話し合って、私が姪御さんの活動をサポートして行く事になった。終わってから、居宅介護支援事業者と三輪さんと長時間、今後の事業に参考となる情報を与えて終わった。病院では、都合3時間過ごした。

 介護支援専門員にお願いしていた遺品整理の時に手に入れたテレビを受け取った。ずいぶん立派なテレビで驚いた。これを、施設に入居している多重債務者のワガママに応えた。

 三輪さんは、風邪の状態が良くならずに危険な精神状態で、一路地元に戻って来た。

 近くに戻って来てから、三菱UFJ銀行に立ち寄ってヘルパーさんの残っていた方への報酬振込を行った。

 午前中は、未だ、確定申告は終わっていないので、やっと給与以外の基本的な収入一覧を作った。その過程で、例えば個人所有の駅前事務所を株式会社へ賃貸している家賃、特定非営利活動法人の代表理事の報酬が昨年秋頃から得ていない。長男が運用している東京事務所でのデジタル機器購入費用を相当額立て替えて負担しているが、返済を受けていない。

 など、トータルで数百万円の貸借処理が必要となる。明日の日曜日に終えたい思いはある。

 昨夜、遅く前議員から電話があって、月曜日の夜に時間を空けて欲しい、と言われた。次期衆議院議員選挙が激戦区の立候補する副大臣への引き合わせして、私がこれから動く居住支援事業と防災、街づくり、空き家対策の実証事業を提案する際に国の補助金事業に繋げて貰うのにサポートしてくれると言う。

 ありがたい事です。