行政書士から拡張業務へ

基本資格行政書士を活用して代書屋からの展開

昭和の愛すべきオヤジとの楽しい対決

昭和を生きたオヤジは、時にはワガママで読み筋の範囲の自己利益誘導の言動で余計な時間を使わせる。平成時代はこの様な福祉や介護を行っていると結構多かった。生活保護制度や介護保険制度が出来て、自分の価値を実感し出したのである。業者も行政も悪い。

 例えば、要介護者であれば、トリッパグレは無いから、業者は制限一杯のサービスを提供し利用者は要求する。痒いところに手が届くサービスを提供するプランを立てるケアマネジャー。一般的にケアマネジャーとサービスを提供する事業者は同じ法人であるのが多い。

 集金も必要がなく、書類だけで全額入金される。一般の介護の利用者は、一割二割三割負担なので後日集金するのだが、支払えない利用者もいるので未収となって大変だ。

 無負担の生活保護者には、必要なサービスより以上のサービスを提供するのでクレームはさほど無い。サービスのたびに利用者の確認を貰うのだが、非常に強力的で親子の様に協力的になっている。

 しかし、余りにも親密になると自分勝手な要求が始まる。計画にないサービス時間や日にちのサービス提供要求や、食事、映画やカラオケなどの同行要求。

 要求を拒否して、他のサービス事業者やケアマネジャーに変更する事はお手のもので、幾らでも寄って来る環境を利用者は知っているし、事業者も知っている。選択肢は決まっている。しかし、余り派手にやると地域で噂が流れて相手にされない利用者もいる。

 それは、在宅の業者だけでは無く高齢者住宅施設も同じで、家賃から食事費などの居住している諸経費用が生活保護費から支給されるので、入所者から集金する必要もないので生活保護者の奪い合いである。

 時には、越権行為を行って来る。その様すると、昭和のオヤジが自分の価値を自覚して間違ったワガママ行為を始める。翻弄する行政や施設とのやり取りを余裕を持って対応していた。ケアマネジャー15年、介護事業23年の経験が生きている。

 それは、昨年の10月の事である。古い集合住宅の建て替え専門業者から、居住者の転居支援の依頼を受けて現地へ向かった。車で40分程度の豊中市の一角である。懐かしさを感じる如何にも古い2階建ての下駄箱住宅だった。1階に長い廊下があって、両側に20戸程度の狭い部屋がある。

 その一つの部屋に、高濃度酸素発生器を利用している肺の病気の方が居て自由に動けない。その方が、建て替え業者と契約して転居先確保や転居支援各種手続きの依頼を行った。

 その上で、建て替え業者が一定の金額で、全ての支援を私に委託して利用者が同意をして3者で合意書を作成した。その合意を市役所生活保護課ケースワーカーに示して、転居支援活動が始まった。

 早速、転居希望地域などヒアリングして、市役所ケースワーカーからも電話があって、医療措置も必要ない事から、民間住宅での生活は医師も難しいとの見知から医療対応可能な有料老人ホームへ入居を目指して行く方針を伝えて来た。

 その際、転居に関わる費用の負担範囲を聞いて来たので、慎重に返事した。生活保護費では、転居費用として引越し費用や敷金残置物処理費用など負担して貰える事になっている。

 しかし、ケースワーカーとしては、強制退去なので建て替え業者がそれらの資金として居住者に提供する義務が生じる。なので、その権利を生活保護受給者に代わって私へ問い合わせした訳である。

 私は、合意書に基づいた内容の実践以上はしない、と答えたらそれ以後数ヶ月経過するも何も連絡がない。代わりに、今度は施設に入居する事が決まった様で、施設が連絡して来た。勿論、入居する初期費用の支払いの件である。なので、市役所ケースワーカーに答えた内容と同じ様に返事した。

 それが、合意書を見て建て替え専門業者担当者へ直接電話して、留守番電話に連絡が欲しいとあったので、建て替え専門業者担当者から電話が私にあって、全て私に一本化して貰う。

 施設担当者から電話があったので、入居費用は振り込んだ。引越し費用の支払いの話があったが、それは私の専権事項なので協議拒否する。

 その数ヶ月の間、当事者へ何度も電話して、転居の手続きなどの打ち合わせしたい旨を伝えたが、施設入居するので市役所ケースワーカーと施設担当者と打ち合わせしているので、敢えて、私にお願いする事が無い、と答え続けるのでこれ以上誠意を持って対応する事に理解を得られないなら無駄な事はしないと決めて、当分の間連絡を絶った。

 施設から、初期費用に加える費用の計上を忘れたとの連絡があって、追加で入居予定の1月21日から月末迄、加えて2月分の家賃、食事費や共益費などの追加費用の請求書が来た。早速、入居迄の負担はするが入居してからの家賃関係は本人の帰属する固有負担なので負担しかねると回答するも、それに対しては何の返答もないままひと月が経過した。

 そうすると、私が、一方的に掛ける事で冷たく拒否反応だけだった当事者が電話を掛けて来る。施設に入所するときの荷物を運ぶ引越し作業は、以前聞いたら、

 「大きな荷物はテレビだけで、施設がライトバンで運んでくれると言っているので、支援は必要ないです。」

 と、言っていたのが、掛かってきた電話では

 「施設が、引越し費用はいつ払ってくれるのかって言っている。」

 と、言質を変えて来たのは施設から言わされているのが分かっているので、運ぶのはこちらがやるので、と返事をした。

 施設は、施設のライトバンで職員が簡単に運ぶのに。引越し代として費用を搾取する積もりだと分かったので、隙を与えない様に自分達が行うと断定的に答えた。

 暫くして当事者から電話があって、いつ荷物を運んでくれるか、と聞いて来た。以前、自分達が運ぶので、荷物の確認をしたいと要求したが、施設がすると拒否していた。それが、何度も電話が来るので、今日に設定して午後から豊中市の現地に向かった。

 食事をせずに向かって、途中で店を見つけて入るつもりだったが、中々駐車場のある店が見つからず、目的の自宅近辺を通り過ぎてからやっとファミリーレストランの「Royal host」が見つかって入った。

 この様なファミレスに入るのは、何年ぶりか。10年近く入っていないと思う。丁度、お昼の時間だったので沢山の人が待っていて多くの席に人が座っていたので諦めて座って待った。メニューが綺麗で食欲をそそる。

 いつもの種類が多くのメニューを選択する。ステーキ、エビフライ、カニクリームコロッケで、スープが美味しかったです。サラダやデザートも別料金で、高額だったが美味しかったので満足した。

 思ったより時間が掛かったので、急いで当事者の家に向かった。集合住宅上下20部屋のうち、立ち退いでいないのは、この1部屋だけだった。

 一時は険悪な拒否態度だったのだが、一転して友好的な態度に喜んだ。丁度、21日の日曜日に同じ地区でセミナー講師を務めるので、それが終わったら引越し荷物を運ぶ事にした。本当に大きい荷物はテレビだけで、あとはバックなどに詰めてある手荷物を5個くらいなので、当社のルーミーで十分だ。

 氷雨が時々降る寒い日中だった。午前中は、21日のセミナーに使用するパワーポイントの原稿を作っていた。明日迄に出来るか心配になっている。午後には、リハビリテーション病院から退院する施設に行かないといけない。追われて仕事するのが日常なので、良いけれど最近は思う様に頭の中にイメージが湧かなくなった。