行政書士から拡張業務へ

基本資格行政書士を活用して代書屋からの展開

ヘンテコな施設と相談者に拍子抜け

 二日間の、グルメストレス解消、博多出張の余韻も無く、通常通り出勤する。最近は、このブログの興味をそそる内容を幾つも読んで引き込まれている。

 気付いたら、4時間は読んでいた。ある方のブログにNICEを押している方は、その方と似たような環境にある投稿をしている方が多く一定の集約がされる事に興味もある。

 私が興味がある分野の方のブログにぶつかると、過去の投稿に遡って読んで勉強させて頂く。私と同じような人生を辿った人や何かに挑戦する人、同じ年代の人、独居の人などの投稿を読んで繋がっている様な意識になる。

 先日、高齢者向けのセミナー講師をさせて頂き、好評だったようで追加で別の地域でのセミナーを依頼された。自分では、気が向かないテーマを求められて実経験を元にお話ししたものが良かった様で、同じテーマでと要望された。

 このサイトの中から、参考になる生き方や考え方などを盛り込んでお話ししてみようと思う。私は、人の生き方を聞くのが好きで、今日も午後から市役所を通して財産管理などの依頼のあった方へ面談に向かうので、契約書を作成した。

 ただ、市役所職員から情報を得ただけで具体的な話しを直接伺っていないので、あまり先走った事をする気持ちはないので1分野だけの契約書案を作成した。

 スイッチが入ると人が変わった様に激怒すると言う情報だったので、話しを聞くだけで終わる可能性もある。

 その他、以前面談をして2ヵ月程度経過して一向に進まないので、ケアマネジャーから問い合わせする様に言われて相談者の親族が、その後どうなったのか電話を掛けて来たのが先週だった。その日程を決めるために親族に電話した。11月第二週に訪問する事にした。

 そんな中、今日も住宅を確保したいので支援して欲しい、との電話があった。隣の市の市役所から当方の紹介を受けたと言う。現代の世相を反映する若い女性のシングルマザー選択で、住居が決まり次第実行に踏み切ると言う。

 直ぐに、不動産仲介業者に紹介して要望に対応する。切実な理由を聞くにつれて、将来の日本の社会が変貌するのが心配になる。

 今日も、谷村新司さんへの哀悼を表して「帰らざる日々」「遠くで汽笛を聞きながら」「三都物語」を聞いてマンションに戻る。

 昼食を摂取して、1時半に出発する。施設には、5分前に到着する。小さな有料老人ホームに入った。応対に出て来た若い女性職員の態度が悪いのには驚いた。何しに来たんだ、と言わんばかりの目付きで睨んで、挨拶もしない呆れ果てた態度に、逆に憐れさを感じた。評判通りだった。

 それを察知して約束していた入所者が出て来て、自分の部屋に案内してくれた。余りにも狭い部屋で、仕切りも無く便器が剥き出しで呆気に取られた。

 敷きっぱなしの布団の上に座る。隙間がないほど、狭い。ここから1時間ほどアセスメントを行った。話しが一定しない。言った言葉を念押しして確認した後に、話しを進めていく間に先の言葉を確認すると、

 「そんな事は言っていない。」

 「いや、言いましたよ。」

 「言っていない。」

 そんな無駄な時間を過ごす。

 例えば、成年後見人が付いていると言って説明を受ける。審判通知書も無ければ、後見人と言う弁護士の名前を聞いても知らない。

 家庭裁判所に行ったと言うので、確認をすると、家庭裁判所の言葉が無くなって、公証人への面談に変わって最後には弁護士事務所に行ったと変化して、まともなアセスメントが出来ない。

 介護は受けていない、と言っていながら訪問看護の契約書が出て来た。毎週1回来ると言う。ケアマネジャーなど知らない、と言っていながらケアを受けているとバレると、ケアマネジャーの氏名や所属法人など詳細を言い始めるので、午前中に作成した契約書の提示は止めた。

 夜になって、昨日、電話で住宅供給公社へ賃貸の申込したい緊急連絡先就任の要請があった女性から無事申し込みが済んだ、との報告メールがあった。

 今日の重く垂れ込めた雨雲の様に。スッキリしない気持ちで戻った。