行政書士から拡張業務へ

基本資格行政書士を活用して代書屋からの展開

動かないとチャンスが生まれない

 日本各地が冷気に襲われた。寒い朝に身体全体が縮んだ。朝、ぜんざいを作って食べたあと、寒気に見舞われて居る薄暗い外に出て出勤する。9時には、出発するのでゆっくりはしていられない。

 体調を崩すまでは、判で押したように朝事務所に着いてお湯を沸かして珈琲を淹れて飲んだ。しかし、この数ヶ月間は珈琲がカップ一杯飲めなくなった。8割くらい残したり、珈琲だけでなくレモン原液を購入してお湯割りで飲んだり、抹茶ミルクを飲んだりして居る。

 好みが変わったと言えば飲むものだけで無く、朝食は体調を壊す前は、野菜たっぷりの味噌汁を毎日飲んで出勤していたが、この数ヶ月は普通の朝食でご飯を食べたり今日の様にぜんざいを頂いた。野菜やきのこ、ワカメなどの海藻類や納豆などの摂取が大幅に減った。

 メールを開くと、以前、行政書士として依頼のあった方から、以前の御礼に続いて相続手続きの見積もり依頼のメールがあった。情報が不完全なので本来は見積もりを出せないのだが、私の場合は包括的な料金体系で受け入れて頂ければ、相続額の4%で他の費用は一切掛からない。戸籍謄本の取り寄せや相続財産調査などの業務毎の費用は不要だ。

 私の一番最初の相続手続き依頼が、完全なお任せで相続財産調査前に契約して、相続財産の10%が報酬だった。結果的に相続財産は総額4000万円を超えたので、相当の報酬を頂いた。

 この業務が、コロナ禍でオンライン導入で本業の仕事に時間が出来て行政書士でもやろうと思っていた時に依頼があった初仕事であった。フルバージョンの相続手続きで、不動産の売却先紹介と代理で売却額の受け取りなども別業務に加わって、追加で多額の報酬も頂いた。

 2021年のことである。その行政書士の初年は、他にも続けて大きな仕事の依頼があって報酬額が大台1000万円を超えた。

 翌年は、その様な業務をしてくれる行政書士が居ると福祉介護関係機関に自然と周知されて仕事もコンスタントに依頼されるようになった。

 加えて、居住関係の依頼があってその分野に明日を踏み入れることとなった。それも、自分がやりたかった地域貢献事業の一つで、認知症対策の高齢者集合施設の運営を行なって居る最中に大手医療機関が地域にサテライトを作るに当たって、見学に来たりして関係が生まれた。

 その大手医療機関との協働事業として看護師と介護を分離するサポート事業を受託して関係がより深くなった。その大手医療機関が、大阪府との新たな地域活性化事業を推進する中で国が新たに居住支援事業を展開するにあたって、大阪府の指定を受けるように推薦していただいた。

 その指定取得の一環として、大阪府担当部署職員が当社が展開して居る高齢者集合施設を訪れて活動実態を確認した。その高齢者集合施設を見学した大手医療機関の新規事業担当職員がサテライトを構築するにあたり、当社の事業展開を参考に施設を設置した。

 そのような経緯があって、5年後の居住支援事業が、多くのチャンスと多額の補助金を得ることとなって、市の住宅政策の委員となって会議への参加して、今年は大きな飛躍を見込まれる大阪府や全国組織での名誉ある地位を得られるようになった。

 これが最後の仕事と思って全霊を注ぎ込んで邁進するつもりだ。その仕事を真剣にすればする程、これまでに無かった分野の方との交流が生まれて新たな事業の展開が生まれるので、好循環のサイクルに入ったようだ。ただ、実質孤軍奮闘なので、スピード感が無くなって来ているのが、精神分析すると感じられるようになって、少し心配だ。

 その新たに生まれた関係性の業務として、集合住宅専門の不動産建て替え業者からの依頼で、立ち退きされる中に自分で退去先を確保出来ない人がいて、その方のサポートを通じて無事希望の物件への転居されるまで行って居る。

 その新たな相談者が居て、小雪降る中、朝10時訪問した。いつものように、本題に入る前にこれまでの軌跡を聞く。私も聞かれた個人的な事をお話しして、共通の部分を探す。今日の方は、私と同じ東北出身だった。最初聞かれて仙台出身であることを伝えると、自分は青森県西津軽郡だと言って、

 「大阪で東北人とは余り会った事がない。珍しい。」

 と言って、何歳までどんな仕事に就いていたとか、結婚時期が遅かったが子供を授かった、奥さんが3歳年上だとか、話が弾んで来た。そうして、現在、ガンに侵されていて転移もして抗がん剤投与で治療を受けていてどんな症状かお話し頂いた。

 私の方も、社員がガンサバイバーであって、その治療時の状況など聞いて理解して居るので、その点でもお話しが出来た。そんなお話しして居る時に、同席した不動産社員が話しの腰を折って早く終わらせようと図る。

 十分お話ししてから、転居支援の本題に入って、転居先の希望を聞いて出された珈琲に口を付けて辞した。

 実は、この地域は私のケアマネジャー時代に何度も来た事のある場所だった。その時によく行った、和食中心のお店に懐かしさを抱きながら向かった。しかし、11時半を過ぎていたが、未だ、開店していなかった。多分、今日は休みだと思ったが、諦めきれずに周辺を散歩して12時迄待って居るつもりになった。

 暫くして、再度お店の前まで行って見たが、やはり開いていなかった。この近辺100メール程度の道すがらこのお店と同じ名前の店が4店舗ある。飲食業で、居酒屋、焼き鳥専門、レストラン、そうして不動産。納得はしないが、寒いし飲食店は無いし、そのうちの居酒屋のランチを食べに行った。

 私は天丼、三輪さんは鳥南蛮にした。美味しく頂いて、戻り始めた。途中、電話で日曜日のセミナー資料を主催者にメールしたが、無事届いて居るのを確認してホッとした。

 朝一番で、後見センター職員からメールが来た。

 「おはようございます。お疲れさまです。

先程、大日松原マンションの廊下にいたら、203号室の下の階の103号室住民の方から、水漏れしてませんか??と聞かれました。

浴室のところ、、とおっしゃてました。大家さんには伝えているそうです。

もしかすると、佐藤代表のところに大家さんからなんらかの連絡があるかもしれませんが、取り急ぎご報告させていただきました。」

 当社の事務所下に水漏れで迷惑掛けて居る恐れがあり、管理者の菊ちゃんに連絡した。

 色々と調べたが、その原因は分からなかった。しかし、夕方に連絡が菊ちゃんから来た。

 「水もれの原因がわかりました。

先程警察の方が来て

203の真上の方が亡くなってたそうです。

それで水出しぱなしだったみたいで大丈夫ですかて言うてきはりました😱

新年早々びっくりですよね。」

 との事だった。