行政書士から拡張業務へ

基本資格行政書士を活用して代書屋からの展開

何で、俺に言う

株価、日経平均が4万円を超えた。34年ぶりに史上最高値を記録したのは、つい先日だった。その34年前に私は証券会社に席を置いていた。あのバブルは狂気だった。その記憶と今と比べると、雲泥の差差だ。株価が示すほどの景気良さは全く感じられない。せいぜい、マンションの販売価格が高騰している程度だ。

 物価も原材料の高騰が価格を押し上げている。34年前は人件費も物価も異常な高騰を続けて、何でも高額で売れた時代だった。特に紙切れで、何の価値も無いはずのグルフ会員権などを先を争って、借入をして素人が手を出してバブルが弾けた結果、紙切れと借金が残って苦しんだ社員が大勢いた。結果、退職して退職金で借金返済の一部とした。

 私は、自社株を購入していたので、最高値1800円が280円くらいになってしまったよ3000株所有していて単純計算で550万円が85万円位になってしまった。勿論、これだけでは無く、沢山の銘柄も惨憺たる結果だった。

 妻が、余りのつるべ落としに恐怖感を抱いて、勝手に売却してしまった。立ち直れない損切りだった。しかし、人生とは分からないものだ。危機的な状態にあった会社が、米国の世界的投資グループのシティの投資の対象になった。裏話があるが、ここでは割愛する。

 その際、過剰人員を清算するために社員1万3千人に、日本では考えられない退職金を示して早期退職を求めた。役席者から新入社員までが対象となった。一説によると、4月に入社した新人に秋に示された退職金が半年勤務で500万円だったとか。私は途中入社だったが、同じ年齢で30年勤続の同僚が7000万円だった。

 私は早期退職して、多額の退職金を受け取ってその後、有効に活用して飛躍出来た。そうして、優遇された早期退職制度が最初だけで、その後の退職者は悲惨だったし残留した社員は地獄を味わう事となった。選択や判断がその後に人生を左右するのを実感した。

 そんな思いを持って、今日の株価を見ていた。

 さて、今日の郵便物の中に、施設に入所した委任事務所契約をした方に対する薬局からの契約書が届いた。封を開けて、大量に入っていた説明書や契約書、同意書、振替依頼書などがどうしてご本人宛ではなく私宛に送られて来たのか。本当に腹が立つ。ご本人が債務超過者で麻痺があって、面倒だから私が全て記入して連帯保証人に記入して貰えば、思った通りの結果だろうが、私はそんな馬鹿なことはしない。

 こんな馬鹿げた事が、当たり前の様に全国の高齢者施設に入所すると有無を言わさず契約させられる。オートメーション方式だ。訪問医療、訪問歯科、訪問看護、訪問介護、福祉用具レンタル、オムツやパジャマなどの消耗品など半強制的に特定の施設関係サービス会社との契約させられて毎月高額な負担を強いられる。

 お金が無くなれば、出なければならないし、次が待っていて繰り返される。儲けるのは、医療機関やその系列の社旗福祉法人の施設やそこに着いている、多くの子会社だ。

 そんな事は知っているので、何も手続きは踏まずに置いていた。後日、本人に届けて本人の判断で処理して貰えば良いだけだ。

 それが、そんな事を思っていたら、先日、銭管理契約を交わした委託者が転居した。私が、それまでの家賃を建て替えて清算した。その以前の住居の不動産屋の高齢の女性経営者から電話があった。

 「引っ越しの後を見に行ったら、ひどい状態でした。でも、リフォームは当社で行いますので、その良いですが襖だけはボロボロになっていたので、買い換えなければならないしので、負担をお願いします。」

 「どうして、ご本人に言わないのですか。私が聞いても、しょうがないでしょう。私が契約した当事者じゃないですよ。」

 「おたくから言って貰おうと思って。」

 「いや、私は代理人でも何でも無いので。言われても、返事が出来ませんので、直接言って下さい。」

 こんな調子で、一体、何を考えているんだ。