行政書士から拡張業務へ

基本資格行政書士を活用して代書屋からの展開

不審な高齢者施設との闘い

 今日も、色々とあったけれど医療法人が作った高齢者施設への入居立ち会いをしていて、余りにもルール違反を当たり前の様にして居る、こりゃ介護事業もダメだは、と呆れ果てて怒りさえ覚えた。

 朝8時半過ぎに事務所を出て、最後の訪問となる奈良県境の飯盛山中腹にあるリハビリテーション病院へ向かった。車で無ければ通勤出来ないので、駐車場は満車で停車出来るスペースが無くて右往左往して、結果的に敷地内の路上駐車になってしまった。

 三輪さんを車に残して、単身病院内に入った。担当者が車で、入り口直ぐの待合室で待ったが、風が入口から入り込んで寒い寒い。退院する患者も風邪を引いてしまう。

 このリハビリテーション病院を退院して、病院側が連携して居る高齢者施設への入居する日だった。私が、患者と事務委任契約を交わして、金銭管理を含めてサポートして居る。最後の清算を行って、退院するので新たな主治医に引き継ぐ書類を預かって無事退院した。

 新たな施設から迎えの職員が来て、介護車両で施設に向かった。私がの方は別に自分のペースで施設に向かった。施設に着いて、早速、談話室で各種説明とそれに伴う契約書内容などの説明が、ご本人が車椅子で運ばれて来て始まった。

 唐突に、訪問看護事業所管理者の説明が始まったので、聞いた。その途中で、お客様がご本人宛に来たと施設職員が立ち会っていた施設長に伝えて中断して。そのお客様と言う人物が、我々が居るのに、

 「ご本人の個人的な問題なので、ご本人だけにして欲しいのですが。」

 と、言われて私どもは外に出た。

 何で突然どんな人物か分からない闖入者を何で施設長が入れて、私どもが会議を中断しないといけないのか、後から思った。終わってから中に入ると、ご本人がシラッとした顔で借入したクレジットが返済していないので、住民票を変更登録したので転居先を把握されて債権回収会社の調査員が、返済を求める書面を手渡して受領のサインを本人から取得した。

 以前も、他の借入先からご本人宛この施設に住所を移転して届けたので、封書で訴訟の手続きを予告する封書が届いたと、この目の前にいる施設長が伝えて来た。その事を言うと、

 「施設は、ご本人宛の封書は何も預かっていない。」

 と、言ったのでそんな馬鹿なことは無いと、電話の件を言うと思い出して、封書を5通持って来た。

 そうして、元に戻った訪問看護の管理者からの説明が最後の署名などに移るのだが、途中で迎えが来て昼食の時間だと言う。何と、ご本人は連れて行かれた。その後、訪問看護ステーション管理者は、私に連帯保証人という部位に私に署名してくれと言う。当然、お断りしてまた同じ説明をした。どうやら、誰かが勝手に私が成年後見人だと伝えて居るようで、否定するのも面倒臭い。兎に角、自分は事務委任と金銭管理を契約して行って居るので、契約の代理署名や判断を要する行為の権限は無いと、何度も言って居る。

 誰が連帯保証人になるのですか、とピンぼけの質問を私にするので、ご本人に聞いて下さい、と言う他ない。諦めて、訪問看護ステーション管理者が諦めて退出する。私も、居ても意味がないので、帰りますよと施設管理者に言う。

 「この後。ケアマネジャーや訪問介護やレンタル、薬局などの契約する方が次々来るので話しを聞いてくれますか。」

 と、言う。

 それに対して、我慢できずに言い放った。

 「大体、今の訪問看護もそうですが、ご本人が依頼して契約に来るのですか。ご本人の知らないところで、次々来て説明して契約をするのはおかしいでしょう。これから、ケアマネジャーが来ると言いますが、そのケアマネジャーはご本人が頼んだのですか。いつ、そのケアマネジャーが決まったのですか。」

 全く、ルール違反である。

 介護など依頼もしていないのに、既に本人の知らないところで、本来、ご本人が情報を得てケアマネジャーを誰にするか決めるルールになって居る。ご本人が情報を得る手段が無ければ、そのケアマネジャーが近隣の10人程度のケアマネジャー情報を提供してから、ご本人の意思を確認してから決めるのだが、施設の勝手な判断や関わりから勝手に決められる。

 驚いたのは、医療機関が母体だと頻繁に口に出して、訪問診療や歯科医師の週2回訪問指導など高額な療養費が掛かるサービス提供が決められて居る。次々と勝手に決められるサービスにクレームでも言おうものなら、入居は断られるだろう。なので、我慢をして居るのが、世間であって、本人に何も説明や料金の話も無くてベルトコンベアに乗せられて、無駄なお金を払う羽目になる。

 施設長に、介護被保険認定証を持って来たか問われた。

 「今日は、何も言われていないので、持って来ていない。近いうちに届けます。」

 「今日じゃないとダメです。契約日に、市に持って行き自分がケアマネジャーだと届けないといけない。」

 「そんなバカな。それは、ここの市のルールですか。」

 「いや、どこでもその筈です。」

 そう言われて、ケアマネジャーが来た時に確認すると

 「いつでもいいです。日付だけ今日からと記入するだけで、持参はいつでも大丈夫です。」

 そう、私が言った事を肯定して、施設長の言葉を否定した。

 このように言って居るじゃ無いか、と施設長に言うが、謝りもしない。この後も幾つも施設長の言葉や態度に不信感があって、少しずつチクチク言った。多分、名前だけの施設長だろう。普段は、どこぞやにいて別の仕事をして居るのだろう。よくある話だ。人手不足で、資格を持っている者が名義を複数の事業所で登録されているのでは無いか。

 途中であったが、無駄な時間に費やす気持ちが継続出来ないので、帰る事を告げて施設を出た。勿論、昼食はまだだったので、イオンモール内の魚メインのお店に入って、「銀ハラス焼きと天麩羅定食」を頂いた。

 その後、事務所に戻って必要な事務処理を行ってマンションに戻った。

 今日は、冷たい風が吹き荒れて大変な1日だった。

 事務所に戻った時に、体調不良で議員を引退した方から電話があった。実力があった、誰もが一目置くような有能な方で毎月情報交換を行っていて、選挙戦の時には私も応援のマイクを握った。引退してからも、学習を続けて精力的に活動している様だ。久々に情報交換をしたいとのお話しだったので、来月早々の日程を喜んで受け入れた。