行政書士から拡張業務へ

基本資格行政書士を活用して代書屋からの展開

これから大事件になりそう相続案件

 朝から、午後に訪問する複雑な相続関係の打ち合わせにお伺いするための資料を準備した。財産が、多岐に亘りそうして多数に登る。土地だけでも、二桁になるし賃貸契約して居るのも複数ある。

 権利証を点検しながらコピーを取る。遺言書正本を見ながら、チェックして権利証が不足して居るので遺言書に合わせて登記事項証明書を取らねばならない。

 預貯金の類も多岐の銀行や信用金庫、投資先の信用組合などの資料を見ながら最新のデータを打ち込みなど行って準備する必要性があると思った。

 投資信託も大きな投資をして居るが、巷間言われて居るようにサラリーマンの年収を上回る多額の損失を出して居るが、元金が高額なので気にならないか

 改めて、遺言書を確認した。その遺言書に明記してある金融機関と通帳を合わせた。普通預金、定期預金などの詳細も確認して不足分もあったのでメモした。ただ、その他の金融機関との明記もあるので不足はない。

 続いて、遺言書に出て来る氏名と家系を家系図と照らし合わせた。被相続人は配偶者は居ないので直系の相続人はいない。兄弟が多く、既に亡くなった兄弟もいて姪や甥を合わせると家系図には10人ほど名を連ねる。

 その半数程度の方々の名前が遺言書に出て来る、財産を受ける方となって居る。その選択はご本人が行ったのか、少し気になって居た。

 それらの資料をコピーして、手持ち資料とした。問題は、この遺言書に明記されて居る証人が銀行の職員であるという事だ。これまで、その市域で地域福祉支援員から相談があって遺言書を作成した遺言者に面談して分かった事が、預金先の銀行が勧誘して遺言書作成を誘導して、何も証人が銀行の職員で作成されて遺言執行人もそのメガバンクになって居るという内容に疑問を持った地域の福祉支援員機転で、ご本人の認識を確認させて頂いた。

 全く、理解して居なかった。なので、支援員がご本人に確認されて、作成し直しをして、公証役場にて新たな承認を福祉支援員と私がなってご本人が納得された内容で作成し直しをした。

 財産があって、独居者や身寄りのない方がメガバンクでは把握して居るので、その営業のターゲットにされやすい。自分がこのような関わりを持って、この様な相談を受けて内容を確認した余りの酷さに呆れ果ててしまった。メガバンクには資本関係がある地方銀行や証券会社などを有していて、それぞれの機関の商品に分散投資をさせられて居る。高齢者なので、勧められる商品の満期まで生存が危ぶまれる。

 事例では、86歳の方に10年満期の年金を一括入金させて96歳から10年間年金支給される契約を見てびっくり。挙句には、悪名高い外債の投資信託など投資させられたりして、現預金が1億円もあったのに、自分がすぐに使える金銭が数百万円しかなく、高速預金などに入金させられて居た。

 その上、遺言執行人が銀行になって居て全て銀行の管理下に置かれて居た。遺産に受取人が、会った事もない田舎の遠い知人で高齢者だったとした事も。生存して居なければ次の受取人を指定するのが普通何だが、指定されて居ない。つまり、財産が銀行に留まったままになるってこと。

 その上、これら一連の手続き費用がべらぼうに高いので、驚いています。普通の人が思う金額の何倍、何十倍になるかもしれない。

 そんな事を思って、準備した書類と返還する預かった貴重な資料をバックパックに入れて背負ってマンションに持って行く。

 その前に、IT導入補助金を使ったホームページのデザインなどの打ち合わせをオンラインで行った。メイン事業者と制作事業者、そうして東京にいる長男も参加して1時間弱行った。事前にお話ししてあった構想が実現難しいとの返事だった。長男が、私には分からない専門的な話しを長時間してくれて、なんとか

出来るようになった。

 長男と終わってから、近日の来阪について打ち合わせをした。数ヶ月前に、若い働き盛りのフリーランスの息子さんが、働き過ぎか脳血管障害で緊急搬送された大学附属病院からサポート依頼があって、ネットで投資して居た内容を記憶障害で開封できなかった。

 その解析を長男に大阪迄来てもらってIDやPWを解析して貰って財産データを作って、私が息子さんの成年後見人に就任した。その最初の財産報告に、再度長男に来て貰って開封して投資と預金の残高を確認して貰わないといけない。その来阪日程の調整を行った。

 その打ち合わせを終えて、最後に忌避して居た仕事をした。市役所を通じて、病で視力を失い始めて居る相談者へ事前に安心できるように今のうちに将来のサポートの契約をしておきたいとの方と面談した。その時に、質問に対して事実を伝えなかったり虚偽を答えて居た。

 訪問した部屋で、申告を否定する資料が目に入った。それを指摘すると、認めた。その大事な連携先がケアマネジャーだった。その所属事業所と個人携帯電話に掛けたが、両方とも出なかった。

 しかし、マンションに戻って食事の準備中に連絡があってお話し出来た。それに続いて、結構若い男性が生活保護と居住の確保で連絡があった。不動産仲介業者に繋いだ。続いて、以前に当社の介護養成校で卒業した受講生から資格者証書を紛失したので再発行依頼があった。

 やっと出発となって、午前中準備した資料を持って相続の相談者宅へ向かった。早く着いたので、車の中で休んでいると、後見センターのトラブルメーカーからトラブルへの相談があった。特に問題のない成年後見人として当然の手続きを行った副作用が、親族に起こってその親族が手に負えないような人物で、成年後見人や行政や社協などに怒鳴り込んで、全員集めろとか責任者出せとか脅されて居るという。

 その対応を相談されても、正常な常識人では無い輩に対応する知恵は持って居ないので、顧問弁護士に相談する様に提案した。

 これから、相続関係者が集まる部屋に入って、それぞれの思惑が交差して新たな展開になって、我慢し切れず途中で退席した。後日、機会を得て記録したい。