行政書士から拡張業務へ

基本資格行政書士を活用して代書屋からの展開

市役所戸籍係の思いやりに救われて

 本当に士業として恥ずかしい思いをした。それでも、市役所の戸籍係の窓口の方の適切な対応で事なきを得た。

 本当にお恥ずかしいので、詳細は記録したくない。

 昨日、兵庫県尼崎市に行って委任状受け取って吹田市役所に午後から行った。

 戸籍ブースに行くとその場で用件を聞かれて、案内され必要な用紙を渡されて記入する記入台に行く。

 その用紙に記入し始めて、やっぱりファイルを持ってくるべきだったと後悔した。委任状だけでいいだろうと、安易に決めてしまった。ファイルは、その方の多くの情報が詰まっていて持参するにはそれだけの覚悟が必要だ。

 それでも、一旦は持参しようと準備した。それを持ったら余りにも重くて、分解して持参してもいいのだが後からバラけてしまう恐れの方が強くて置いてしまった。

 何故なら、本籍地を記入しなければならないのに、何も情報が書いてあるものを持って来なかった。

 委任状には、本籍地を書く欄がなかったので、本籍地は分からず書けない。戸籍謄本を求めて来たのに、その本籍地が書けない。

 これまで、何度も各地で戸籍謄本を受け取りに行ったのか。すっかり忘れている。今度は、戸籍筆頭者の生年月日が分からない。

 後見申立人が、旦那さんから奥さんに変更して、奥さんが麻痺で動けず、私が代わりに取得する為委任状を受け取って来たが、戸籍筆頭者の氏名は知っているが、生年月日まで覚えていない。

 多くの項目を書けないままに、窓口に提出せざるを得ない得なかった。当然の事ながら、それらの情報が無い中では受付出来ない、との言葉を聞いたが、それは原則だった。

 「本籍地は、吹田市で間違い無いですか?」

 「はい、それは間違い無いです。」

 「吹田市、なに町か分かりませんか?」

 「すみません、わからないのです。」

 「代理人ご本人の、本人確認を見せて下さい。」

 と、言われてマイナンバーカードを出す。

 「委任状に書いてある住所と違いますが。」

 その時に、気づいたが遅い。

 住民票は自宅のある埼玉県さいたま市になっていて、委任状に書いてある住所は現在の私の所在地大阪府守口市になっている。何でこんな基本的な間違いを冒しているのか。

 「すみません。現在の事務所の住所を書いてしまいました。」

 「この住所の上に住民票の住所を書いて下さい。」

 加えて、説明させて頂いた。

 この方の戸籍謄本が、なぜ必要なのか。成年後見申立人としての戸籍謄本が必要である事。本来なら、後見人申立人として旦那さんの戸籍謄本を求めるのなのだが、病に倒れて奥さんに変更になった。

 奥さんと、成年後見人が必要となる旦那さんの弟さんと、奥さんの親族関係を証明できる戸籍謄本が必要で、そうなると旦那さんの親の戸籍謄本が必要となって来る。

 旦那さんの親と後見人が必要な旦那さんの親と同じ親なので、その関係が分かれば奥さんの戸籍筆頭者が弟さんと兄弟なので、奥さんが4親等以内となるので、申立人としての要件が満たされる。

 その説明を理解して頂いて、もう一枚の戸籍謄本発行申請を行った。

 「調べるのが沢山あって、時間が掛かります。出来上がったらこの番号が呼ばれます。」

 それを聞いて、大丈夫だと思ってホッとして待機した。

 長い時間は、自分が大きなミスを重ねて居ながら、何とか市役所の職員の思いやりに救われて職務を終えた。

 番号を呼ばれて、頂いた2通の戸籍謄本を地下のコンビニでコピーを撮って、家庭裁判所宛に準備した来たレターパックに入れて近くのポストに投函した。

 もしかして再度出直す必要があるのでは、という不安の重圧に耐えて、何とかクリアした。


 昼に、不動産建て替え業者から転居支援の電話があった。今回は、事務所近くの市域や北大阪地域とは異なって、大阪市の中間に位置する阿倍野区を指定された。

 この区の名称の由来だと思うが、安倍晴明を祀った阿倍野神社の近隣にある文化住宅の建て替えに伴う居住者の転居支援依頼だった。

 文化住宅を別の利用に転用するので、高齢者への転居立退がスムーズに行く様に、転居探しから始まる。

 今回は、超高齢者なので親族が当事者の代理人となっていて、大阪でも河内の方へ行って契約する事となる。

 今回の依頼は、合計3ケースなので合計200万円位になる。


 株式会社の6月決算対策として、この地域にある4ヶ所の事務所家賃年間分を先払いしたいと、先日、オーナーにお願いしていた。

 それが。未だ、請求書が手元に来ていない。今月が決算なので、今月中に支払いをしたいのに、まだ来ないので、オーナーの建設会社に電話した。

 「大東市の本社に送ってしまいました。」

 参った。

 暫くして、再度請求書を作成してここの事務所に投函してくれると言う。

 決算日が近いので、経費の付け替えを行う為に費用の算出をした。家賃、携帯電話代、住民税、小口現金、立替金など調べてメモして午後から銀行にて株式会社、NPO、私個人間で付け替え調整を行った。

 株式会社とNPO法人の労働保険料金を社会保険労務士に算出して頂いて、その振込を行った。

 NPO法人の、前期決算報告書と予算書理事報酬、理事重任やNPO法人の、私への報酬の承認を理事会および社員総会で決議して貰った。

 加えて、理事重任の理事会及び社員総会の議事録を作成する。