行政書士から拡張業務へ

基本資格行政書士を活用して代書屋からの展開

大阪のおばちゃんとの闘争

朝起きると、喉がヒリヒリする。風邪の症状ではなく、昨日服用して眠ったコンタックEXの作用で、鼻水などを抑える乾燥させる副作用だとの印象で、冷たい水を飲んだら気持ち良い感覚だった。

 暖かいと天気予報では言うけれど、白い息が確認出来る寒い中を会社に出勤してルーティンワークをして、徐々に気持ちを仕事モードに向かう努力をした。そんな時、時計を見ると8時10分頃に電話が入った。声を聞いて、この電話を取る前にケアマネジャーを通じて手紙を貰った相手だと直ぐに分かった。

 私が、地域包括支援センターから依頼されて金銭管理を始めた。先月末から、未だ、一月も経過していない。未払い金が家賃やライフライン、住民税、医療費やレンタル品など10ヶ月分200万円弱あった。

 この請求が毎月されても、頑として支払わない。ライフラインが停止されると、旦那さんが肺の病で寝込んで酸素吸入器のお世話になっているので、殺す気か、と大騒ぎするので請求が収まる。その方式で10ヶ月も経過していた。地域包括支援センターや居宅介護支援事業者などが集合して、色々と検討したが妙案がない。

 仕方なく、私が依頼されたと仮定した時の契約と対処方法を提示した。私の責任で、未払い金200万円を一括返済する。旦那さんの通帳を私が預かって、毎月の全ての経費を支払う。家賃が、老夫婦だけしか住んでいない家を引越しして、家計負担を軽くする。

 私が立て替えて一括返済した200万円は当然無利子で、預かっている旦那さんの年金で私への報酬と家賃やライフライン、医療費など支払った残金が立て替え費用への返済に充てられる。私の試算では、3、4年程度掛かると思う。

 普通の考えでは無い、私も失敗する訳には行かないので、慎重に対処しようと身構えていた時に、その奥さんから電話があったのは1週間位前で、市役所から通知が来て物価高騰への給付金10万円が振り込まれて来るので2万円くらい欲しい、と言ってきた。

 今日の手紙では、あれが欲しいこれが欲しいと4万円位欲しい、と書いて来た。そうして、今日の朝、レンジ台が欲しいので、自分で買うので振り込んでくれと言う。

 10ヶ月もの間、必要経費を全く支払わず、標準年金額より高い年金を受け取って、旦那さんの通帳から引き出して一体何に使っていたのか。自分の年金もあって、何処かに移している様だ。

 旦那さんの年金も、自分の年金も独占して使わない。その考え方に怒りを覚えるが、その上、もっと多くの金銭を搾取しようと一生懸命になって、あの手この手を使って同情心を得て銭ゲバ振りを発揮して、その哀れさに出そうかという気持ちになり掛けていたが、ずる賢い声に一気に振り切って大きな声で、そんな事をしていたら返金が延びてしまうので、ダメだと言うと大人しく引き下がった。

 代案として、リサイクルショップの知人に手当してもらう事にした。