行政書士から拡張業務へ

基本資格行政書士を活用して代書屋からの展開

歩き始める

 少しずつ、以前の生活パターンに戻りつつある。年齢が年齢だけに回復する時間は掛かっている。

 午後一番に定期受診している関西電力病院脳神経内科に行った。巨大な建て替えしたばかりの新しい病院に入って、受付機器に受診カードを挿入して受付を済ます。打ち出された受付票を持ってエスカレーターで上がって受診科のあるフロアにある受付に受付票を提出する。

 「MDカードはお持ちになりましたか。」

 「あッ、忘れて来た。」

 大きな声を出してしまって、移動支援で同行して来た三輪さんが驚く。

 この病院へ通って10年以上、24時間の記録されているデータを忘れたのは記憶では初めてだった。 

 それでも、受診がいつもの通りして頂いた。主治医は脳神経内科の上から2番目の偉い医師だ。今日もいつものように、データが無くても長時間お話しさせて頂いた。

 殆どが、医療関係ではない経済や日本の現状や将来の懸念、そうして国防までに及んだ、大半が考えや思いが同じで、私のとってはより良い時間だ。

 気持ちよく過ごして、階下に降りて会計8800円を機械で済ませて、イートインスペースに行って、喉を潤して帰路に着いた。

 途中、鶴見緑地公園に立ち寄った。未だ、本調子ではなかったので、多くを歩く自信は無かったが、三輪さんに休み休み歩けば、と言われて公園を小さく回ることで決めた。

 この気候なので、紅葉は薄かったが、時期がズレてコスモスやバラが咲いて居て気持ちが良い疲労感を得て2時間コースを終えた。

 コースを巡っている時に、リハビリテーション病院から電話で、事務委任契約を交わしている患者のリハビリ期間終了後の施設入所について相談があった。

 加えて、未だ若くして障害を得た身体になったので、介護保険よりも障害の認定申請の相談があって、当然の事ながらその2点ともご本人の意思を確認して実行していただくようにお願いした。

 関西電力病院に向かっている時にも、メールでやり取りしている、転居に際しての緊急連絡先などの依頼に契約書原本をメール添付にて示して、面談に移行することになった。

 その待ち合わせ場所をホテルのレストラン&カフェに決めた。処が、ネットで確認すると午後2時で一旦クローズとなって居たので、2時約束を変更する必要があると午前中メールして居た。

 それに対して、電話があったのはその件に関して、

 「レストランに電話して確認すると、料理の提供は一旦クローズだが。喫茶だけだったらオープンしているという事です。」

 との、連絡を受けた。

 また、初めてお会いするので、私と補助員の三輪さんの顔写真を送ったのに対して、自分も今夜仕事が終わって帰宅したら後に送ります、との事だった。

 

 午前中は、調子が良くなって来たので、一気に溜まっている仕事を処理に掛かった。明日、訪問する予定の相続手続きをまとめて資料作成を一気に済ませてしまおうと、預かっている通帳の写しや多数の権利証、遺言書正本、投資証書から、貸家賃貸契約書を点検して必要なものをコピーして居た。

 中には境界線の確定をするための協議会設置などの公的な書面もあった。それを見ながら、今後の手続き推移を頭に描いて居た時に、招かざる社員が来た。

 レンタカーを自由に使う為の法人登録を行って居るが、後見センターに独自の判断で利用手続きなどの処理を認めて居た。その時の手続きを行って者や管理者登録をした者が退職して居た。追加で希望する者がいたので、今まで通り自分たちでネット上で手続きするようにしたら良いのに、中途半端な公務員上がりの非常勤者が、三輪さんに手続きを頼んくれという。

 何を寝ぼけた事を言って居るんだ、こんな少人数で運営して居る法人で、それぞれが自分nのことは自分でするのが当たり前だ。公務員上がりの中途半端な人間に情けをかけて仕事を与えて居るのに、自主自立が社是なのだから、合わないなら合うところに行けばいいじゃないか。人が苦労して作り上げた組織を破壊するなど許せないと思う。

 理事だから三輪さんにお願いして、というがなんで理事が非常勤がPC操作が出来ないからと言ってしなければならないのか。同僚に教えて貰いながら操作すればいい。

 そんな中途半端な公務員上がりの非常勤者の代弁者として来た、またコレも引っ掻き回して楽しんでいる後見センター常勤社員に問うたのは、

 「その手続きを取ることによって誰が恩恵を受けるんですか?」

 「、、、、、分かりません。」

 「それじゃ、やめたら良い。」

 「いや、私たちです。」

 「それじゃ、自分でやればいい。」

結論は、最初から決まって居た。

 自分の事は自分でせよ。